01「mag・hug」
- ■ シンプルな構造の使用方法は無限大!
- ■ 自分だけの使い方を見つけよう!
手のひらサイズで弾力性のあるシリコンケーブルの両先に磁石。このシンプルなグッズ『mag・hug』がいま、人気を集めている。mag・hugの特徴は、シンプルな構造が可能にした高い利便性だ。管理が面倒くさい充電ケーブルなどをくるくると巻いて、パチっと磁石で留めれば見栄えもよく簡単に片付けられる。また、書類や資料をとめておくクリップとして使ったり、金属の壁に貼り付けてフックの代わりにすることも可能。また、mag・hug同士をつなげることもできるので、まだまだ新しい使い方が発見できそうだ。まさに「使い方はあなた次第!」という言葉がぴったりな、このグッズ。収納に使うだけでなく、自分だけの新たな使い方を見つけるのも楽しいかもしれない。

02「首かけマスク」
- ■ 口元にするマスクの時代は終わった!?
- ■ 首にかけて空気中のウイルスを除去する
インフルエンザの流行シーズンを迎えた1月。街中では早くからマスクをして予防に努める人々の姿も見られる。とはいえ、電車内や会社内など、人の多い場所ではマスクだけでは心もとなかったり、取引先との打合せ中などではマスクをしづらかったり…という場合も。そんな中注目を集めているのが、空気中のウイルスを除去する商品だ。置いて使うタイプのものやスプレータイプのものなど豊富な種類が揃っているが、特にユニークなのが、首にかけるタイプのもの。一見すると入館証のように見えるため、先述のようにマスクをしづらい状況の時でも目立たない。さらに、口元にマスクをしてメイクが落ちるのが気になる女性にもうれしい商品だ。年末年始を過ぎ、溜まった疲れが不調につながりやすいこの時期。新しいタイプの予防商品で、徹底防備してみてはいかがだろうか。

03「ミルキー線香」
- ■ ほんのりと香るママの味
- ■ お線香の用途は、もくもく広がっている!?
お正月の里帰りで、仏壇に手を合わせたり、お墓参りをしたりした方も多いのではないだろうか。そんなシーンに欠かせないお線香に、いま新たな風が巻き起こっている。その匂いは、ほんのりと甘く懐かしい、ママの味。そう、『ミルキー線香』だ。不二家とローソクやお線香のメーカーであるカメヤマがコラボした商品で、若者向けに2013年に発売された。パッケージにはおなじみのペコちゃんがプリントされ、可愛らしい見た目に甘いミルクの香り。仏様への供養だけではなく、普段使いのお香としても楽しむことができる一品だ。業界の垣根を越えたコラボ商品には、これまでになかった斬新な魅力とチャレンジ精神があふれている。果たして2014年はどんな商品がヒットするだろうか。

04「グーグル税」
- ■ 合法的に課税逃れをするIT企業たちに喝!
- ■ インターネット上のビジネスにも国境が生まれる?
税収不足が深刻化するイタリアでは、税収を確保するための施策として『グーグル税』なるユニークな法案の導入が可決された。その内容は、イタリアで広告を出す場合は、同国企業を通じた取引を義務づけるというもの。対象となるのは、GoogleやAmazon、Appleのようにインターネット広告ビジネスを展開している企業だ。こうした企業の一部は、欧州の中でも低税率のルクセンブルクやアイルランドに拠点を置いて課税逃れをしており、かねてより問題視されているという。この課税が施行された場合、税収は年間で1億~1億5000万ユーロ(約140~210億円)になるといわれている。これまで国境のなかったインターネット広告ビジネス。グーグル税が施行されれば、IT事業の未来にも大きな影響を及ぼすかもしれない。

05「ホンダジェット」
- ■ 自動車企業の技術とアイデアが集結したビジネスジェット機が登場!
- ■ 日本の航空機産業の未来を担う存在へ
本田技研工業(以下ホンダ)が開発した小型ビジネスジェット『ホンダジェット』が、世界から注目を集めている。1986年から始まった本プロジェクトは、機体・エンジン共に自社製ということに加え、注目すべきは自動車企業ならではのアイデアだ。今まで胴体に取り付けられていたエンジンを、主翼の上に配置したことで、キャビンを通常の15~20%広げ、燃費性能を約15%向上させることに成功。また、機体を低く設計し、自動車と同様に階段を使わず乗り込めるようにしたり、軽自動車用のシートを設置するなど、ホンダが自動車産業で培ってきた技術や経験を航空機に応用した。まさに日本の技術の結晶ともいえるこのジェット機は、海外でグッドデザイン賞や「エアクラフトデザインアワード2010」を受賞するなど、高い評価を得ている。長い期間に技術と情熱が注がれたこのジェット機は、日本の航空産業の明るい未来を予兆しているのかもしれない。

06「買ってはいけない! 報告書」
- ■ 消費者目線で本音を特集
- ■ 賞賛するばかりでは読まれない!?
ユニクロ、しまむら、FOREVER21、そしてH&M…。日本では今、低価格の衣料品を短いサイクルで販売する、いわゆる“ファストファッション”が大流行している。しかし、こうもブランドが多いと一体どこで何を買ったら正解なのかわからない、というのが消費者の本音だろう。そこで、若年層をターゲットにしているストリートファッション誌「SamuraiELO」の特集『買ってはいけない! 報告書』が注目を集めている。内容はファストファッションにも当たり外れがあるということを前提とし、モデルが実際に着用して辛口採点していくというもの。消費者目線のリアルなダメ出しが参考になり、「買うならこっち」と対案を出している点も人気の要因だ。同じファストファッション特集でも、ブランドを賞賛するばかりのファッション誌が目立つ中、このような良し悪しを臆さず誌面で指摘する特集は実に新鮮。今後もそんな消費者目線の“攻めの特集”が出てくることを期待したい。

07「ソーシャル・スーパーマーケット」
- ■ 顧客は低所得者に限定
- ■ 余剰商品を格安で販売
英国で、「コミュニティ・ショップ」というスーパーが話題となっている。ここでは、食料品や飲料が通常価格の3割程度で販売される。その商品は、賞味期限が間近であったり、パッケージに難があるような、通常の流通ルートでは扱われなくなったものが中心。さらに、買い物をするためには会員になることが必要となる。その資格を得ることができるのは、店から一定のエリアに住んでおり、失業保険や年金などの福祉手当の給付を受けている低所得者に限定されている。こういった形式の店舗は、『ソーシャル・スーパーマーケット』と呼ばれており、欧州では多く展開されているが、英国内では初めてのケースとなる。またこのスーパーでは、商品の販売に加え、債務の処理や履歴書の書き方など、福祉手当受給者への支援も行っているという。低所得者の需要に応えるだけでなく、社会復帰への支援の場になることも期待されており、日本でもこのような業態のスーパーが出現するのも遠い未来ではないのかもしれない。
