01「iPhone 5s・5c」
- ■ 1年ぶりに新型iPhoneが登場
- ■ ついにNTTドコモも参入!
米国時間9月10日、ついに新型iPhone「5s」と「5c」が発表された。これまでの製品ラインを引き継ぐハイエンド版のiPhone 5sと、廉価版として新たに設定されたiPhone 5c。大きな特徴としては、これまでブラックとホワイトのみだったカラー展開に様々なバリエーションが加わったことや、5sに搭載された指紋認証機能などがあげられる。しかし新たな機能と同時に、日本国内のユーザーが最も期待と注目を寄せているのは、これを機にNTTドコモがiPhoneの販売を開始することだ。ソフトバンクモバイルによるiPhone発売から5年、KDDI参入から2年。そこに、NTTドコモが参入し、他社に流出した顧客の呼び戻しを図るようだ。iPhone 5s・5cの発売は9月20日。それぞれの企業から新たな料金プランが発表となり、ますます盛り上がるiPhone市場からしばらく目が離せそうにない。

02「健康寿命」
- ■ 介護を必要とせずに生活ができる期間のこと
- ■ 健康な人生を送るための生活習慣に注目が集まる
日本は、世界有数の長寿国である。平成24年の調査では、女性の平均寿命が86.41歳で世界1位。男性も79.94歳で世界5位となっている。ただ、『健康寿命』というものを意識したことがあるだろうか。健康寿命とは、平均寿命から介護が必要な期間を引いた数値。つまり、元気に過ごすことのできる寿命と言えるだろう。健康な人生は、さまざまな生活習慣が影響して形成されている。例えば、バランスの良い食生活であったり、毎日の運動がそれにあたる。そこで厚生労働省では、平成20年度から“Smart Life Project”と銘打って、これらの生活習慣の啓発と、企業や団体と連携しての取り組みを推進。さらに一般企業からも、健康寿命をテーマとした食品が多く売り出されている。医療の発達により年々平均寿命が延びているが、ただ“長く生きる”のではなく、“質の良い人生を長く生きる”ということが注目されていくのではないだろうか。

03「知り100」
- ■ 疑似体験型CMサイト
- ■ あなたはどれだけ「知って」いる!?
誰もが当たり前のようにインターネットを扱う現代。検索エンジンにキーワードを入力すればあらゆる情報が得られる。しかしながら、インターネット上にある情報から知識を得ることと、実際に自分の足でその地へ赴き何かを体験するのとでは、雲泥の差だ。インターネット検索や誰かからの伝聞に頼るのではなく、実際に自分で体験して知識や感動を得ることを提案しているのが、オロナインH軟膏によるプロジェクト『知り100』。“リアルな体験”を重視する知り100のウェブサイトでは、「木こりをする」「溶接する」「ジーンズを染める」など、さまざまなアクティビティを動画で疑似体験することができる。さらに日本各地を訪れて実体験をするレポーターを募集中なので、「自分もやってみよう」というきっかけ作りにもなるだろう。自分の足でさまざまな場所へ行き、学びや感動を得よう。そんなメッセージが込められた興味深いプロモーションの手法だ。

04「プア充」
- ■ 高収入はいらない!
- ■ 現代に投げかける幸せのかたちとは?
景気回復の兆しを見せながらも、まだまだサラリーマンの年収向上は難しいといわれる近年、『プア充』という考えが世間の注目を浴びている。プア充とは、年収300万円を目安に、少ないお金(プア=poor)だからこそ、充実で幸せに生きていけるという考え方。この年収300万は、平均月収がボーナス無し25~30万円程度。加えて、貯金があまりない独身の会社勤め男女の平均的な姿だそうだ。収入と生活水準は比例すると思いきや、プア充の場合それ以上稼ぐことを勧めていない。平均以上の収入でも無理な残業で体を壊しては元も子もないからだ。また、高収入を求めない代わりに、心の余裕が生まれたり、お金への執着がなくなるメリットがある。年収が1つの生活水準の指標という認識が多い中、新たな“幸せのかたち”が広まりつつあるのかもしれない。

05「集団的自衛権」
- ■ 白熱する憲法改正をめぐる議論
- ■ 自衛と戦争放棄のはざまで揺れる解釈
憲法改正をめぐる議論が活発化している。その争点のひとつが、武力の保持、すなわち自衛隊に関する解釈である。現在の憲法9条では、自国の防衛以外に武力行使はできないと定義されている。しかし集団的自衛権を認めれば、同盟関係にあるアメリカが他国に侵略された場合、自衛隊は戦地に赴いて武力介入をすることが可能になる。お金ばかり出して、軍隊は送らない。日本に対して国際社会からそういった批判があることも確かである。しかしたとえGHQが素案を作成した憲法であっても、戦争放棄に込められた平和への願いは国民共通の想いでもあるはず。だからこそ、しっかりと議論を重ねる慎重さが求められている。

06「マイクロファイナンス」
- ■ 先進国で増えつつある、貧困層向け金融サービスの総称
- ■ 貧困層の人々が自立するための第一歩を支える
新たなビジネスを始動するためには、やはり経済的な準備が必要となる。ビジネスに対する明確なビジョンがありながらも、経済的な理由からそれを形にすることができない人たちがいるのも事実だ。貧困が理由で銀行から融資を受けられなかったり、保険に入ることができなかったり。こうした経済的弱者の助けとなる金融サービスの総称が『マイクロファイナンス』。これまでは、小規模無担保融資を提供するマイクロクレジットが知られていたが、最近ではサービス対象が預金や保険などに拡大しつつあることから、マイクロファイナンスという用語が広まっている。マイクロクレジットの一例としては、2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス元総裁が創設した、バングラデシュのグラミン銀行が有名だ。日本国内でも途上国支援を視野に入れた小口保険が販売されるなどしており、新たな支援の形として注目が集まっている。

07「座れるスーツケース」
- ■ ちょっと休憩したいときに大活躍!
- ■ ありそうでなかったアイデアに注文殺到!
旅行や出張など遠出が多いビジネスマンの必須アイテムといえば、頑丈で持ち運び便利なスーツケース。そのスーツケースに“座る”機能をつけた、『座れるスーツケース』に注目が集まっている。その名も「SitOn Cabin」。ネーミングの通り、腰掛けることができるスーツケースで、座りやすいように、本体上端に対して座面は一段下がってフラットになっているのが特徴だ。もちろん、成人男性が座ることを想定した耐衝撃性や耐久性に優れた素材を使用しているため、長時間座っていても壊れる心配はない。長蛇の列で待たされるシーンにおいて、自分だけスーツケースに優雅に座って並ぶ…なんて贅沢を楽しめるかもしれない。
