これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「エコワングランプリ」

  • ■ 学校単位で取り組むエコ活動
  • ■ 秀逸な着眼点の数々

現在までに、数々の「エコ」と名のつく活動が、全国津々浦々で行われてきた。そんな中、エコ活動をアワード化した大会が注目を集めている。全国の高校を対象とした『エコワングランプリ』をご存知だろうか。
これは、学校単位で行ったエコ活動を募集して、その中から秀逸なものを表彰するというもの。さらに注目すべき点は、内閣府、文部科学省、環境省が後援をしている歴とした大会であることだ。現在まで3回行われており、受賞例は、草花を水上・水中で育成することで、水質をきれいにする「草花による環境浄化活動」や、廃棄されるホップから繊維質を取り出して和紙を作る「廃棄されるホップの主蔓(しゅづる)を活用した和紙の研究と普及」など、名前も着眼点も秀逸な活動ばかり。これからの日本を背負って立つ若者が、地球環境のことについて真剣に考えるきっかけになること自体が、この大会の存在意義なのかもしれない。

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02「迷惑資産」

  • ■ 住めない・売れない家?
  • ■ “受け継ぐと損”する理由とは

上京してきた多くの人にとって、実家が住むこともできず、手放すこともできない『迷惑資産』と化している現実をご存知だろうか。バブル前、郊外に建てられた一戸建ては、首都圏への人口集中と共に価値が激減し、現在の評価額は購入時の半額以下。実家を相続しても、通勤に不便なため住みづらい。また、土地の評価額が低いため、売却用に住居部分の撤去・リフォームを行うと、かえって損になってしまう。しかし、ただ保有しているだけでも税金・維持費などのコストがかさむ。
こうした迷惑資産の背景には、極端な東京集中型の現代社会と、高齢化の問題が存在する。今や、社会問題になろうとしている迷惑資産をきっかけに、社会のあり方について考えるときではないだろうか。

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03「ホットビール」

  • ■ 秋冬にあたたまるビールの飲み方
  • ■ ドイツの熱燗が日本に上陸

“あたたかいお酒”といえば、日本酒の熱燗や焼酎のお湯割りを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。このようなお酒は男性が好むイメージだが、この寒い季節にあまりお酒が強くない人や女性から、飲みやすいと注目されているのが『ホットビール』だ。
その名の通り、ホットビールとはあたたかいビールのこと。日本ではよく冷えたビールが一般的だが、ビールの本場であるドイツやベルギーでは、寒い季節に愛飲されている。いまではテーマパークや季節のイベントなどで、ホットワインやホットカクテル同様に、ホットビールを“あたたかいお酒”として提供する場所が増えてきている。また、簡単につくれるので、自宅でも手軽に楽しむことができる。まだまだ寒さが厳しい季節だからこそ、いま話題の“あたたかいビール”を楽しんでみてはいかがだろうか。

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04「地方創生特区」

  • ■ 東京集中により起きた弊害
  • ■ 今後の地方経済は活性なるか

かつての日本は、地方から東京に人を集めることで、経済成長を促し、国全体での大きな発展を遂げることができた。しかし、現代では東京に働き手が集中している状態が、地方経済の衰退を招いてしまっているという。
そこで、安倍政権は、地域を絞って地方経済の発展を支援し、雇用創出を目指す『地方創生特区』の創設を打ち出した。これは、企業の地方移転への交付金による支援や、事業にまつわる規制緩和や専門家の派遣などで企業や観光を誘致し、地方経済活性化を目指すというもの。また、対象の区域は、今年の春をめどに決める方針だ。都心での景気回復の兆しをみせたアベノミクスだが、今回の地方創生特区で、地方に同じような効果を起こせるのだろうか。今後の動きに注目したい。

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05「スマホ農業」

  • ■ スマホ片手に農業改革
  • ■ 農業にITを取り入れる試み

近年、高齢化にともなう働き手の減少や後継者不足、TPP問題など、“農業”に関する課題は少なくない。そんな問題解決の先駆けとなっているのが『スマホ農業』だ。
スマホ農業とは、農作業の効率化を図るため、スマホやタブレットのアプリを使用して農業を行うこと。私たちの生活の中でも活用されているアプリは、農業界でも積極的に取り入れられている。例えば、作物の育成や病害虫の状況をデータ化したり、コストの計算・管理をしたりと、経験と長年の感覚だけではない農業が実現できるのだ。しかし、ITの活用によって手軽な情報共有ができる一方、実際の現場での経験で初めて学べることは多い。積極的なITの導入は、果たして次世代農業の担い手となるのか注目したい。

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06「スピルリナ」

  • ■ 高い栄養素に注目
  • ■ 螺旋状の藻

多様性と、栄養価に注目が集まったユーグレナ(和名:ミドリムシ)を皮切りに、様々な市場に多大な影響を与えている藻類。近頃、新しい注目株が台頭してきた。それも35億年前から地球上に存在していた『スピルリナ』である。
これは、アメリカや中南米で古くから食用とされてきた螺旋状の藻だ。最近になって、ユーグレナ同様、その含有栄養素の高さが脚光を浴び、製品化されている。主な効果・効能は、免疫力の向上や便秘改善、貧血改善や食べすぎ防止だという。現状では、サプリメントとして販売されていることがほとんど。化学合成した食料品が増えてくる中で、こうした自然界に存在する生物が、これからの時代貴重な食糧源として重宝されていくのかもしれない。

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07「スマートカー」

  • ■ スマホ×カーオプション
  • ■ 安全性が焦点に

運転しながら、メールやチャットができる。そんな商品が、今注目を浴びている。それが、カーナビとスマホを連動させることで、車の中でもメールができる『スマートカー』だ。音声認識の技術向上により、運転しながら画面を見ることなく、メールやチャットが可能になったという。
スマホ連動の家電も登場する時代、スマートカー自体に驚きは少ないだろう。しかし、日本の道交法では、運転中の携帯電話操作やイヤホン使用は禁じられている。スマートカーは音声認識の力を使うとはいえ、運転に集中している時に比べれば、注意散漫になりやすい。今後どこまで普及が進み、その際どの程度安全性が実証されるのか。新たなツールの登場とともに、議論が進みそうだ。

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