これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「塩対応」

  • ■ アイドルの握手会から生まれた言葉
  • ■ 流行語大賞にノミネート

アイドル戦国時代とも呼ばれる現代では、握手会やイベントなどでアイドルとファンが接する機会が多くなった。その中で生まれた言葉が『塩対応』である。
塩対応とは、アイドルがファンに対して、無愛想でそっけない、しょっぱい対応をするというもの。もともと、この言葉はアイドルファンを中心に使用され、対義語として「神対応」というファンを大切にして対応をしてくれる言葉もある。最近では、アイドルファンではない一般の人にも浸透している。また、「現代用語の基礎知識選2014ユーキャン新語・流行語大賞」にも選出された。ふとした出来事がきっかけで生まれる新たな言葉。最近のトレンドを知ることで、ビジネスにも役立つかもしれない。

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02「ウェルノート」

  • ■ 家族限定のSNS
  • ■ 限定的SNSが生む新たなビジネス

SNSを通して、さまざまな情報を多くの人へ発信できる時代にある現代。しかし、プライバシー設定などの煩わしさで、気軽に身内の情報を発信しない人もいる。
そんな人を対象とした『ウェルノート』が大きな注目を浴びている。これは、利用者を「家族」に限定したSNSのこと。家族にしか公開されないので、プライバシー面で取扱いが心配されている子供の写真や家族の健康記録などを、気軽に公開・共有できるのだ。これにより、離れて暮らす家族と、写真や動画を通してコミュニケーションしたいときに便利だと、利用者が増加しているという。これに限らず、多くの人とつながることを可能にしたSNSをあえて限定的に使用する方法は、まだまだ新たなビジネスを生みそうだ。

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03「主婦インターン」

  • ■ 専業主婦→インターン→就職
  • ■ 中小企業庁の新たな取り組み

出産・育児による女性の離職が、日本経済停滞の要因の1つと言われる。しかし、一旦退職し、子育てなどによるブランクができてしまうと、働く意欲はあっても、なかなか再雇用に結びつかないのが現実だ。
そこで中小企業庁は、働きたい主婦に有給インターン期間を設け、その後の雇用に繋げる『主婦インターン』制度を始めた。これは、人手不足の中小企業がインターンとして主婦を雇用し、中小企業庁が期間中の給与を肩代わりするというもの。その働きが認められれば採用に繋がるという。企業としては採用コストを抑えて人材確保ができ、主婦にとってはブランクに対する不安を解消しながら就活ができるという制度。すでに実施され、多くの雇用に結びついているが、女性登用の切り札となるか、注目だ。

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04「人工光合成」

  • ■ 人工的なメタノール精製
  • ■ 各企業が競って開発

アベノミクス成長戦略の1つにもなっているクリーンエネルギー開発。その開発競争の中心にあるエネルギー生成技術が『人工光合成』だ。
これは、植物が太陽の光を受けて行う光合成の状態を人工的に再現したもの。目的は、燃料や医療品、ペットボトルの原料にもなるメタノールを人工的につくることだ。使用している物が自然のものなので、環境にもよい上に採取可能なメタノールの量は藻などから採れるバイオメタノールに匹敵する。日本では、民間企業が競って技術開発していることから、世界的にみても技術力の水準が高いそうだ。もしかしたら、この技術が深刻な次世代エネルギー問題を解決してくれる糸口になるかもしれない。

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05「糖化」

  • ■ 肌の黄ばみの原因
  • ■ 糖尿病、動脈硬化を引き起こすことも

健康を阻害する現象として、老化の原因とされている「酸化」が問題視されているが、ここにきて『糖化』にも注目が集まってきている。
これは、主に糖分の過剰摂取により、何らかの健康被害を及ぼす原因になること。摂り過ぎた糖分が体内のたんぱく質と結合し、糖化最終生成物(AGEs)という異常たんぱく質を形成する。その副作用で、体内のコラーゲンが破壊され、肌にシミ、たるみ、くすみが生じ、老化を促進させてしまうのだ。また、糖尿病や動脈硬化などの疾患を引き起こすきっかけにもなるという。糖分過多な食生活をしがちな現代。意識的にバランスの良い食生活をしていくことが重要になってくるだろう。

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06「タイブレーク制」

  • ■ 来春から高校野球で導入へ
  • ■ スムーズな大会運営を目指して

高校野球には付きものである延長戦のドラマ。いまその延長部分を、廃止にする動きが出ている。それが『タイブレーク制』の導入だ。
タイブレーク制とは、時間制限のないスポーツ競技において、早期決着をつけるためのルールのこと。主にテニスやバレーボール、野球の国際大会などに導入されていて、高校野球におけるタイブレーク制導入の議論は、かねてから行われていたが、反対の声も根強く導入には至らないでいた。しかし、1人の投手が投球過多になることを防止し、健康管理を考慮することに加え、大会をスムーズに行うことを目的に来春から導入されることが決定。とことん戦い続けることが、高校野球の醍醐味とされてきた中でのタイブレーク制の導入は、今後の高校野球にどのような変化をもたらすのか注目したい。

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07「ミニバンタクシー」

  • ■ 全ての人が乗りやすいタクシーへ
  • ■ 2020年に向けて本格生産

タクシーといえばセダン型。そんな思い込みを覆すワゴン型のタクシー、『ミニバンタクシー』が登場した。先月発表されたミニバンタクシーは、従来のタクシーに比べ格段に車内が広い。そこにミニバンタクシー開発の理由があるのだ。
観光客の足としても活躍するタクシーだが、体格の良い外国人観光客にとって日本のタクシーは少々窮屈なものだった。そこで2020年の東京五輪に向け、外国人もゆったりと乗れるミニバンタクシーが開発された。また、車内が広くなったことで、従来は介護タクシーを利用しなければいけなかった人も、一般のタクシーと同じ価格で利用できる。2020年、東京を走るタクシーは全てワゴン型になっているのかもしれない。

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