これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「SeeSaw」

  • ■ まるで夢のようにすぐ消える!
  • ■ 次に求められるデータの在り方とは

何でも写真に撮ってSNSで共有できる現代は、一度データを拡散されてしまうと持ち主の管理下を離れ、知らないところで悪用されてしまうリスクがある。そんな“残り続ける”データ社会で、もっと気軽に情報交換ができるように開発された『SeeSaw』というアプリが注目されている。「SeeSaw」とは、撮影した写真に落書きしたり、動画を撮影して公開し合うことができるアプリだ。その特徴は“情報が消える”こと。受信者が写真を見るボタンを押して最大8秒までの設定時間が経過すると、完全に削除されるのだ。第三者の手によってデータがひとり歩きするリスクが少ないので、仲間内でふざけて撮った写真を気軽に共有することが可能となり、利用者はじわじわ増えている。今まで“データを残す”ことが重要視されてきたが、一方で“データを消す”ことへの需要も高まっているようだ。

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02「マルチコプター」

  • ■ 空撮などにも使われる飛行機
  • ■ 配送サービスの未来を変える!?

もし、商品を注文して30分後に手元に届いたら。そんな夢を叶えるべく、米アマゾンは、無人飛行機『マルチコプター』を活用した配送システムの計画を発表した。通常のヘリコプターについているプロペラは多くて2つだが、マルチコプターには複数のプロペラがついており、複雑な飛行が可能だ。マルチコプターの技術の進歩は目覚ましく、コンピューターやGPSを搭載することもできる。もしこの配送システムが実現すれば、注文から30分以内に荷物を受け取ることも可能になるかもしれない。FAA(アメリカ連邦航空局)の規定によると、米国では無人飛行機の商業利用が認められておらず、実現への課題はまだまだ多い。しかし、FAAの規定次第で今後マルチコプターによる配送サービスは爆発的に広がるかもしれない。

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03「進捗アプリ」

  • ■ iOSアプリで〆切をカウントダウン
  • ■ さまざまな媒体の進捗を管理

学生であれば卒論やレポート、社会人になっても商品の納期など、人生にはさまざまな“〆切”がつきもの。計画的に進めることができればいいが、どうしても〆切間際にバタついてしまう人も多いのではないだろうか。さらに、いくつもの案件が重なってしまうと、もう何から手をつけたらいいのやら。ついには、やらなければならないことが、頭から抜け落ちてしまうことも…。そんな君に朗報だ。このたび公開された無料iOSアプリ『進捗アプリ』を使えば、仕事の進捗が簡単に管理できるのだ。〆切までのカウントダウンに加え、現在の進捗状況をパーセンテージで表示。さらに、「進捗どうですか?」と定期的に通知してくれるありがたい機能まで。〆切を守るということは相手との信頼関係を守ることにもつながる。ダラダラと進めて自分の首を締め、さらに信頼を損なう…ということがないように、このアプリを利用してみてはいかがだろうか。

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04「軽減税率」

  • ■ 購入するモノや数によって消費税が変わる!?
  • ■ お国柄によって異なる軽減税率とは?

ドーナツを5個買った場合は6%の消費税がかかるが、6個以上買うと消費税はかからない。すべての商品に一律で同じ消費税がかかる日本の感覚からすると、「いったいどういうこと?」と疑問に感じてしまうが、海外では実にさまざまな『軽減税率』が存在する。冒頭の例はカナダの税率で、5個以内は外食と見なされるために消費税がかかるのだそうだ。ここまで細かい分類ではなくても、子どもが読む児童書、いざという時に欠かせない医薬品など、教育や福祉に関する商品に軽減税率を設けている国は少なくない。それはもうお国柄次第というべきか、力を入れている政策や特産品、経済情勢などによってまちまちである。消費税が10%までアップする見通しのなかで、日本も一律に増税を課すのではなく、少子高齢化を視野に入れた日本らしい税体制を整える必要があるのではないだろうか。

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05「乾杯条例」

  • ■ 地元のお酒で乾杯しよう!
  • ■ お酒だけじゃなく器にも注目!

今年も忘年会シーズンがやってきた。「とりあえず生ビール」からの乾杯も、今年は『乾杯条例』によって今までと一味違うものになるかもしれない。乾杯条例とは、日本酒、焼酎、ワインなど各地特産の酒での乾杯を勧める条例のこと。今年1月に酒どころ「伏見」を抱える京都市が日本酒での乾杯を勧める条例を施行したのが始まりで、地域活性化につながるとして同様の動きが全国に広まりつつある。例えば、焼き物の産地である愛知県と長崎県は、常滑焼や波佐見焼の器で地酒の乾杯を促すといった具合に、お酒だけに限らず地域の名産物を活かした例もある。今年の忘年会はいつもと趣向を変えて、地酒でその土地の文化を味わってみるのもよいかもしれない。

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06「ヌリナビ」

  • ■ 大人のためのアートな塗り絵
  • ■ 誰でも簡単に巨匠になれる!?

美術館で華々しく飾られた芸術家たちの絵を見るたびに、「自分にもこんな才能があったらな…」なんて思った人はいないだろうか。そんな人たちに朗報だ。アート関連商品の企画・販売を行う株式会社ヌリナビ普及振興会は、あらかじめキャンバスに描いてある番号どおりに絵の具を塗っていくだけで、本格的な絵画体験が楽しめる新しいタイプのアート、『ヌリナビ』を開発。必要な画材は全てキットの中に入っているので、特別な用意もせずすぐに始められるようになっている。有名なゴッホの「ひまわり」や葛飾北斎の「赤富士」といった作品から、最近ではスペインを代表するグラフィック・プロダクトデザイナーのハビエル・マリスカル氏とコラボレーションした「ハローキティマリスカル」までも登場。才能あふれる芸術家たちの作品を自分の手で塗り上げる、贅沢な大人の時間を満喫してみてはいかがだろうか。

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07「スーパー堤防」

  • ■ 総事業費約47億円をかけてつくられる堤防
  • ■ 建設のために川沿いの住宅地は更地に

記録的な豪雨が度々取り沙汰された2013年。防災体制の見直しなど多くの課題が浮き彫りになったが、水害を防ぐための『スーパー堤防』が新たな問題を引き起こしている。従来の堤防は、大雨などにより徐々に削られいずれ決壊するおそれがある。しかしスーパー堤防は、通常の高さに対しおよそ30倍の幅で土を盛る。水が斜面をゆるやかに流れるようにして、被害を最小限に抑えるためだ。総事業費約47億円をかけてこのスーパー堤防事業が推し進めているのが、対象地である東京都江戸川区。ところが、スーパー堤防を建設するための区画整理によって、区民は立ち退きを余儀なくされているという。川沿いの住宅地は次々に取り壊され、住居を奪われた区民は堤防の建設に反対する裁判を起こした。確かに江戸川区は低地が広がっており、たびたび水害に見舞われてきた場所だ。しかし、スーパー堤防ははたして本当に区民が求める防災のカタチなのか、計画の是非が問われる。

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