これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「スーパーアース」

  • ■ 生物生存可能な星
  • ■ 未知の生命体発見のロマン

昨年末、NASAは『スーパーアース』発見のため研究を強化すると発表した。具体的には新型の探査機打ち上げや、観測の強化を行うという。巨大プロジェクトになる予定だというが、その目的とは一体何だろうか。
スーパーアースとは、地球と同じように岩石から成り立ち、適度な水分を蓄えた星、つまり生物生存の可能性がある星のこと。太陽系外に複数あると推定され、現在までに十数個が観測されている。今回の探索では、さらなる研究によって、実際に地球以外に生物が生存可能な星が存在するかを探るという。地球外生命体発見のロマンは宇宙開発の原点とも言えるが、巨額の費用が発生するだけに研究自体への是非も問われる。この研究がどのように役立つのか、続報が待たれる。

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02「アサッテ君」

  • ■ 約40年の連載に幕
  • ■ 新たな“愛され長寿作品”は生まれるのか?

先月、ついに長期連載漫画『アサッテ君』が、一般全国紙の連載漫画では最長となる1万3749回目で最終回を迎えた。アサッテ君とは、毎日新聞で1974年から約40年間連載していた、東海林さだお氏による漫画のこと。アサッテ君ことヒラ社員の朝手(あさって)春男を中心としたホームドラマに社会風刺を織り交ぜながら描かれている。また、一般全国紙で連載していた漫画には「フジ三太郎」や「まっぴら君」など有名な作品も多いが、どれも長年読者に愛されてきたものの、現在は連載を終了している。今後、「アサッテ君」に代わる新時代の“愛され長寿作品”は生まれるのだろうか。

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03「カウチサーフィン」

  • ■ 旅先で新しい出会い
  • ■ 海外でも無料宿泊

世界中を低予算で旅しながら、友達を増やして旅行を満喫したい。そんな、都合のよい旅を『カウチサーフィン』なら叶えてくれる。
カウチサーフィンとは、旅先で宿泊先を探している人に、友達を増やしたい現地の人が、無料で宿泊先を提供するコミュニティサービスのこと。現在まで欧米を中心に、世界に500万人以上の登録ユーザーがいる。基本的な流れとしては、旅行に行きたい人がサイト内で、宿泊先を募り、日程などの条件が合えば交渉成立。宿泊に費用がかからないという利点がある反面、気をつけなくてはいけないことも多い。まず、宿泊先の人とのコミュニケーションがおろそかになることは厳禁。また、女性の一人旅の場合に、宿泊先の住人を女性にすることも自身の安全を守る上では必要不可欠だ。サービスを正しく活用して、国際交流をしてみてはいかがだろうか。

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04「MORIUMIUS
(モリウミアス)」

  • ■ 被災地再生を目指すプロジェクト
  • ■ 自然を背景とした複合体験施設

東日本大震災によって、街の大半が壊滅した宮城県石巻市。そんな中でも、地元産業の復興を目指した取り組みを行う『MORIUMIUS(モリウミアス)』が注目されている。
MORIUMIUSとは、廃校となった小学校校舎を拠点に、農漁業や自然の中での暮らしを子どもが体験できる複合体験施設のこと。ここでは、農業や漁業といった“産業”を地元の人が伝え、同時に施設を修復しながら、訪れる子どもたちに自然と共存する環境を体験してもらえるプログラムになっている。いまでは各地から個人・企業を問わずボランティアが訪れ、地域再生の要となるために奔走している。MOIRIUMIUSは、地域創生のモデルとなるのか、今後の発展にも期待が高まっている。

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05「上野東京ライン」

  • ■ 2015年春に運行開始
  • ■ 首都圏の通勤・通学の変化となるか

JR東日本は、上野駅・東京駅間に路線を増設するための『上野東京ライン』の運行を発表した。
この上野東京ラインでは、上野駅が終点だった宇都宮線・高崎線が東海道線との相互直通運転、常盤線の品川駅乗り入れが実施される。この区間で乗り換えが必須だった人が直通の使用が可能になるなど、同区間の首都圏の通勤・通学時間帯の激しい混雑の緩和効果が期待されている。東京オリンピック開催にあたり、臨海地区へのアクセススピードや効率化が重視されるタイミングにおいて、新たなこの路線運行が経済を支えるひとつとなるか注目されている。

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06「ゴールド仏具」

  • ■ 相続対策として密かなブーム
  • ■ 純金の仏具で節税?

相続税の改正とともに、相続税の課税対象者が大幅に広がった。これにより、にわかに注目を浴びているのが純金でつくられた仏具『ゴールド仏具』だ。相続税は、ほとんど全ての金銭的に価値のあるものに課税されるが、「祭祀財産」と呼ばれる仏壇・仏具は対象とならない。これを抜け穴として、財産を課税されないゴールド仏具に変えることで節税対策をしようとする人たちが増えているのだ。
ただし、祭祀財産と認められるのは日常的に拝んでいるもののみ。いくら仏具の形をしていても、明らかな節税対策と思われるものは課税されるという。子孫により良い形で財産を残したいという思いから広がるゴールド仏具。税法改正の施行とともに、さらなる広がりが予想されている。

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07「トップレベルドメイン」

  • ■ メールアドレス末尾の名称
  • ■ 企業名がそのまま採用可に

メールアドレスにも簡略化の波が押し寄せている。昨年末、ドメインを管理する民間団体ICANNが、『トップレベルドメイン』に企業名やブランド名を使うことを相次いで認めた。通常、メールアドレスは自由なアルファベットで構成できる@以前のローカル部と、キャリアや国などで指定されている@以後のドメイン部に分かれており、その末尾に該当するのがトップレベルドメインだ。
企業名がトップレベルドメインに採用されることで、短くて覚えやすいメールアドレスになり、サービス向上のきっかけになりそう。また、すでに日立製作所やキヤノンなどの企業のトップレベルドメインが採用決定され、今後採用企業が増えていく見込みだ。しかし、名称の重複などの問題もあるため、採用には慎重さが求められる。利便性と広告的な役割の両方を併せ持つ、トップレベルドメインの採用に注目していきたい。

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