これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「アスリート食堂」

  • ■ 体育大学監修の食堂に注目!
  • ■ 学生も一般の人も大満足の「一汁一飯三主菜メニュー」

2020年東京五輪開催が決定し、歓喜に湧いた日本。「これを機にスポーツを始めました!」なんて人も多いだろう。そんなスポーツ人口の増加に伴い、鹿児島県鹿屋市と東京都千代田区にオープンした『アスリート食堂』が注目を集めている。これは、飲食経営のバルニバービ、鹿屋体育大学、鹿屋市による産学官連携プロジェクトによってできた食堂のこと。「一汁一飯三主菜」をテーマに、スポーツ栄養学に基づいた、主菜となるおかずを3種、自由に組み合わせることができるのが特長だ。また、その際の摂取カロリーはレシートに記入されるため、カロリー管理しやすいという。さらに、スポーツを行う学生に限らず、一般の人も利用可能なことから、オープンして間もないが利用者は増え続けているという。スポーツと食を合わせたこの新しい取り組みが、日本のスポーツ界を支え、業界活性化のきっかけになることに期待したい。

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02「モーションコミック」

  • ■ マンガと動画の中間地点
  • ■ マンガのプロモーションコンテンツ

自分の好きなマンガがアニメ化されたのを楽しみに観て、ガッカリしたことは無いだろうか。そんなフラストレーションを解消してくれるのが『モーションコミック』だ。モーションコミックとは、マンガ+動画のコンテンツのこと。アニメとの差異は、原作の作家が描いた絵がそのまま動くという点だ。そのため、アニメ化により絵が変わるということがなくなり、マンガそのものが動く臨場感を楽しむこともできる。以前までモーションコミックは制作に高度な技術が必要とされるため、コンテンツとして確立していなかったのだが、最近になり動画サイトを中心に配信され始めたことで注目されるようになった。また、モーションコミックは、楽しむためのコンテンツだけでなく、動画サイトで閲覧できることから、単行本のプロモーションとしての活用の側面も兼ね備えている。紙媒体が売れない時代に、デジタルな技術が助け舟となり、結果的に紙媒体の販促に働きかけることが伺える。

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03「Pepper(ペッパー)」

  • ■ ロボット事業を本格的に展開
  • ■ 史上初となる感情認識エンジンを搭載

本田技研の「ASIMO」、ソニーの「SDR」など、日本は数多くのロボットを発表してきたロボット先進国だ。そんな中、ソフトバンクモバイルが新たな人型ロボット『Pepper(ペッパー)』を発表した。Pepperとは、一般家庭へ導入することを目指したパーソナルロボットのこと。最大の特徴は、世界で初の試みとなる感情認識機能を搭載し、人の感情を理解するところだ。便利な機能を統合した産業用ロボットではなく、人とコミュニケーションするための機能に視点を置いたロボットになっている。また、Pepperが数値化した感情は、クラウドベースで「集合知」として他のpepperたちに共有されるため、機種全体が加速度的に進化する。値段もパソコン一台とそう変わらない値段なので、一般家庭にもロボットが普及する可能性が大いにあるという。近い将来、人間とロボットが違和感なくコミュニケーションをする時代がやってくるかもしれない。

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04「ライブビューイング」

  • ■ 離れた場所でもリアルタイムで楽しめる
  • ■ SNS時代の新たなライブ鑑賞法

競技場や街角に設置した大画面によってスポーツ観戦を行う「パブリックビューイング」が日本に定着して久しい。そして今、新しいエンターテイメントの形として『ライブビューイング』が広がりはじめている。これはライブコンサートやイベントを映画館で鑑賞するというもの。チケットが取れなかったイベントも、会場が遠くて断念したコンサートも、近所の映画館で気軽に観ることができる。お笑いライブからオペラの公演に至るまでラインナップは広がり、ライブビューイング運営専門の会社まで設立された。ネット配信でいくらでもコンテンツが楽しめる現代に、一体なぜライブビューイングなのか。背景には、「好きなものを大画面、大音量で楽しみたい」という欲望に加え、「ファン同士で同じ空間に集まって楽しみたい」というSNS時代ならではの繋がりを重視する感情がある。ライブ参戦でもなく、自宅でDVD鑑賞でもない、新しいエンターテイメントとして定着なるか。

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05「改正電気事業法」

  • ■ 電気小売の完全自由化
  • ■ 価格、サービス向上に期待

長らく日本の電気は、電力会社10社が販売を独占してきた。文化生活を営むために欠かせない電気が、独占販売体制だったことは電力会社の驕りを生み、福島第一原発事故につながったとも言われる。そこで、2016年に家庭向けを含めた電力小売りを完全自由化する『改正電気事業法』が成立した。これにより、消費者は自由に業者を選択できるようになる。そこでサービス・価格の競争が生まれ、より健全な電力供給体制を目指すというものだ。さらには異種産業からの新規乗り入れも見込まれ、新たなサービス体系の誕生も期待される。法改正により家庭の電気料金に劇的な改革は起こるのか、安定供給は継続されるのか。電力システム改革は安倍政権の成長戦略の柱でもあり、日本の電気事情の変化に期待と注目が集まる。

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06「レモンソルト」

  • ■ 新たな“塩”調味料が流行
  • ■ 時間の経過と共にいろいろな料理に活用

塩麹が世間に浸透してしばらく経つが、ここにきて新たな“塩”調味料が人気を博している。塩とカット・スライスしたレモンだけで簡単にできる『レモンソルト』が至る所で使われているのだ。レモンソルトは瓶詰するだけでつくれることに加え、簡単なチキンソテーや女性が好む野菜たっぷりサラダなどの料理にも合うことが人気の理由。レモンと塩の組み合わせから、漬け始めと時間の経ったものとで酸味が違い、合う料理も変わってくるため、料理のレパートリーの制限が少ないことも魅力のひとつ。漬け始めの塩分濃度は基本的に自由なのだが、各メディアで推奨されているのは塩分濃度10%前後だそうだ。暑くなってきたこの時期に、レモンソルトを使って爽やかにレパートリーを試してみてはいかがだろう。

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07「高度専門職」

  • ■ 外国人の在留資格に新制度発足
  • ■ 技術者を迎い入れ、経済発展を狙う

成長戦略のひとつとして、外国人労働者の受け入れを拡大している日本。そんな中、外国人向けの新たな在留資格である『高度専門職』が参院本会議で成立した。これはITや医療などの分野で高度な技能、技術を持つ外国人を対象に、通常より短期間で日本定住の資格が得られるというもの。学歴や職歴、年収など一定の条件は存在するが、これを取得すれば3年後には、無期限で日本に在留可能となる。またこの資格は、日本での配偶者の就労、親族や家政婦の同行も認められている。「事実上の移民の受け入れを促進する移民法なのでは」との声もあがっているが、政府は専門技能者を受け入れ、経済活性化を狙う方針だ。2020年の東京オリンピックに向けて、外国人の受け入れ体制が徐々に変化しつつある日本。これから先、諸外国から見た日本が自身の活躍してみたい国として映ることを期待していたい。

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