これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「新オレンジプラン」

  • ■ 認知症施策を改訂
  • ■ 地域での包括ケアをめざす

2015年現在、認知症患者は日本全体で約400万人とも言われている。高齢化が進む中、患者数が増えていくことはほぼ確定であり、症状を進行させず、患者になってもQOL(Quality of Life)を保つための対策が急がれているのだ。
そこで政府は『新オレンジプラン』を発表した。これは既存のオレンジプラン(認知症施策推進5か年計画)に代わるものだ。大きな違いは、地域全体でのケアが柱になっていること。また、患者数の増加が問題になっている「若年性認知症」のケアも対策に含まれ、ハード・ソフトの両面に渡る環境の整備を進めていくという。こうした施策が決定した一方で、介護報酬の引き下げが実行され、認知症患者を取り巻く状況はますます厳しくなっている。計画に伴う制度は作れるのか。厳しい目が注がれている。

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02「変なホテル」

  • ■ ロボットがおもてなしをする?
  • ■ コストを削減するだけでなく、環境にも配慮

世界中に様々なコンセプトを持ったホテルが存在する中、“エコと生産性”に着目した『変なホテル』が注目されている。
これは、ハウステンボスが夏にオープンを予定している新しいLCH(ローコストホテル)のこと。特筆すべきは、そのコスト削減の方法だ。人件費を削減するため、フロント業務や客室の清掃などにロボットを採用。また、最新技術を多用して業務のほとんどを自動化することで生産性を向上させるという。さらに、省エネにも取り組み、太陽光エネルギーや自然の風を利用した空調で、光熱費を大幅に削減するとのこと。このように今までに無い視点で展開が予想される「変なホテル」。だが一方では、サービスにおける生産性を重視しすぎるあまり、日本本来の “おもてなし”を提供できるかには疑問が残る。果たして、宿泊者からの評価はどのように下されるのだろうか。

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03「BIM」

  • ■ 図面からコンピュータへ
  • ■ コストや施工期間の算出まで可能

建築家が図面を引かなくなる時代が来るかも知れない。近年、コンピュータの発達によって、建築業界で『BIM』という新しい設計手法が用いられるようになった。
これは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称。通常なら設計する際に図面を引くところを、コンピュータ上で3次元的にデザイン・設計し、コスト計算や施工期間、耐震・維持管理まで算出できる技術のこと。大きなメリットは、作業の効率化に加え、3次元の設計図が見られることで、建築制作者同士のイメージを一致させることが容易になった。この先、BIMのようにテクノロジーがより進化していくことで、建築業界がどのように発展していくのか注目していきたい。

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04「アップルウォッチ」

  • ■ 時計型電子端末
  • ■ 心拍数やイヤフォンなし通話が可能

昨年9月から、世界的に発売の噂が流れていた新商品がいよいよ発売される見通しだ。iPodやiPadなどの電子端末を開発・販売しているアップル インコーポレイテッド(以降:アップル)が、2015年4月に新たな電子端末を発売することを発表したのだ。その名も『アップルウォッチ(Apple Watch)』。これは、アプリケーションなどを取り込み、操作することが可能な腕時計型の端末のこと。これは、近年注目のウェアラブル端末で、使用環境によってベルトをカスタマイズできるようになっている。また、時刻をより正確に刻むことはもちろんのこと、新たに自身の心拍状態をチェックすることができる心拍センサーや、イヤフォンを使わずに音声通話が可能な機能が搭載された。新しい機能を携えたこの新製品は、iPhoneのように世間に定着する端末となるのか。売れ行き具合に注目していこう。

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05「福祉避難所」

  • ■ 要配慮者のための2次避難所
  • ■ 全国で設置が進められている

災害時に一時的に避難する避難所。近年、その避難所にも多様化が進んでいる。そこで注目を集めているのが『福祉避難所』だ。
福祉避難所とは、一般の避難所で過ごすことが困難な要介護者や妊婦のための避難所のこと。ここでは、要配慮者に対し、生活に必要となる適切なケアを提供。また、介護老人施設など、設備が備わっている既存の施設とあらかじめ協定を結んでおくことによって、スムーズな稼動が可能と言われている。過去の災害時をふり返り、配慮が必要な人のための設備があれば、助けられる人が増えるのでは、という教訓から設置が急がれている現在。まだまだ認知度が低いものの、福祉避難所の発展と活用は各方面から期待されている。

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06「緑のコカ・コーラ」

  • ■ カラダに良い炭酸飲料?
  • ■ 欧米ではすでに大人気

赤いラベルでお馴染みのコカ・コーラ。しかし、植物を思わせる緑のラベルの『緑のコカ・コーラ』が、2015年3月9日に日本上陸するという。
『緑のコカ・コーラ』こと「コカ・コーラ ライフ」は、砂糖と合わせて植物性甘味料ステビアを使用することでカロリーを抑えた製品だ。ステビアには血圧を下げる効能もあると言われており、少量で強い甘味を持つため、砂糖の代替品として注目を浴びている。トクホ(特定保健用食品)ブーム、健康飲料ブームが続く現在、緑のコカ・コーラもその波に乗れるか。「コカ・コーラ ゼロ」以来8年ぶりの新製品に、注目が集まる。

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07「As Mama
(アズママ)」

  • ■ 顔見知り同士で育児を助け合う
  • ■ 1時間500円で預け合える

働きながら育児をする女性が増えている現代。そんな女性たちのため、新たに始まった取り組みが『As Mama(アズママ)』だ。
As Mamaとは、顔見知り同士で育児を頼り合う「子育てシェア」サービスのこと。仕事や家事がある中で、急な送迎や保育を頼みたいとき、「ママサポーター」と呼ばれる、研修を受けた子育て経験のある女性に子どもを預けることが可能だ。また、安全面も考慮し、近所の人や同じ地域の人といった、顔見知りの範囲内で自動にグループ分けをしてくれる。さらに、報酬は1時間で平均500円と定義されている上、損害賠償保険も備えている。近年、徐々に利用者が増えているというAs Mamaは、子育てに悩むお母さんたちの強い味方となれるのだろうか。

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