これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「テレワーク」

  • ■ 時間にも場所にも縛られずに働く形態
  • ■ tele(離れたところ)とwork(働く)を組み合わせた言葉

家族と過ごす時間の減少、過疎化、車通勤による渋滞や大気汚染。これらの問題は、「働き方」に原因の一端がある。大都市に集中した勤務地が、社会に過重な負担をかけているのだ。それを解決する方法として注目されるのが『テレワーク』と呼ばれる働き方。労働者は情報通信機器を活用し、時間や場所の制約を受けずに仕事をする。近年増えつつあるノマドワーカーや、キャンピングカーを拠点にする人など、スタイルはさまざまだ。現在、政府はオフィスに縛られないテレワークを推奨しており、その理由の1つは、東日本大震災の際、公共交通機関の運休や計画停電の実施により、多くの企業で業務が滞ってしまったことにある。今後の見通しとしては、2015年までに在宅型テレワーカーを700万人にするという。果たしてテレワークは新たな働き方として定着するのだろうか。

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02「平野歩夢」

  • ■ ソチ五輪で日本勢として初のメダル獲得
  • ■ 若い世代の台頭に予感される新たな時代

2月7日から開催されている、2014年ソチ冬季五輪。各国の代表がしのぎを削る姿に、一喜一憂している人も多いことであろう。そんな私たちを最初に沸かせてくれたのが、スノーボードの男子ハーフパイプで銀メダルを獲得した『平野歩夢』選手だ。同競技で銅メダルを獲得した平岡卓選手とともに、本大会では日本にとって初のメダル獲得となった。そして、驚くことに平野選手は日本選手で最年少の15歳、平岡選手も18歳という若さなのだ。この2選手をはじめ、男子フィギュアスケートで金メダルを獲得した19歳の羽生結弦選手や、惜しくもメダルには届かなかったが女子スキージャンプの17歳の高梨沙羅選手など、若い世代が注目を集めている。このように次代を担う若者の台頭は、日本に活力を与える源となるのではないだろうか。とはいえ、男子スキージャンプの葛西紀明選手のようなベテラン勢の活躍も目を見張るものがある。あと僅かだが、まだまだソチ五輪からは目が離せない。

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03「粉ドレ」

  • ■ ドレッシング界に新たなブーム!?
  • ■ ふりかけるだけでごちそうサラダのできあがり!

ドレッシングといえば、今やサラダに欠かせない存在。しかし、和風やフレンチ、イタリアンなどの定番の味ばかりでマンネリ化しつつあった。そんな中、今までになかった新ジャンルである『粉ドレ』の人気が急上昇している。粉ドレとは、粉末状になった調味料に野菜チップスなどのトッピングが加わったドレッシングのこと。液状のものと違い、香り立ちがいいことに加え、トッピングのパリパリとした食感を楽しむことができる。シンプルなサラダにパッパッとかけるだけで、彩り豊かなごちそうサラダに変身する粉ドレは、働く女性のお手軽料理の助っ人として支持されているようだ。今まで液状が当たり前だったものを粉状で提供するという斬新なアイデアは、ドレッシングに限らず、様々なものに応用できるかもしれない。

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04「カースマ」

  • ■ スマートにドライブを楽しめる時代がやってきた!
  • ■ 音楽も、地図も、アプリも車で楽しもう!

大好きなドライブをもっと快適に、スマートに楽しみたい…そんな夢が叶う時代がやってきた! 近年、自動車業界の中で『カースマ』を取り入れる動きが活発化している。カースマとは、スマートフォンと車をつなげ、そのコンテンツを車内で楽しむこと。例えば、スマホを車とつなげて高性能カーナビとして使いながら音楽を聞いたり、車内のタッチパネルでアプリを楽しんだり、その使い方は様々だ。今までの車業界では、カーナビと競合する存在としてスマホはあまり受け入れられていなかった。しかし、もっとスマホを車内で便利に使いたいというドライバーの声に応じてサービスを開発したところ、多くの支持を得る結果となったようだ。スマホがドライブに欠かせない存在になる日も、そう遠くはないだろう。

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05「商品テスト誌」

  • ■ 商品を中立的な立場でテスト
  • ■ ますます厳しくなる生活者の目

モノであふれる現代。店頭に並ぶ大量の商品を見ていると、違いは何なのか、一体どれを買えばいいのか、すぐに判断するのは難しい。そこで、商品選びの指標として近頃注目されているのが『商品テスト誌』だ。商品テスト誌とは、あくまで中立的な立場で商品の安全性や品質をテストし、比較するというもの。日本では一時、商品テスト誌の廃刊や企画の中止が相次いだというが、このところ復活の兆しを見せている。30~40代の主婦をターゲットにした「LDK」や、家電製品のテストがメインの「家電批評」など、売れ行きは好調だという。「LDK」の基本スタンスは、「広告に依存しないで製品の本当のことを書く」。インターネットの普及により、生活者は広告からの情報をただ一方的に受け取るだけではなくなり、商品を見る目も厳しくなった。これからの時代、情報を選びながら「本当に必要なものは何か」を自分で判断する力も必要になるのだろう。

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06「量的金融緩和」

  • ■ 一国の経済危機が世界恐慌の引き金に
  • ■ 金融政策の方針変更が市場に与える影響

ギリシャの財政破たんやアメリカのリーマンショックなど、一国の経済危機が全世界に波及する現代。たった1つの金融政策の誤りが、後に大きな不況を招くことにもなりかねない。中央銀行が世の中に出回るお金の量を増やすことで景気を刺激する、量的金融緩和は、デフレ回避のための政策としてさまざまな国で実施されている。しかし先日、アメリカではこの緩和を縮小する方針を発表したことで、東京株式市場の平均価格が大幅に下落するなど、市場に少なからず混乱が生じた。政府がどこまで市場をコントロールできるか、あるいはすべきなのかという問題は続いている。アベノミクスで持ち直しつつあるかに見える日本経済だが、こうした海外諸国の金融政策次第で大きな影響を受けることに変わりはない。今、世界を覆っている先行きの不透明感はぬぐいきれていないのが現状ではないだろうか。

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07「農女」

  • ■ 農業女子の知恵×企業の知恵
  • ■ 女性の活躍推進になるか!?

日本全国にいる女性農業者、通称『農女』の日々の生活や仕事や、自然との関わりの中で培った知恵を企業と連携させようと、農林水産省が「農業女子プロジェクト」をスタートさせた。同プロジェクトは、アベノミクスの成長戦略の核である「女性の活躍推進」の一環。“農女”の経験やセンスを生かして、企業とコラボレーションし、新たな商品やサービス、ビジネス機会の創出を狙おうというものだ。参加企業は、モンベルやダイハツなど現在9社。メンバーもスタート時の37人から、現在は60人以上に増えているのだとか。最終的には、農業で活躍する女性の姿を様々な切り口から発信して、社会全体での“農女”の認知度を高めるとともに、職業として「農業」を選択する女性の増加も図る方針。農女が持つ現場の知恵が日本経済の活性化につながるのか、いま注目が集まっている。

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