これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「出前授業」

  • ■ 企業や個人による専門分野の特別授業
  • ■ 学生のうちから社会を知るきっかけに

最後の「ゆとり世代」と言われる現役の高校3年生の大学受験が、いよいよスタートした。教育のあり方が改めて見直されている昨今、『出前授業』に注目が集まっている。出前授業とは、企業や個人が小中学校に出向き、専門分野に関する特別授業を行うというもの。授業を通してあらゆる分野に興味を持ってもらい、勉強したことがどのように社会に役立つのかを学生に理解させるのが目的だ。たとえば最近の事例では、弁護士がいじめ問題と人権について教えたり、大学の教員や学生が環境とエネルギーについて教えたりというものがある。実際に社会で活躍する人々の話を聞くことで、進路選択の参考にもなる。長引く不況を受け、ますます安定志向の高まっている学生たちにとって、出前授業が将来の選択肢を増やすきっかけとなるかもしれない。

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02「健康コーラ」

  • ■ 豆乳メーカーのコーラ?
  • ■ 増え続ける豆乳生産量に追い風を狙う。

カロリーゼロのコーラや、食事の際に脂肪の吸収を抑えるというコンセプトのメッツコーラなど、健康に配慮したコーラ関連商品が増える中、キッコーマンから「紀文 健康コーラ」が発売される。これは、「体にいい」豆乳がコーラ風味になったもので、3月3日から9月末まで限定販売される。爽快なノド越しで無炭酸、暑い夏にピッタリの豆乳飲料とメーカーが謳うこの製品は、1本あたり46kcalで食物繊維は6.2g。一日に必要な食物繊維は成人男性でおよそ19gなので、これ一本でかなりの量が摂取できることになる。実は昨今の健康ブームを受け、豆乳の生産量は年々増加し、2012年には過去最高の25万6千キロリットルを記録した。健康コーラでさらなる豆乳需要の拡大なるか。

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03「よこもじあんちょこ」

  • ■ クリエイティブ業界向け単語帳アプリ
  • ■ 最新ビジネス用語を楽しくマスター

最新用語に疎いビジネスパーソンも、みるみる語彙力をブラッシュアップして、イノベーションできる必需品たるアプリ。それがイマドキ横文字ビジネス用語の単語帳『よこもじあんちょこ』。よこもじあんちょことは、クリエイティブ業界における打合わせなどで多用されやすい“横文字”のビジネス単語を、視覚(イラスト)と聴覚(音声)で分かりやすく解説するアプリのこと。「ボトルネック」「アサイン」「フィードバック」などなど…ビジネスの現場で聞いたことあるような、ないようなカタカナ単語たちがこれでもかと収録されている。それらの言葉は音声ガイドで例文を聞くこともでき、さらにSNSでシェアしたりイラストをスタンプにしてLINEで使ったりすることも可能だ。最新ビジネス用語を楽しくマスターできるこのアプリ。職場のイニシアチブをガッチリ握りたい人は必携だ。

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04「職親プロジェクト」

  • ■ 再犯を防ぐための就労支援
  • ■ 負のスパイラルを断ち切れるか

刑期を終えて出所した人が、再び罪を犯す確率がどれくらいかご存じだろうか。2011年の調査によると、なんと43.8%という驚きの結果が出ている。高い再犯率の原因の1つが、前科による社会復帰の困難さである。働き口を見つけられず、再び反社会的な行為に及んで罪を犯す。そんな負のスパイラルを断ち切るためにスタートしたのが『職親プロジェクト』だ。これは、刑務所や少年院から出所した人を対象にした就労支援策で、関西に拠点を置く飲食店や建設会社、美容室などが協力している。5年で100人の受け入れを目標としており、受刑中に面接を行って出所後に職場に通う仕組みだ。被害者の立場からすれば、犯罪者を支援することに複雑な思いを抱く人も少なくないだろう。しかし、新たな被害を食い止める点からも、社会のどこかに元受刑者を受け入れる余地をつくる意義は大きい。

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05「沈黙フェス」

  • ■ 近隣への騒音対策として注目
  • ■ ヘッドフォンで音楽を聴き静かなフロアで踊る!

FUJI ROCK FESTIVALやSUMMER SONICに代表される音楽フェスティバル。音楽を聴くのはもちろん、「お祭り」の雰囲気が幅広い層に人気となっている。屋内外を問わず、さまざまなジャンルのフェスが開催されているのだが、一方で近隣住民から騒音に対しての苦情も相次いでいる。そこで注目されているのが、『沈黙フェス』だ。参加者は、ワイヤレスヘッドフォンから流れる音楽を聴き、静かなフロアで踊るという。例えば、SUMMER SONIC東京での「サイレント・ディスコ」などがそれにあたり、イベントの数は増え続けている。一見すると異様な光景だが、この人気の理由は騒音対策の他に、普段は音楽イベントを行えない場所でもフェスを開催できるという、空間の有効利用のメリットも大きいそうだ。独特の雰囲気をぜひ一度味わってみてはいかがだろうか。

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06「ディズニーランド米」

  • ■ 夢の国が作る夢のお米?
  • ■ 求められる完璧な安心と安全施策

大人も子どもも楽しめる夢の国が、ついに農業に参入するそうだ。東京ディズニーリゾートなどを運営するオリエンタルランド(以下OLC)が、『ディズニーランド米』の事業化への準備を進めていることが明らかになった。今までも、OLCは自社栽培を試みたことがあるが、担当する施工業者の事業停止により断念した過去を持つ。しかし、今回再び自社栽培を進めるきっかけになったのが、まだ記憶に新しい食品偽装の一件だ。常に高いブランド力を維持するOLCだからこそ、安全・安心の食材を提供するために、自社専用の農地を購入する意向が強まったという。夢を提供する仕事だからこそ求められる、完璧な安全と安心のための施策に今後も注目したい。

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07「会計事務所甲子園」

  • ■ 甲子園を目指すは会計士!?
  • ■ 業界に広まる相乗効果イベント!

甲子園を目指すのは球児たちだけではない。一般社団法人会計士事務所甲子園が開催する『会計事務所甲子園』が、2014年2月に開催される予定だ。これは、全国の会計人がサービスの質などを競い合うイベントのこと。各事務所が審査員と来場者に向けてプレゼンテーションを行い、その後の投票で優勝が決まる。実は過去にも居酒屋甲子園やお風呂甲子園など様々な甲子園が行われてきたが、どの甲子園でも参加したチームは同じ目標に向かって努力し、競い合うことで、モチベーションやサービスの質の向上につながったという。今後もこのような相乗効果を生むイベントが各業界で行われることで、日本経済全体の質が上がることに期待したい。

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