これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

時流度チェック

01「水のゼリー」

  • ■ 夏場に人気のゼリーは水が主役!?
  • ■ 柑橘系のソースでお好みの味に

ギラギラ照りつける太陽の下からやっと家に帰って一息…。そんなとき涼味の主役といえば、アイスにジュース、そして忘れてはいけないのがのどごし爽やかなゼリーではないだろうか。そこで今夏、にわかに話題となっているのが銀座コージーコーナーから発売された『水のゼリー』だ。天然水を使用した無色透明のゼリーに、オレンジやシークワーサーなどの柑橘系のソースをかけていただく。実は水で作るゼリーは巷でも話題となっており、中には自作して、好みのソースやフルーツのトッピングなどさまざまな趣向を凝らしている人も。まだまだ暑い日が続くこの時期、訪問先へのちょっとした気遣いとしても、このもの珍しい水のゼリーは喜ばれるのではないだろうか。

ページTOPへ

02「ホールフード」

  • ■ 自然のおいしさをまるごといただく
  • ■ 安全な食を追求し、環境問題を見つめなおす

一説によると、アメリカでは2030年には成人の半数が肥満になる可能性があるという。その原因の1つは、保存や見栄えのためにさまざまな化学成分を使用したプロセスフーズ(加工食品)にあるといわれている。そこで、アメリカ西海岸エリアを中心に徐々に広がりつつあるのが『ホールフード』という考え方。ホールフードとは、精製(プロセス)した食材ではなく、葉や根、皮の部分まで、食材を余すことなくまるごと味わうことで、本来の栄養やおいしさをいただこうという発想だ。アメリカの自然食料品スーパーマーケット・ホールフーズも、同様のコンセプトで絶大な支持を集めている。安心して口に入れられる食材を選ぶためには、自ずと土や水など環境全体に目を向ける必要性が出てくる。食をきっかけに環境問題を見つめなおす時代が来ているのかもしれない。

ページTOPへ

03「リファービッシュ品」

  • ■ 新品と中古品の間の製品
  • ■ 初期不良で返品された商品を修理して再販売

続々と新商品が発売され、競争が激化する家電業界。そんな中、最近注目を集めている製品がある。その名も『リファービッシュ品』。リファービッシュとは、初期不良などでメーカーに返品された商品を、修理して再び販売すること。再販売するので中古品扱いにはなるが、メーカーの手で整備されていることから、一般の中古品とは区別して販売されることが多い。この製品のメリットは、まず価格。諸状況によって異なるが、新品に比べ3割~4割安い。そして、最大の魅力は通常の中古品にはないメーカー保証が付くことだ。ほとんどの場合は3ヵ月程度と短いが、生活者にとっては安心だ。良い商品を安く買いたいという生活者の願いをかなえるリファービッシュ品は、これからも広がりを見せそうだ。

ページTOPへ

04「キュレーションコマース」

  • ■ 「選ぶ」より「選んでもらう」!
  • ■ 商品の価値は「キュレーター」にかかっている

買い物をするときに、良い物を選ぼうと吟味しすぎて、ついつい時間を浪費してしまう人はいないだろうか。そんな人を中心に、注目されているサイト「HATCH」。HATCHは、お茶や本、スパイスや調味料など、その道のプロが厳選したアイテムを毎月届けてくれる定期購入型サービスだ。肝心の商品は、何が届くかわからないため、その価値や信頼は、選別する人物(キュレーター)に委ねられているのが面白い。様々な情報が溢れかえる現代、それらを独自の価値基準で選別、整理をして販売する『キュレーションコマース』は、新しい試みとして注目されている。消費者が「商品を選ぶ喜びと手間」を捨て、「時間節約」と「選んでもらう楽しみ」へシフトしている現れなのだろうか。今後のキュレーションに対する世間の反応に注目したい。

ページTOPへ

05「トモダチ大使」

  • ■ 新しい駐日大使にケネディの娘
  • ■ 日米間の架け橋となりうるか

1960年代のアメリカに彗星のごとく現れた若きリーダー、ジョン・F・ケネディ。1963年に凶弾に倒れたものの、そのカリスマ性は今日でも語り継がれている。今年の秋、その娘であるキャロライン・ケネディが次の駐日大使に任命される見通しとなった。彼女は外交・政治などの経験こそ少ないものの、東日本大震災における災害救助をはじめとする、米軍の支援活動「トモダチ作戦」に協力した人物として知られている。韓国、中国とのぎくしゃくした関係が続いている現在、日米同盟の重要性は高まっており、文字通り「トモダチ」としての親密な関係性が肝心だ。彼女はオバマ大統領とも太いパイプを持っており、今後の日米の架け橋となる彼女の手腕に注目したい。

ページTOPへ

06「海水冷房」

  • ■ 海水熱の利用により20%の省エネに成功!
  • ■ 未活用の熱はまだまだたくさん

横浜・八景島シーパラダイスでは、開業20周年を迎える今年、水族館にある一部の空調設備を更新した。通常の空調は、大気と熱交換することで冷温風を室内に送るが、シーパラダイスが採用した方法では大気の代わりに海水を用いる。海水の温度は1年を通して10~17℃で安定しているため、温度調整に必要なエネルギーがかからず省エネになるのだ。この『海水冷房』により、シーパラダイスでは20%の省エネに成功したという。東日本大震災以降、日中の電力使用量を抑える取り組みが各企業で行われる中で、海水熱だけではなく、地中熱や工場排熱など、これまで見過ごされてきた熱を有効活用しようという意識が高まりつつある。まだ導入段階ではあるが、熱利用における規制を緩和させたり、補助金を多く確保するなど、政府も本格的に動き始めている。今こそ、無駄のないエネルギー利用を推し進める時だろう。

ページTOPへ

07「半沢直樹」

  • ■ 痛快な決め台詞で人気沸騰!
  • ■ サラリーマンの憧れであり代弁者?

「やられたらやり返す。倍返しだ!」。この決め台詞でおなじみのドラマ『半沢直樹』が今、熱いブームを巻き起こしている。直木賞作家、池井戸潤氏の人気小説「オレたちバブル入行組」を原作とし、7月からTBS系の日曜21時に放送開始した。主人公である半沢直樹が、悪意もって自分を陥れようとする銀行内外の敵に立ち向かうストーリーに、多くのサラリーマンの共感を集めている。放送するやいなや視聴率は右肩上がりで、平均22.3%を記録する大ヒットドラマとなった。その人気の秘密は、サラリーマンが普段上司に言えないことを、半沢直樹が代弁者のごとく発言・行動すること。それが痛快なのだとか。世のサラリーマンの憧れになりつつある半沢直樹。今後のドラマの展開に目が離せない。

ページTOPへ
ページTOPへ