これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「ピークシフト」

  • ■ “節電疲れ”を解消する新たな考え方
  • ■ ポイントは、無理なく節電を継続すること

2011年の東日本大震災後、国をあげて取り組まれた節電。しかし、震災から3度目の夏を迎えようとしている現在、節電=我慢ととらえてストレスを感じる“節電疲れ”に悩む人もいる。そこで、無理のない節電ができる『ピークシフト』という考え方が注目されている。電力使用のピークは、職場や家庭でエアコンが稼働する午後1時~4時。この時間帯の電力消費を、夜間や休日などピークを外した時間帯にシフトする方法だ。たとえば掃除機をかける時間帯をずらしたり、タイマー機能を利用して夜間に洗濯をするなど、少しの工夫で節電が可能だ。近頃では、ピーク時以外は内蔵のバッテリーで動作するピークシフト対応家電も販売されており、徐々にピークシフトの浸透が図られている。この先節電を習慣化するためには、このような方法で無理せず継続できる工夫が必要だろう。

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02「弾丸登山」

  • ■ 突発的な富士登山が問題化
  • ■ 世界文化遺産への登録までに解決なるか?

世界文化遺産登録を目指す富士山に、新たな課題が浮上している。通常、富士登山では山小屋を利用し十分な休息をとった上で山頂を目指す。しかし近年、夜間に車で5合目に到着し、一気に山頂を目指す『弾丸登山』が問題化しているのだ。富士登山者の約30%は弾丸登山だというが、体力低下による高山病や登山道の混雑を招くおそれがある危険な登山スタイルだ。対策に苦慮する山梨・静岡両県は、観光庁に自粛を呼びかけるよう要請した。これからも富士山は登山者数の増加が見込まれるため、入山予約制や入山許可証の発行など、さまざまな対策案が浮上している。管理体制の早急な見直しが求められると共に、登山者の知識とモラルを今一度見直すべきタイミングが来ているのではないだろうか。

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03「京都版トキワ荘事業」

  • ■ 経済的負担を軽減するシェアハウス
  • ■ 才能を伸ばすために様々な支援を行う

京都市といえば、日本初の漫画博物館である京都国際マンガミュージアムを開設するなど、漫画の発展や普及に力を注いでいることで知られている。その京都市と京都国際マンガミュージアムが始めた新たな試みが『京都版トキワ荘事業』だ。トキワ荘とは、手塚治虫などの日本を代表する漫画家たちが寝食を共にしたアパートとして知られている。そういった漫画家の活動拠点を、京都に作ろうというのが今回のプロジェクトで、入居者の募集を開始したのだ。安価なシェアハウスを漫画家志望者に提供し、互いに切磋琢磨できる環境を用意。さらに漫画家向けのセミナーや出張編集部、仕事の斡旋といった支援も行っている。漫画やアニメーションは日本が世界に誇る文化のひとつ。それを今後担っていく才能が、こういった取り組みから生まれることを期待したい。

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04「スマホ決済」

  • ■ いつものように支払い可能!
  • ■ 広がりつつあるお手軽カード決済!

小さくて四角い機器を自分のスマホのイヤホンジャックに挿すだけでカードリーダーへと早変わり。スマートフォンを使った新しいカード決済のサービスを提供するのは、今年日本に上陸したSquare(スクエア)だ。従来の据え置き型カードリーダーは、10万円程度のコストがかかり、手数料も高かった。しかし、スクエアは、機器は実質無料、手数料も3.25%と比較的安価な設定となっている。これにより北米ではすでに様々な業種で注目され、スターバックス7000店に導入されるなど多くの場所で受け入れられているようだ。日本でも、個人商店や中小企業などが、初期費用がかからないことなどを理由に積極的に利用し始めている。これをきっかけにカード決算がもっと手軽なものになり、消費社会活性化に期待したい。

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05「新経済連盟」

  • ■ 新しい時代の潮流になりうるか!?
  • ■ 日増しに高まる政治への影響力

日本の大きな経済団体といえば、日本商工会議所、経済同友会、そして日本経済団体連合会(通称:経団連)の3つ。だが今その構図に新たな変化が生じている。楽天の三木谷社長を旗頭とする、eビジネスやIT関連の企業を中心とした新経済連盟の台頭。安倍政権との距離をぐっと縮め、政治への発言力は日増しに高まっている。次回の参院選におけるネット投票の導入も、両者の蜜月関係によりもたらされたものという噂もあるくらいだ。ただ、こうしたパワーバランスの変化は、ビジネスの形が変わってきている証拠でもあり、事業成功のチャンスをつかむためには、新しい時代の潮流を読む力が大切なのは間違いないだろう。

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06「エイジング加工」

  • ■ 新しい物をわざと古くする加工
  • ■ ひと手間加えてアンティーク感を楽しむ

“アンティーク風”“ヴィンテージ風”。この言葉に心惹かれる方は、結構多いのではないだろうか? そして今、新品の家具やインテリア雑貨を、わざと古びたような風合いにしたり、長年使い込まれたように仕上げる『エイジング加工』というものが注目されている。例えば、色を重ねてはがしたり、ペイントで錆などを表現したり、釘やヤスリなどで傷つけてみたりと、方法は様々。これといった決まりはなく、とにかく“雰囲気のある”感じになればいいのだとか。最近は家具に限らず、洋服や靴、バッグなどを加工する人が増え、その幅を拡げている。“新しい物をわざと古くする”といった、一昔前では考えられなかったこの発想。頭を柔軟にし、世界に一つだけのオリジナルアイテムを作ってみるのも楽しいかもしれない。

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07「API活用」

  • ■ 便利になるか?注目のAPI!
  • ■ 官公庁がウェブサービスで初の試み!

アンケート統計や地図、天気予報等…これらのデータを利用できるAPIがビジネスの場で注目されている。APIとは、Webアプリ開発に必要な複雑なプログラムを簡潔にできるようにしたサービスのこと。このAPIを利用することで、TwitterのデータとGoogleの位置情報を掛けあわせてリアルタイムの呟きを表示させるマップなどの複雑なアプリを開発できるのだ。このため、多くの企業からAPIの提供が積極的にされており、アプリを通して知名度を上げるなどの相乗効果を狙っている。そして、ついに官公庁でもwebサービス「次世代統計利用システム」を発表。官公庁が所有している統計データとAPIを一般の人も利用できるようにした初の試みだ。これによって信頼度の高いデータによる高精度なアプリ開発がされるのではないかと期待が高まっている。加速するwebサービス業界から今後も目が離せない。

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