01「立ち会議」
- ■ 「椅子なし」会議で生産性アップ
- ■ 専用グッズが開発されるほど人気に
社内で無駄だと思われているものの1つに、長時間行われる会議や打合せが度々あげられる。そんな現状を改善するための『立ち会議』が話題だ。
立ち会議とは、その名の通り椅子なしで立ったまま行う会議のこと。立ち続けることで、会議の時間短縮につながり、今まで以上に集中してアイデアを出し合うことができるそうだ。そもそも、立ち会議自体は数年前から大手企業を中心に取り入れられていたが、その評判から取り入れる中小企業が増加したという。また、最近では長さを調節できる専用のデスクや、直接アイデアを書き込めるデスクなどの開発・販売を行う企業も現れている。社内環境改善だけでなく、ビジネスにも発展した立ち会議は、今後の日本企業の新たなビジネススタイルの1つになるかもしれない。

02「メイソンジャー」
- ■ 今話題の保存容器
- ■ レトロで可愛いデザインで大人気
最近、カフェや飲食店で使用されることが多くなっている『メイソンジャー』が話題になっている。
メイソンジャーとは、アメリカで100年以上の歴史を持つ保存用ボトルのこと。分厚い丈夫なガラスボトルのため、耐久・耐熱ともに優れていて、密封性も高いことから匂いも移りにくい。また、煮沸消毒も出来るため非常に衛生的だ。さらに中身が綺麗に見えることから、フルーツやサラダを入れ、お弁当として持ち運ぶ人も増えている。近年では、日本でも手に入れることが出来るようになり、レトロでかわいいデザインはインテリアとしても人気だ。アメリカや世界中で長年愛されてきたメイソンジャーは、日本のキッチンアイテムとして定着していくのか、注目したい。

03「インバウンド」
- ■ 相次ぐ訪日外国人向け商品
- ■ 免税対象の拡大を当て込む
「入ってくる、内向きの」を表す英語『インバウンド(inbound)』。今、訪日外国人観光客向けビジネスが、このキーワードをもとに展開されていることをご存知だろうか。単に「やって来た客」ではなく、「招き込んだお客様」として訪日外国人を捉えている点が大きな特徴だ。有名百貨店各社では、来春発売予定の福袋に幇間(たいこもち)体験ツアーなど、「日本らしい」商品を並ばせるのだとか。
その背景には、今年10月に発表された外国人観光客向け商品の免税対象拡大がある。従来は対象外だったものを含む全ての商品が、消費税免税対象になったのだ。インバウンド商品はこれを追い風として、外国人向けビジネス拡大を狙うものだ。少子化により、国内消費に頭打ち感のある日本経済。インバウンドが打破のきっかけとなるか、期待される。

04「狩猟税」
- ■ 狩猟者として登録したハンターが納税
- ■ 環境省が廃止を検討
環境省は、イノシシやシカなどを捕獲するハンターが納める『狩猟税』の廃止を検討している。
狩猟税とは、ハンターが猟をする都道府県へ猟期ごとに納めるもの。税額は猟の種類によって変わり、2012年度の狩猟税による全国税収は約17億円にも上るという。また、同じく2012年の全国の野生鳥獣による農作物被害は約230億円とも言われている。狩猟税は主に、防護柵設置や有害鳥獣対策に充てられており、その廃止を検討する背景にあるのは、増え続ける深刻な農作物被害がある。野生鳥獣をハンターに捕獲してもらうことで状況を打開し、税の負担をなくすことでハンターの減少に歯止めをかける狙いの廃止検討が、どのような結果につながっていくのか期待したい。

05「ランドセラー」
- ■ ランドセルがおしゃれグッズに!?
- ■ 海を渡って大人気
ランドセルといえば、小学生が使用する通学用鞄として日本では定着している。しかし、いま海外を中心に人気を集めている、『ランドセラー』をご存知だろうか。
これは、私服にランドセルを取り入れたコーディネートをする大人のこと。人気の理由は、ランドセルの耐久性の高さと独特なフォルムにあるそうだ。ランドセラーの中には、ハリウッドセレブも多数おり、その影響でファッションに取り入れる人も増加。男女関係なく20代から30代の若者に人気なのだとか。日本では馴染みの深いランドセルが、ファッションアイテムとして世界で注目されることで、結果的に市場活性化につながることを期待したい。

06「フィラエ」
- ■ 人類初の彗星着陸機
- ■ 貴重なサンプル採取成功に称賛
今月12日、人類初の彗星着陸機『フィラエ』が彗星着陸に成功した。これは、欧州宇宙機関が打ち上げた探査機「ロゼッタ」から切り離された無人着陸機で、彗星のサンプルデータ採取・送信を目的としたものだ。
着地の際バウンドしてしまったため、本来の予定地から1kmほどずれた日陰に着陸してしまったフィラエ。太陽電池が使えず、着陸わずか3日でバッテリー切れによる休眠状態となってしまった。しかし、休眠に入る直前に彗星表面のサンプルを採取し、データの送信に成功したため、「第一の使命は果たした」として、欧州宇宙機関は数ヵ月後の太陽接近の時期に期待している。フィラエが採取したデータによって、宇宙の謎がまた1つ解き明かされるのか。今後の発表に注目が集まる。

07「ロウリュウサウナ」
- ■ フィンランド式サウナ
- ■ ゆっくりと降り注ぐ熱気
今までのサウナのイメージは、我慢してたくさんの汗をかくというものだった。しかし最近のサウナは、優雅にリラックスして汗をかくことが主流になりつつあるそうだ。それがフィンランド発の“ゆっくり降り注ぐ熱気”という意味の『ロウリュウサウナ』。
これは、加熱した専用の石にアロマ水をかけることで、マイナスイオンを含んだ水蒸気を発生させ、発汗を促すサウナのこと。特徴は、亜熱帯のような湿度の高い環境で、徐々に体の芯を温めてくれるところ。また、アロマの効果で肉体的な疲労回復だけでなく、精神的なリラックスにも期待できるそうだ。そのため、子どもや女性にも敷居が低い。男性のイメージが強かった従来のサウナだが、今後万人が楽しめるサウナが主流になっていくことに期待したい。
