これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「未病外来」

  • ■ 放置すると病気になる可能性の高い体の状態=未病
  • ■ 生活習慣を改善し、健康を保つための外来が話題に!

病気とは診断されないが健康とも言えない状態のことを、東洋医学の概念で“未病”と呼ぶ。つまり、今のままの生活習慣を続けていると、いずれ病気になってしまう状態のことだ。日本人の人間ドック受診率は高いというが、異常値を把握しながらも、自覚症状がない限り何も対処していない人が多いのもまた事実。そこで近頃注目されているのが、さまざまな検査やカウンセリング、栄養指導などが受けられる『未病外来』。未病外来は、まず現在の体の状態について把握することから始める。そして、生活習慣病やガンなどの発症を未然に防ぐためにはどのような対策を講じればよいかを、さまざまな観点から考えることができる。10年、20年後の健康を支えるためには、体のサインに耳を傾けることが第一歩だ。

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02「もたぽんこ」

  • ■ とってもキュートな大人のおもちゃ?
  • ■ 低価格の“電ちゃり”が密かにブーム!

“電動バイク元年”と言われてから約3年。今までホンダ、ヤマハ、スズキの国内大手3社を中心に販売されていた電動バイクだが、ガソリン車の燃費性能が上がり、価格も高いことから、売上は伸び悩んでいる。そんな電動バイク市場に彗星のごとく現れたのが、電ちゃり『もたぽんこ』だ。丸みをおびたフォルム、カラフルなカラーリング、車に乗せて一緒にドライブに行けるほど小型で軽量。もちろん、環境にも優しく、家庭用電源で1回充電すれば20km〜30kmも走行可能だ。さらに、価格も今までの電動バイクに比べ非常に安いということもあり、今女性を中心に人気を集めている。地球環境にも家計にも優しいこの電ちゃり、家庭におひとついかがだろうか?

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03「グーグル法」

  • ■ 報道機関のニュース記事を守るための法案がドイツで施行
  • ■ グーグル頼りのメディアの実情が浮き彫りに

大手検索サイト・グーグルのサービス「グーグルニュース」では、さまざまな報道機関のニュース記事のリンクを一覧することができる。しかし、報道機関の立場からしてみれば、コストをかけてつくりあげたニュース記事を利用して収益を上げられては、たまったものではない。そこで、報道機関がインターネット上で配信したニュースを検索サイトが転載する場合に、使用料の支払いなどを義務づける法律・改正著作権法、通称『グーグル法』が2013年3月にドイツで可決された。しかし、同年8月にいざ同案が施行されてみると、グーグル経由のアクセスが減ることを懸念し、料金を請求する報道機関は皆無。検索サイトに頼らざるを得ない報道機関の実情が露呈した。各メディアの未来にとって、果たしてグーグル法は味方となるか。

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04「ウェザーリポート」

  • ■ ゲリラ豪雨がもはや夏の風物詩に…
  • ■ 予報困難の壁を突破する新サービス

突然の雷雨。河川が増水し、下水があふれ、落雷によって交通機関がストップする。もはや連日の猛暑のつきものといってよいゲリラ豪雨。急激に発達する雨雲をピンポイントで予測することは難しく、効果的な対策を打てない状況が続いていた。そうした課題をクリアする手段として、株式会社ウェザーニューズが手掛けるウェザーリポートというサービスが注目を集めている。その仕組みは全国約30万人の会員が、現地の空模様をリポートすることで、予想精度を大きく向上させるというもの。ケータイのカメラで空の写真を撮影して送ることで、ゲリラ豪雨の元凶となる雨雲を事前に察知できるのだ。気象庁が設置するレーダーなどよりも数と密度に勝り、リアルタイムのリポートが常にアップされるのが特徴である。こうした情報は小売店の販売予測データにも活用されており、天気といえば気象庁という常識が塗り替えられつつあるようだ。

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05「ステッカーファインド」

  • ■ 物忘れの多い人の強い味方!
  • ■ これで探し物も解消!?

テレビの前で「あれ、リモコンはどこだ?」と探し続けて十数分…。こんな経験はないだろうか? そんな時の強い味方が『ステッカーファインド』。使い方は簡単。500円サイズのボタンステッカーを、失くしがちなリモコンや鍵などに付けるだけ。すると、失くした時にスマホ専用のアプリを開くと、ステッカーに内蔵された三種類のアンテナがスマホへ信号を発信。ユーザーの位置からの方向や距離をトラッキングしてステッカーの正確な位置を検知することができるのだ。小さい子どもの洋服に付けて、迷子探索機にすることも可能で、使い方は様々。まさに、いままでありそうでなかったアイデアグッズ! …なのだが、検知するためのスマホは最低限失くさないようにしっかり管理しよう。

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06「LEAN IN」

  • ■ 現代社会が未だに抱えている問題
  • ■ もっと女性が入り込む社会へ

最近、アメリカ中で女性の社会的地位と現状に関する議論を巻き起こし、日本でも注目されている本がある。FacebookのCCOであるシェリル・サンドバーグの著書『LEAN IN(リーンイン)』。女性がビジネスで活躍する場が増えたとはいえ、未だに多くの企業や政府のリーダーの大多数は男性が占めている。このように社会では、女性の声は平等に扱われていない現状があり、日本はそれがより顕著のようだ。タイトルであるLEAN INの意味は、バイクのライディングテクニックのひとつ、リーンイン(内側へ入り込む状態)に由来する。何年も男性が優先されるという古い価値観に対して、女性はもっと恐れずに「入り込んで」いくべきなのだと著者は語っている。現代の日本においても、未だに女性の立場は男性より低いことが多い。この現状を変えるためには、女性が社会の内側へ一歩踏み込む意志を持つことが重要なのかもしれない。

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07「クラウドワーカー」

  • ■ Webを介して世界中から集められた人材
  • ■ 余暇を利用して作業をするという仕事の形

製品やサービスが開発される際に必要となってくるのが、社外に作業を委託するアウトソーシング。近年では、その形態のひとつである「クラウドソーシング」が注目されている。通常では、開発は専門の開発者が行うのに対し、クラウドソーシングでは一般の群衆(=クラウド)が協力して開発を行うという性質を持っており、そういった形式で働く人々を「クラウドワーカー」と呼ぶ。Webを介して世界中から集められたその人材は、主に余暇を利用して作業を行うことが多く、コミュニケーションもWebで行われる。作業者としては、自分の好きな時間に興味のある仕事をすることができ、雇用側としても、特に大量の単純作業などでは大いに効果があるという。成果に応じた報酬を参加者に支払うというビジネスモデルも考案されており、今後は“余暇”を利用してのみではなく、こちらを本業としていく人も増えていくのではないだろうか。

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