これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「フレーバービール」

  • ■ フルーツ味やチョコレート味の甘いビール
  • ■ 若者のビール離れを阻止できるか

苦みが原因で苦手とされることが多いビール。近年では特に若者を中心にビールを飲まない人が急増しているそうだ。そんな中、『フレーバービール』が注目されている。
フレーバービールとは、フルーツやチョコレートといった味をつけた甘いビールのこと。ビール本来の独特な匂いや苦みをおさえ、ビールが苦手な人でも楽しめる味になっている。すでに欧米ではビールをレモネードで割ったものや、ベリー、ピーチ、コーヒーといったさまざまな味のフレーバービールが定着しているという。また、そうしたビールは、日本でもコンビニエンスストアなどで取り扱われ始め、気軽に手に入れることができるようになっている。若者のビール離れが騒がれている中、甘いビールはビール業界の救世主となるのだろうか。

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02「ゆるい就職」

  • ■ ゆとり世代のワークスタイル革命
  • ■ 週休4日、月収15万円

「週5日勤務のあたりまえがバカらしい」がうたい文句の若者向け就職サービスが、今話題になっている。その名も『ゆるい就職』。
ゆるい就職とは、20代前半の若者限定で、週休4日で月収15万円という働き方を提案する新しいサービスのこと。正社員の一般的な週5日勤務という固定概念を覆し、夢や目標のためにする寄り道を応援することを売りにしている。“ゆるい”のはあくまで勤務形態だけで、この就職を選択した人は、週3日勤務と休みの時間をいかにうまく使えるのかが試される。批判的な意見も多く、議論になることもあるゆるい就職は、今後若者たちの将来にどんな影響を与えるのか注目されている。

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03「多重介護」

  • ■ 一人で何人もの介護をする
  • ■ 互いに疲弊してしまう恐れも

加速する少子高齢社会。その現状を一番象しているのが『多重介護』だろう。
多重介護とは、一人が複数の介護を行うこと。その発端は、介護される側が極端に多く、介護する側の人間が少なくなっていること。二人の親に一人の子供が珍しくない現代では、必然的にそうしたケースが増えてきているのだ。最も過酷なケースは、実・義理の両親すべてを介護しなくてはいけないことが挙げられる。また、要介護度が規定に達していないうちは、公的な施設にも入居できない。そのため、多額な費用がかかる民間施設に入れるか、在宅介護をするしかないのだ。こうした介護を続けていくと、介護する側の健康面に支障が出て、子供世代が疲弊しきってしまうことがしばしばある。そうした根深い問題を改善する手立てや制度を、早々に構築していく必要があるだろう。

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04「ヘアードネーション」

  • ■ 全国に広がる髪の毛の寄付
  • ■ 不要なものを寄付に活用

ボランティア活動の1つである「寄付活動」は、お金や文房具、洋服や食品など、その種類は様々だ。そんな中、自分の髪の毛を寄付する『ヘアードネーション』が、近年注目を集めている。
これは、寄付に賛同している美容院で散髪した際に不要になった髪の毛を、病気やがんの治療で髪を失った子供や女性のウィッグに活用するというもの。市販品は高額なため、寄付によるウィッグを求める人が多いという。ヘアードネーション自体は以前からあったが、知名度が低く、賛同者もごくわずかだった。しかし、東日本大震災で国民全体のボランティア意識が高まったことをきっかけに、現在では全国約400の美容室と、約1万3千人から協力を得られるまでに活動が広まっている。本来捨てられるはずのものに目を向けることは、ボランティアに限らず、ビジネスの観点からも今後必要になりそうだ。

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05「サイバー亡命」

  • ■ ネット上で亡命を図る
  • ■ 言論統制の厳しい国で盛んに

メールやSNSでの何気ないやり取りが、全て国家に監視されているとしたら。ネット上のやりとりだけでも“亡命”したい―。そんな願いのもと、今密かに『サイバー亡命』が広がっている。これは、サーバーや通話アプリを国外のものにすることで、自分の情報を自国政府から守るというもの。
きっかけは、韓国政府が、国内通話アプリ第1位の「カカオトーク」でのやりとりを把握していると発表したことだ。これをきっかけに、韓国ではカカオから別の通話アプリへの乗り換えが広がっている。この他にも、言論統制が厳しい中国では、情報漏えいを避けるため、海外サーバーからアクセスする手法が広まりつつあるという。言論の自由を守るため、広がるサイバー亡命に注目が集まる。

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06「マイクロマネジャー」

  • ■ 口うるさい上司
  • ■ 職場の関係悪化につながる

仕事をする中で、口うるさく何に関しても注意や指摘をしてしまう上司(マネジャー)は少なからずいるだろう。近年ではそういった人を『マイクロマネジャー』と呼ぶそうだ。
このタイプの人は、部下の仕事量や進捗状況、延いては所在まで知っていないと気がすまないそうだ。結果として、そうして取り組んだ仕事は上手くいくことが多いのだが、その後の職場関係が悪化し、部下のストレスが溜まり、仕事が悪循環になることも。こうしたタイプは、失敗を極端に恐れる人が陥りやすい。また、部下に仕事を頼むことが下手で、「自分だったらもっとできた」や「詳細な間違いを指摘して喜ぶ」傾向があるそうだ。上司(マネジャー)は、一人のプレーヤーとしてではなく、きちんとマネジメントする意識を持ちつつ、心に余裕を持つことが必要だろう。

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07「サードウェーブ
コーヒー」

  • ■ 手仕事にこだわるコーヒー
  • ■ 日本の喫茶店文化に注目

『サードウェーブコーヒー(コーヒーの第三の波)』と名付けられたアメリカ発祥のコーヒーカルチャーが、今話題だ。これは、豆の個性を生かした淹れ方を追求するというもの。アメリカンコーヒーが定着した頃を第一、スターバックスなどのコーヒーチェーンが登場した頃を第二、そして現在の流れを第三の波としている。
近年ではブレンドコーヒーが一般的になっているが、本来は単一の豆の味わいを楽しむのがコーヒー文化。豆の個性を生かすため、手でドリップするのがサードウエーブコーヒーの特長だという。日本の喫茶店では当たり前だったやり方に、新しく名前がついたとも言えるだろう。チェーン店に押され、昔ながらの喫茶店が消えゆく現代。喫茶店文化存続のキーワードとなるか、期待大だ。

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