これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「手足口病」

  • ■ 猛威をふるうウイルス性感染症
  • ■ 2011年に次ぐ全国的な大流行

全国の患者数は13万人以上。ウイルス性感染症『手足口病』が、免疫のない乳幼児を中心に猛威をふるっている。過去10年で最大の流行となった2011年に次ぐ流行といわれており、現在34都府県で警報レベルを超えているという。手足口病とは、子どもを中心に流行する感染症で、罹患すると口の中や手足に水疱性の発疹が現れる。口内炎になると食事や水分補給の際に痛みをともなうため、この時期は脱水症状や熱中症につながる恐れもある。暑さの厳しい夏季には特に注意が必要だ。気をつけたいのは、手足口病にはワクチンや特別な治療法がない点。まずはうがいや手洗いを励行したり、なるべく感染者と接触しないようにしたり、基本的な感染予防がキーとなる。気温と湿度の高い夏から秋は、感染のピーク。全国的な大流行に負けないためにも、まずは徹底した感染予防が必要だ。

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02「こごまちゃん」

  • ■ わずか12歳でお店の看板娘に!
  • ■ 天才料理少女のレシピ本がぞくぞく登場!

これも子役ブームの一環なのだろうか。ドラマ『マルモのおきて』で、芦田愛菜と鈴木福の2人が大人顔負けの演技力で脚光を浴びたのが2011年のこと。今度は、ある天才料理少女が世間の注目を集めている。その名もこごまちゃんだ。小学1年生で初参加のウィズガス全国親子クッキングコンテスト東京大会の優勝を手始めに、さまざまなコンテストで優勝を飾ってきた実績を持つ。そして、その実力と話題性が認められ、すでに書店には複数のレシピ本が並んでいる。そんな彼女の料理は、実際に彼女の母が経営するお店『酒ごはん屋 あかね雲』で楽しむことができる。これからの彼女の成長と、さらなる料理の上達が楽しみである。

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03「HICKIES」

  • ■ スニーカーに別の表情をプラス
  • ■ アメリカ生まれのほどけない靴ひも

靴ひもの締め付け、結び直しが面倒だからと、あらかじめ靴ひもを緩めにしておいて脱ぎ履きしている人はいないだろうか? しかし、ひもを緩くしていると靴が傷む原因になり、なにより履き心地も悪くケガにもつながる。そこで登場したのが『HICKIES(ヒッキーズ)』。HICKIESは、伸縮するラバー素材でできており、ひもの代わりに取り付けることで靴の脱ぎ履きをスムーズにするアイテム。取り付け方も簡単で、HICKIESを靴ひもの穴に通して、本体の端にある穴をもう一端に付いているヘッドと呼ばれる留め具に引っかけるだけ。また、伸縮性に優れているので、ひとつのサイズで子どもの靴から大人の靴まで対応可能だ。さらにカラーラインアップも豊富なので、靴の色や自分の好みにあった色の組み合わせを選ぶことができる。靴ひもでお悩みのアナタ。HICKIESなら手間を減らしつつ、お気に入りの靴を長持ちさせられるかもしれない。

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04「母になるなら、流山市。」

  • ■ 自治体による広告展開で人口1万人増!
  • ■ 数十年後の流山市は、一体どうなるのか?

千葉県・流山市には取り立てて大きな企業や商業施設はなく、人口数の低迷と住民の高齢化が懸念されていた。そんな中たどり着いたのは、マーケティングとブランディングによる戦略。公園や緑地、戸建て住宅の多いのんびりとした風土を活かし、ファミリー層へのアプローチを強化したのだ。『母になるなら、流山市。』をメインコピーにイメージ広告を展開し、都内の主要駅などを中心に「流山市=子育てしやすい街」であることをアピール。現在では、30歳代の若いファミリー世帯を中心に総人口が右肩上がりだという。ここで想起したのが、東京都板橋区の高島平団地。建設当初は新興住宅地として若年層が数多く入居したが、独り立ちした子どもたちが団地を出たことにより、居住民の高齢化率は全国平均を大きく上回る状態に。人口1万人増という点から注目の集まる流山市だが、高島平団地の轍を踏まぬよう願うばかりだ。

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05「湯シャン」

  • ■ シャンプーとリンスにさよなら?
  • ■ 長期継続者のクチコミが人気の理由

世界でも無類のお風呂好きといわれる日本人。洗髪するときに使うシャンプーの種類にもこだわりが強い人が多いようだ。ところが最近、お湯だけで洗髪をする『湯シャン』が若者を中心に人気を集めている。この驚きの洗髪方法は、シャンプーとリンスに含まれている化学薬品が頭皮を傷めたり、洗いすぎで皮脂バランスを崩してしまう、という考えのもとに生まれたようだ。実際に数ヶ月湯シャンを試した人からは、「毛髪のベタつきが改善された」などの感想が寄せられており、このコメントに背中を押されて始めたという人も多い。お湯だけなので自然に優しいのも人気のポイントのようだ。自分に合うシャンプーが見つからない人は、思い切ってシャンプーやリンスに頼らない洗髪を試してみるのも良いかもしれない。

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06「スマートアグリ」

  • ■ 農産物の輸出戦略において鍵を握る新しい農業
  • ■ IT技術で制御することで効率化を図る

農産物輸出大国と言えば、どこを思い浮かべるだろう。実は、世界第2位となっているのは、日本の10分の1程度の国土しか持たないオランダなのだ。このオランダの農業を支えているのが『スマートアグリ』。直訳すると「賢い農業」なのだが、その実態はIT技術を駆使した農業技術のことだ。光の量や肥料などをコンピューターにより制御してしまおうというものである。それにより、作物をより多く、均等に栽培することが可能となるのだ。現在、日本ではアベノミクスの一環として、農産物の輸出を増加させる方針を打ち出している。しかし農業人口の高齢化や、一般企業の参入が難しい点から、その現実化には疑問が残る。そこでスマートアグリが普及していけば、少ない労働力で高品質な農作物を作ることが実現可能なのだ。当然、農家からは少なからず反発も予想されるが、輸出増加政策が画餅と帰すのかは政府の決断に委ねられることとなりそうだ。

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07「富士山コーン」

  • ■ 工事現場に富士山出現?
  • ■ 世界遺産効果はいつまで続くのか

富士山が世界遺産に登録されて、はや二ヶ月近くが経とうとしている。世界遺産登録記念のお菓子やおみやげがたくさん登場している中、ある意外なものが注目されているという。青と白のコンストラストが美しい『富士山コーン』の正体は、その名の通り工事現場などでよく見かけるカラーコーンだ。三角形の形を上手く活かし、上下を白と青で塗り分けた可愛らしいデザインが観光客に人気のようだ。以前から販売はしていたのだが、世界遺産登録をきっかけに売り上げは3倍になったという。富士山付近の商店街やおみやげ屋も世界遺産効果の恩恵を受けているが、大事なのは、一過性ではない長い目で見た地域の活性化だ。今後は富士山とコラボした、どんなアイデアが生まれるか期待したい。

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