これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「トラベラーズボックス」

  • ■ 旅行で余ったコインをポイントに交換
  • ■ 無駄のなさに人気高まる

海外旅行から帰国後、余ったコイン(外貨)に頭を悩ませた人は多いだろう。そんな悩みを解決できるサービスが、『トラベラーズボックス』だ。
トラベラーズボックスとは、出国時に残ったコインを電子マネー、ポイント、ギフトカードなどに交換できる端末のこと。諸外国ではすでに同様のサービスが展開されているが、日本では初の試みとなる。取り扱い通貨は日本円、米ドル、ユーロ、人民元の4種類で、PayPalなどの馴染みのある電子マネーやポイントサービスに交換できる。余ったお金を無駄なく活用できるため、利用者が増えているという。こうした海外旅行を少し快適にするサービスは、インバウンド(外国人観光客)の増加とともにますます充実してゆくだろう。
参考URL:http://www.asiatravelnote.com/2016/03/26/travelersbox.php

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02「百合子グリーン」

  • ■ 自身のパーソナルカラーを設定
  • ■ 選挙戦で一体感を演出

今回の東京都知事選挙で勝利した自由民主党・小池百合子氏だが、小池氏が展開した『百合子グリーン』作戦が、圧勝の秘訣だといわれている。
百合子グリーンとは、選挙戦にあたり小池氏が設定したパーソナルカラーだ。小池氏には環境大臣としての実績を売り出すため、自分を象徴する色としてグリーンを設定した。服装はグリーンを基調にコーディネートし、支持者にもグリーンのものを身に着けてくるよう呼びかけ、街頭演説では街角がグリーンに染まり、ブームが起こっているかのような空気を演出していた。セルフブランディングを意識的に展開した小池氏の成功を受け、日本の政治家にも同様の手法が広がっていくか注目していきたい。
参考URL:http://appuntito.jp/archives/3158/

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03「少年サンデーカフェ」

  • ■ 有名漫画とカフェのコラボ
  • ■ イメージメニューが人気

ヒットした漫画やアニメが飲食店とコラボすることが通例となっている昨今。小学館の漫画雑誌週刊少年サンデーもカラオケチェーンのパセラとコラボし、漫画にちなんだメニューを提供する『少年サンデーカフェ』をオープンした。
メニューには、漫画内に実際に登場したものや、キャラクターをイメージしてデザインされたものが多数用意されている。また、雑誌で連載している漫画家のサイン色紙も展示されており、ファンにはたまらないカフェとなっているそうだ。近年はこういった飲食店とコラボするイベントが非常に多いが、その理由はメリットの多さにある。飲食店には確実な需要が見込まれるうえ、出版社は作品を盛り上げることができる。ファンも作品を堪能できるため、コラボに喜ぶ声は多い。業界の垣根を越えた組み合わせが、新たなビジネスに発展した成功例ではないだろうか。
参考URL:http://news.mynavi.jp/articles/2016/08/02/sundaycafe/?rt=top

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04「夏休み子供無料」

  • ■ USJで子ども入場料無料に
  • ■ 若い子育て支援に向けた施策

夏休みシーズンで、様々なレジャー施設が活性化される中、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)が実施する『夏休み子供無料』キャンペーンが話題を集めている。
夏休み子供無料は、7月18日から9月4日まで実施されるキャンペーンで、大人一人につき12歳以下の子どもの入場料が無料になるとのこと。開業15周年を迎え関西在住の皆様への感謝の気持ちを表すことが実施の理由だというが、実は若い子育て世代に向けたキャンペーンでもあるという。彼らにとって現状のUSJの入場料は割高で、頻繁に遊びに来ることは難しい。そこで、今回のキャンペーンを通じて、USJに普段あまり来園できない小さい子どもたちに来てもらい、早期からファンになってもらうことが目的だ。ライフタイムバリューを見据えたこの取り組みの今後に注目したい。
参考URL:https://www.usj.co.jp/enjoy/kids-free/ 

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05「高齢ニート」

  • ■ 35歳以上のニート
  • ■ 支援の対象外で問題に

今年の7月、東京中小企業家同友会がニートを試験的に採用し、人手不足を解消するための戦力化活動を始めた。この発表に伴い、『高齢ニート』の存在が物議を醸している。
従来のニートの定義は、厚生労働省が定めた「15~34歳の非労働力人口で、家事も通学もしていない者」だ。したがって先述した採用活動の対象は34歳以下のニートであり、35歳以上のニートは当てはまらない。ところが実際のところ、30代後半から50歳代のニートも多数いるそうだ。高齢の両親の稼ぎを頼る者や、親の年金から小遣いをもらう者なども存在しており、高齢ニートの状況は逼迫している。このままの状態で支援を始めても、本当に助けを必要としている人々に届かない可能性があるだろう。インターネットではそのような指摘がされており、ニートの定義に改善が求められている。
参考URL:http://www.sankeibiz.jp/econome/news/160711/ecd1607110500001-n1.htm

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06「機械人間「オルタ」」

  • ■ 最新研究のアンドロイド
  • ■ 限られた要素で人間らしさを表現

アンドロイド研究の工学博士・石黒浩氏が、この度『機械人間「オルタ」』を発表した。
機械人間「オルタ」とは、限られた要素で「人間らしさ」を表現することに挑戦し作られたアンドロイドのこと。これまでのアンドロイドは人間とそっくりな見かけで人間らしさを表現してきた。しかし、機械人間「オルタ」は顔と首以外は機械がむき出しで、性別や年齢が不明な顔が特徴で、細かい仕草や音と動きの連動で、人間らしさを表現しているのだ。ソフトバンクがヒューマノイド・ロボットPepper(ペッパー)を開発したり、ハウステンボスの「変なホテル」では様々なロボットを導入したりと、ロボットやアンドロイドへの注目が高まっている。人間らしさとは何かを追及する機械人間「オルタ」が、この市場にどのように貢献するか、今後の展開に注視したい。
参考URL:http://market.newsln.jp/news/201605310517000000.html 

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07「石田三成」

  • ■ 不遇の知将を再評価
  • ■ ファンだけではなく行政もブーム作りに参加

豊臣政権を支え関ヶ原の戦いの西軍の大将として有名な『石田三成』。江戸時代以降は歴史の敗者として一方的に悪く語られがちだったが、近年は流れが変わってきたようだ。
きっかけは、近年の小説や大河ドラマ、ゲーム、アニメなどでの人物描写にある。検地や兵農分離、不作時の年貢免除など知的で義に厚く有能善政の武将としての面が取り上げられ、歴史好きの女子「歴女」によって人気に火がついたのだ。その人気ぶりは、三成の出生地である滋賀県にて、三成タクシーや三成CM、三成フェスなどといった、観光客誘致のプロモーションにも展開されている。石田三成のように、歴史上の人物が再評価され、行政などによって地方創生につなげるケースが今後も増えるかもしれない。
参考URL:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1607/23/news026.html

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