これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「フリースクール」

  • ■ 不登校の子供の救済措置
  • ■ 児童だけでなく家族の負担を減らせるか

近年、増加傾向にある不登校生への対策として、文部科学省は『フリースクール』を教育機関としての財政支援の検討を発表した。
フリースクールとは、従来の学校の枠にとらわれず、子供の自由と自主性を尊重した教育をする学び場のこと。「学校復帰」ではなく、「自発的な学習意欲の発生」を最終ゴールとしているのが特徴だ。現在、全国の不登校生(小中学生)は約12万人といわれており、その背景には、共働きの家庭の増加による身近な相談相手の不在や、学校での友人関係の悪化が挙げられている。一方では、フリースクールに通うことで学校復帰や社会参加などの結果に繋がっても、それまでの間の通学期間を「出席扱い」とするかは、児童が在籍している学校によって異なるという問題もある。正式な教育機関として取り扱うことで、児童だけでなく、その家族にも負担が少ない教育を受けることができるか、注目していきたい。

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02「SMAP」

  • ■ NASAの観測衛星
  • ■ 地球の全土壌の水分量を測定する

SMAPといえば、日本において真っ先に思い浮かぶのは、あの有名なアイドルグループだろう。しかし、最近話題となっている別のSMAPが存在する。
その正体こそ、米航空宇宙局(NASA)が打ち上げた観測衛星『SMAP』だ。SMAPは、Soil Moisture Active Passive(土、水分、活動、受動)の略で、主な役目は地球の土壌の表層5センチの水分量を計測すること。計測したデータをもとに干ばつ発生の早期警戒と対策がとれる上、作物の植え付け時期の見直しも可能だ。深刻な干ばつの状況予測、農家を手助けできる点から活躍の期待が高まっている。

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03「ぐでたま」

  • ■ 人気急上昇中の脱力系キャラクター
  • ■ 国外でも話題の“ゆるキャラ”ブーム

全国的に“ゆるキャラ”の認知度は高まり、今やその勢いは国内だけでなく、海外のイベントやフェスでも大人気を博している。そんな風潮の中、現在注目を集めている“ゆるキャラ”が『ぐでたま』だ。
ぐでたまとは、ハローキティやマイメロディを生み出したサンリオ発の、ぐでぐでとやる気のないタマゴがモチーフになっている脱力系キャラクターのこと。テレビ番組内でアニメーションが放送されたことを機に、キャラクターの面白さが話題に。やる気のない後ろ向きな発言を連発するぐでたまの姿は、「頑張りすぎなくていい」ことを忙しい現代人に気付かせてくれていると評判に。そんな背景から、人気は海外にも波及している。ぐでたまの人気は、日本の“ゆるキャラ”がさらに普及する兆しなのではないだろうか。

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04「電気を選ぶ.jp」

  • ■ 電力小売り自由化に備える?
  • ■ ニュースサイトで万全の準備を

2016年4月に予定される電力小売り全面自由化。料金や発電方法など、様々なポイントで消費者が使用する電力を自由に選べる時代が迫ってきたが、選択肢が広がったからこそ発生する悩みもある。自由化されることにデメリットはないのか? 我が家ではどの会社を選ぶべきなのか?
そんな電力小売り自由化に対する疑問に応えるニュースサイト『電気を選ぶ.jp』が、今月オープンした。NTTファシリティーズや東京ガスによって合同設立された電力会社エネットが、電力自由化に向けて開設したものだ。電力に関するニュース記事と、電力自由化に関する基礎知識を紹介する常設記事が閲覧でき、不安を解消するサイトになっている。来年4月に向け、注目度が増していくことは間違いない。

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05「配車アプリ」

  • ■ 旅先のタクシー探しを時短
  • ■ 密かな需要に応える

旅先でタクシーに乗ろうとして、タクシー乗り場が見つけられず困った経験はないだろうか。そんなときに限って、空車のタクシーも通りかからない。大都市の大通りならともかく、タクシーを見つけるのは意外と難しいものだ。
そんな悩みを解決する『配車アプリ』が今、広がりを見せている。これは、アプリを開くと近くを走っている登録タクシーの位置情報が表示され、自分のいる場所まで呼ぶことができるというもの。配車地域や料金形態、呼び方などの仕組はアプリによって異なるが、昨年から「Uber」「全国タクシー配車」などの配車アプリが次々に登場している。現在はビジネスマンを中心に広がという配車アプリ。出張先の移動手段として、登録してみてはいかがだろうか。

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06「みんなの助成金」

  • ■ 本当に使える助成金システム
  • ■ わかりやすい検索

日本には、「助成金」と名のつくものが約3,000件存在するといわれている。しかし、数ある助成金の中から、希望するものにたどり着けないことが問題視されている。そこで、株式会社ボランチが運営している検索サイト『みんなの助成金』に注目が集まっている。
これは、現役の行政書士や、税理士、社労士などのメンバーが中心となり立ち上げた、助成金検索システムのこと。サイトの会員になることで(無料、有料あり)、直近の助成金の情報はもちろん、過去の助成金の情報まで検索が可能(有料会員はより詳細な情報の取得が可能)。その道のプロが厳選した情報が詰まっているため、わかりやすく使いやすいと好評のようだ。このサービスによって、助成金が有効活用されるようになることを期待したい。

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07「ストロー現象」

  • ■ 北陸新幹線開業での懸念
  • ■ 小都市が大都市に取り込まれる

北陸新幹線開通が間近に迫り、胸躍らせている人も少なくないのではないだろうか。しかし、そんな明るいニュースにも懸念がある。それが『ストロー現象』だ。
これは、新幹線や高速道路など交通インフラが整備されることで、小都市のヒト・モノ・カネが大都市の魅力に惹かれ、流出してしまう現象のこと。一本の道路や線路をストロー、小都市をコップに見立て、その中の水(ヒト・モノ・カネ)を大都市が吸い上げる様を例えた言葉だ。地方から都心へ人が動くのは、買い物などの一時的な目的だけでなく、進学や就職などを契機として恒常的に人が吸い上げられてしまう現状がある。本来、地方都市(小都市)を活性化させる目的であるはずの交通インフラの整備は、逆に地方経済を圧迫してしまう危険性も孕んでいるのだ。これからは、大都市だけが潤うのではなく、地域の活性化が大きな課題となっていくだろう。

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