01「お水がいらない鍋焼うどん」
- ■ 商品名変更で売上アップ
- ■ 高品質な冷凍うどん
製造法を変えず、ネーミングだけで売上を100倍にした商品がある。それが、株式会社キンレイから発売された冷凍うどん『お水がいらない鍋焼うどん』だ。
アルミ鍋に入った冷凍うどんで有名なキンレイは、世間のエコ志向に合わせてアルミ鍋のない冷凍うどんを開発した。ところが高級イメージや高めの価格設定が顧客層と合わず、発売直後の売上は低迷していたという。その後は価格の見直しで徐々に売上を伸ばし、さらに水を使わずに高品質なストレートスープや茹でたてのような麺を味わえるといった製品の長所を伝えるために、「お水がいらない鍋焼うどん」と命名。するとこの名前に顧客が興味を持ち、売上は年間100万食を超えたという。質の良いものを作るのはもちろん、それが顧客に伝わるようなネーミングが重要のようだ。
参考:http://diamond.jp/articles/-/91862

02「Amazon Echo」
- ■ 音声で指示ができる機械
- ■ アマゾン製品が大ヒット
2014年にアマゾンから発売された、スピーカー型音声アシスタント『Amazon Echo(アマゾン・エコー)』の人気が広がっている。今やレビューは37,000件を超え、評価の平均は5点満点中4.5点。このレビュー数で異例の高評価だ。
Amazon Echoは家庭に設置し、話しかけるだけで様々なアシスタントをしてくれる。例えば音楽の再生やタイマーの設定、他のIoT電化製品や照明の操作などだ。現在、有名な音声アシスタントにはiPhoneの「Siri」やAndroidの「Ok,google」があるが、それらと比較しても十分な機能だという。むしろスピーカーとしての性能が高く、音声を拾う範囲が広いため、家庭用としてはこちらに軍配が上がりそうだ。そしてアマゾンはこの春、一回り小さい「Echo Dot(エコー・ドット)」と持ち運び可能な「Amazon Tap(アマゾン・タップ)」を発売。今後も家庭用音声アシスタントの先駆者としてアマゾンが独走するのか、注目である。
参考:http://diamond.jp/articles/-/74676

03「贈り物弁当」
- ■ 全国の名物が揃ったカタログギフト
- ■ 地方新聞社が取材し厳選
ただ選ぶだけの従来のものとは一線を画すカタログギフトが人気を集めている。それが、日本全国45の地方新聞社が厳選した各地方の名産品を購入できるカタログギフト『贈り物弁当』だ。
贈り物弁当は、木製の弁当箱の中に肉や魚など各地の名産品を紹介する商品カードが入っている。カードの表面は食用をそそるような商品写真で、裏面は新聞記事風の紹介文で魅力を伝えてくれるため、見た目も楽しみながら商品を選ぶことができる。また、地元をすみずみまで知っている地方新聞社だからこそ、隠れた名産品を紹介できるのも、このカタログギフトの利点だ。地方のよさ、その企業ならではの強みを活かした例として、注目していきたい。
参考:http://www.47club.jp/contents3/okurimonobento.html

04「企業内大学」
- ■ 体系化された通年の研修プログラム
- ■ 中長期的な視点での人材育成
時代の変化へ柔軟に対応できる社員を育成するため、社員が自分の希望に沿って受講できる研修制度、『企業内大学』を設置する企業が増加している。
業務に必要なスキルやエリートを育成するために行われていた従来の研修制度に対し、近年では総合的な人間力強化や働く意欲の醸成が重視されている。そこで、社員のキャリアアップのため、社員自身の目標や都合に合わせて受講プランを立てられる企業内大学に研修がシフトし始めているのだ。企業内大学を設置することで、有力な社員を育成するほか、教育制度を充実させ離職を防ぐことも期待されている。即戦力ではなく中長期的視点からの人材育成を目指す動きは、今後も広がっていきそうだ。
参考:http://hrd.php.co.jp/shainkyouiku/cat21/post-518.php

05「デジタルブラジャー」
- ■ 運動量を測るウェアラブルデバイス
- ■ 名門サッカーチームが導入を検討
先日、英国サッカープレミアムリーグを制したレスター・シティーが『デジタルブラジャー』という黒い下着のようなアイテムを身につけ練習していることが話題となった。
デジタルブラジャーとは選手の運動量や走行距離を記録するウェアラブルデバイスのこと。運動量を計測する利点は主に二つ。選手が運動時にかかる負荷、疲労度などのコンディションが数値化されること。そしてそれによりケガを防止させたり、選手を休ませるタイミングが分かることだ。これにより監督は、選手を効果的にマネジメントすることができる。その効果が認められ、デジタルブラジャーはレスター・シティーだけでなく、ドイツサッカークラブのドルトムントなどでも、導入されるという。今後はサッカーだけでなく他のスポーツも導入され、益々注目されるそうだ。
参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160522-00010000-bfj-spo

06「常温自動販売機」
- ■ 第三の温度の自動販売機
- ■ 真夏に需要が増える
季節の変わり目で自動販売機の商品が入れ替わる中、「あたたかい」と「つめたい」に次ぐ“第三の温度”で飲み物を提供する『常温自動販売機』が話題になっている。
常温自動販売機とは、通常のホット(約50度)とコールド(約5度)の温度に加え、常温(約20度)で飲み物を提供する自動販売機だ。アサヒ飲料は、この常温自動販売機を、年内に300台設置することを目指すという。最近では専用のコーナーを設け、常温で飲み物を売るコンビニが増えている。冷房で冷え切った環境では、常温の飲み物の需要が高いそうだ。今後は常温であることを味わいや香りに活かした、新たな飲み物が登場することが期待される。常温自動販売機のこれからの動きに注目したい。
参考:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ13I4B_X10C16A5TI5000/

07「国際メディアセンター」
- ■ 伊勢志摩サミットで活躍
- ■ 日本の魅力を国内外にアピール
伊勢志摩サミットに合わせて『国際メディアセンター』が設置された。これは、三重県営サンアリーナに設置され、伊勢志摩サミットを取材する報道関係者の作業スペース等を備えるための総合施設のことだ。
各国の報道関係者の取材スペースだけではなく、日本の技術をPRする展示スペースも兼ねている。展示物には新幹線の模型や介護ロボット、人との対話ができるシャープのロボット型携帯電話「ロボホン」やH3ロケットなどがあり、日本が誇る技術を一同に見ることができる。国際メディアセンター自体は、以前からサミットに合わせて短期間の設置がされていた。会議を取材するために、海外メデイアが大勢訪れる、日本の技術等をアピールする場としても活用しているのだ。観光大国を目指す日本にとって日本の魅力をどう伝えるかが今後大事になっていく。国際メディアセンターはその良い指針になるかもしれない。
参考:http://www.sankei.com/politics/news/160524/plt1605240043-n1.html
