これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「SEO詐欺」

  • ■ IT時代だからこその詐欺
  • ■ 目に見えない事を悪用

ネット社会となった現代において、検索サイトを閲覧する機会は誰にとっても日常化したといえる。それに伴い、ネット上に情報発信する側も検索結果の上位に自社サイトを表示するために、サイトを最適化する技術SEO(Search Engine Optimization)を使うことが増えた。その結果、それを逆手に取る『SEO詐欺』が横行しているのだ。
SEO詐欺とは、検索上位にくるために、SEO対策のコンサルティング会社に高いお金を支払ったにもかかわらず、結果何もしてくれない詐欺のことを指す。つまり、SEO対策をしても保障がないため、現状の被害拡大につながっているということだ。形が無いサービスを売るIT業界だからこそ、信頼感は重要なポイントとなるだろう。

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02「さやえんどう」

  • ■ 画期的発想のLNG船
  • ■ エコシップとしても注目

日本の発電燃料として、石油に代わりシェアトップを占めるようになった天然ガス。需要増を背景に、世界中で輸出入が盛んになっている。その際に使われているのが、搭載された球形のガスタンクにガスを充満させるLNG(Liquefied Natural Gas)船だ。しかし、従来のLNG船は特殊な形状ゆえに空気抵抗が大きく、また、それ自体が重いため燃費効率が悪かった。
そこで今、三菱重工が発表した新たなLNG船『さやえんどう』が注目を集めている。これは、その名の通りガスタンクを鉄製の「さや」で包み空気抵抗を減らしたものだ。また、丈夫で軽い鉄板を使用することにより、20%近く燃費が向上した。さらに環境に優しいエコシップとしても注目され、造船界のヒット商品になっている。今後、世界のエコシップをリードする製品となるか。日本の造船技術に期待が集まる。

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03「イベント託児」

  • ■ 親が安心して芸術を楽しめる
  • ■ 子育て世代の集客を目指す

子育てをしていると、なかなか自分だけの時間を確保することは難しい。そういった子育て世代の目線に立ったサービス『イベント託児』が、いま注目されている。
イベント託児とは、親が子どもを預けて、ゆっくりとアートやコンサートなどのイベントを楽しむためのサービスのこと。現在、主に首都圏を中心に演劇やコンサート会場内での託児を引き受けている。また、イベント主催側が利用者サービスの一環として費用の一部を負担しているため、託児サービスとしては比較的安価で利用することが可能だ。親のストレス軽減を手伝い、且つ豊かな生活を過ごすライフスタイルを確立してもらうことで、子育てにも良い影響を与えそうだ。

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04「豊作計画」

  • ■ トヨタ式農業改革
  • ■ アプリで米の生産管理

作業工程をすべて「見える化」することで生産効率を上げる「トヨタ式カイゼン」で有名なトヨタ自動車が、米の生産管理を行うアプリ『豊作計画』を発表した。これは、先人たちの知恵や経験を「見える化」してクラウドに蓄積し、コストの削減や作業の効率化に繋げるというもの。毎年生産する米の品種・地域・天候や作業工数などをアプリで記録し、利用者同士で共有することができる。実はこのアプリ、2年前から試験的に使用されていたが、生産性に大きな改善が見られたことから今回一般提供が開始された。
トヨタは農林水産省主催の「先端モデル農業確立実証事業」にも参画し、農業への本格的なノウハウ提供を目指している。トヨタの農業参入によって、日本の米作りは「カイゼン」されるのか。その成果に注目だ。

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05「ドラッグラグ」

  • ■ 世界が抱える医療問題
  • ■ 日本の医薬品分野に発展の兆し

世界が抱える医療問題の1つに『ドラッグラグ』というものがある。これは、海外で一般的に使われている医薬品が自国での審査や承認に膨大な時間がかかることを指す。
かつて日本も同じ問題を抱えていたことから、政府はドラッグラグの解決に向け、審査機関の職員増員や専門性を強化した。そして、平成20年からわずか4年間で審査期間を半分以下に縮小することに成功したのだ。さらに、その際に得たノウハウを、同じようにドラッグラグ問題を抱える新興国に伝えるセミナーも今後は行っていくという。医療分野で世界の高水準を誇る日本だからこそ、医薬品分野のさらなる発展に期待したい。

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06「ふれあい収集」

  • ■ ゴミを集めて人とふれあう
  • ■ 地域全体で高齢者の安否確認

昨今、急増している“孤独死問題”は、近隣の人々とのコミュニケーション不足から、気付けなかった事態が多いと言われている。そんな中、各地域で実施されている『ふれあい収集』がいま好評だ。
ふれあい収集とは、一人でゴミを運ぶことが困難な高齢者や障害者などを対象に、ボランティアや地域の方が玄関先までゴミ収集へ向かうこと。さらに、ゴミを回収するだけでなく、ゴミが出ていない場合は、声をかけて安否の確認も行う。実際に、ふれあい収集で人命救助につながった事例もあり、高齢化が問題視されている昨今、コミュニケーションをする機会を設ける場にしても、この試みが充実されることに期待の声が上がっている。

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07「言える化」

  • ■ 自由闊達なコミュニケーション
  • ■ 企業実績も上昇!?

新入社員は黙って“二つ返事”の時代はもう終わり。最近、目に見えて成果を上げている企業に多く見られること、それは『言える化』だ。
言える化とは、 “見える化”からの派生語・造語で、企業や集団における発言の自由のこと。つまり、トップダウン的な形式ではなく上司や年上がいる場でも、自由闊達な討論ができるようになる。事実、ある企業では自社製品のターゲットが、これまでは発言権を持たなかった新人の年齢であるケースが多々あり、提案者(企業)と顧客の年齢差から来るズレの原因を生んでいた。しかし、言える化を取り入れたことにより、顧客のニーズに近づくことに成功したのだ。こうした風通しの良い環境が、各企業に新しい風を吹き込むきっかけになることを願う。

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