これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「アビガン錠」

  • ■ エボラ出血熱への対抗薬として期待
  • ■ 国内に2万人分の備蓄

西アフリカを中心に猛威を奮い、いまやアメリカなどにも飛び火したエボラ出血熱。致死率90%とも言われるこの病気には未だ特効薬が見つかっておらず、日本への感染拡大が恐れられている。そこで今注目されているのが、富士フィルムの抗インフルエンザ薬『アビガン錠(一般名:ファビピラビル)』だ。特定の酵素に働きかけてウイルスの増殖を抑える仕組みが、エボラウイルスにも有効なのではないかと言われている。
既にアジア圏には輸出が始まり、国内にも2万人分の備蓄があることが発表された。この薬が注目を浴びたことにより、富士フィルムの株価が高騰するなどビジネスでの影響も大きいアビガン錠。感染症から日本を守る最後の砦として期待されているが、登場の場面が訪れないことを願いたい。

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02「ものづくりカフェ」

  • ■ カフェでものづくり体験!
  • ■ 新たな交流の場としても人気

カフェといえば、おしゃれな空間で軽食とともに小休憩…なんてイメージがあるかもしれない。しかし、近年、カフェの店内でものを作ることができる『ものづくりカフェ』が人気を集めているという。
人気の発端は、2012年に渋谷にオープンしたFab Cafe(ファブカフェ)。店内に設置されたレーザーカッターを使用し、スマホケースやスタンプなどのオリジナルグッズを作れることで評判になった。また、集まった人たちで「ものづくりの楽しさ」を共有できるので、交流の場としても一役買っているようだ。その後、手芸などのクラフト、3Dプリンターや電子工作(はんだづけ)といった特殊なものに至るまで、幅広いものづくりカフェが誕生し、人気上々だという。気軽にものづくりを楽しめる場の提供は、カフェに限らず、今後のビジネスのヒントになりそうだ。

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03「歩きスマホ防止アプリ」

  • ■ 安心・安全を推進するために
  • ■ 通信事業が対策アプリを提供

スマートフォンの普及に伴い、歩行しながらスマートフォンを使用する“歩きスマホ”によって起きる事故が社会問題になりつつある。そんな状況を改善するべく各通信事業は、安心・安全を掲げ『歩きスマホ防止アプリ』の無償提供を開始した。
このアプリは、スマートフォンを使用しながら歩いていると、歩行中であることを察知し、警告画面を表示するというもの。歩きスマホの場合、視界は通常の20分の1となる上に、歩く速度も遅くなる。この状態では、自分が危険にさらされてしまうのはもちろんのこと、他人を事故に巻き込んでしまう可能性も大いにある。意識的に歩きスマホをやめることが難しい人たちを含め、自身の身を守り、自戒の意味もこめてこのアプリを使用してみてはいかがだろうか。

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04「ユーチューバ―」

  • ■ 動画投稿でお金をもらう人
  • ■ 再生回数次第でオファーも

最近、電車広告やテレビで話題になっている職業がある。『ユーチューバ―』をご存知だろうか。彼らは、動画配信サイト「YouTube」に依頼されて専属契約を結び動画配信を行う人気動画職人のこと。
配信内容は、英語の発音を教えるものから、ラップを配信するものまで様々。YouTubeは世界中で閲覧可能なことから需要が高まり、新しいマスメディアとして機能しているという。また、ユーチューバ―は世界各国に存在し、一番稼ぐ人で年収数億円ともいわれる。まさにテレビの時代からネットの時代へ変化して、ネットがマーケティングの手段として定着した例と言えるだろう。

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05「貧困ビジネス」

  • ■ 社会的弱者を狙った犯罪
  • ■ 「知らない」ことにつけ込むこと

労働関連法規の規制緩和以降、「派遣社員」や「日雇い派遣」など、雇用の多様化が進む一方で、「ネットカフェ難民」など住所の特定が難しい人も増加した。その影響で、経済的に困窮した社会的弱者を食い物にする『貧困ビジネス』という詐欺が現在横行している。
これは、社会的立場の優劣を利用して、半強制的に仲介料を搾取するもの。この手の犯罪は、以前から問題視されていたのだが、最近になり生活保護が注目を浴びたことで、悪徳業者がそこに目を付け、最近はホームレスの方が狙われているそうだ。彼らは、定住する住居がなく、社会的信用も乏しいため、高確率で生活保護対象となる。そのため、業者が細かい手続きなどを行う名目で毎月のほとんどの保護費を中間搾取しているそうだ。弱者を救うはずの制度が逆に悪の温床にならないことを期待したい。

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06「デジタル図書」

  • ■ 活字による読書が困難な方にも
  • ■ 音声とともに映像が表示される新しい書籍

「一人でも多くの子どもたちに本を読む喜びを知ってほしい」。学習障害などで本を読むことが困難な子どもたちに、読書の楽しさを知ってもらおうと『デジタル図書』を設置する取り組みが、全国に広まりつつある。
デジタル図書とは、音声とともに映像が表示される読書システムのこと。 CD-Rをパソコンで再生すると、文章が読み上げられるとともに文字も表示され、さらにその部分に色がつくため、文字の読み書きなどが難しい学習障害の子どもたちにも読書を楽しんでもらうことができるのだ。また、文字の大きさや読み上げる速さ、背景の色を自由に変えることができ、障害の特性に合わせて調節することも可能。こうしたシステムが普及することで、一人でも多くの人が、読書を楽しめるきっかけになるのではないだろうか。

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07「農業女子プロジェクト」

  • ■ 農業に女性の力を
  • ■ 女性と企業の力で農業活性化

農業に女性の力を。それだけなら、現代では目新しい発想ではないかもしれない。しかし、企業と女性と農業のコラボ、しかも政府主導なのに補助金は一切無しなら?
女性農業者と企業の中の女性、そして農業が一体となって新たな商品や作物を生み出す『農業女子プロジェクト』に、今注目が集まっている。すでにダイハツの軽トラ、ハイゼットのモデルチェンジへの協力が知られているが、農林水産省主導にも関わらず、原則補助金を出さず、企業と女性農業者の連携をもとに行う点が大きな特徴だ。ファストフードのサブウェイや、百貨店の伊勢丹などの13の企業と50近い全国の女性農業者団体が協力し、現在複数のプロジェクトが推進されている。農業女子プロジェクトによる日本の農業活性化に期待だ。

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