これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「スナホ・ゲーム解放区」

  • ■ 鳥取砂丘でスマホゲーム
  • ■ 安全に遊べるのがウリ

日本で一大ブームを巻き起こしているゲームアプリ「ポケモンGO」。これを受けた鳥取県は観光客誘致を目的に、『スナホ・ゲーム解放区』として鳥取砂丘をポケモンGOのプレイ歓迎区域にすることを発表した。
ポケモンGOはユーザーの現在地と連動して遊ぶゲームで、実在するランドマークや道端の物などがスポットとしてゲームに登録されている。鳥取砂丘にはこのスポットが大量にあり、近付くとゲームでイベントが発生するため、数多くのユーザーが訪れているという。都心や街中ではポケモンGOによる歩きスマホや自転車・自動車の事故が問題になっているが、砂丘は転倒しても怪我をしにくく、周辺に迷惑がかかりにくいことがウリのようだ。鳥取砂丘以外でもポケモンGOを歓迎する声はあがっており、ゲームを利用した観光客誘致に期待がかかっている。
【参考URL】http://www.asahi.com/articles/ASJ7T4HYQJ7TPUUB005.html

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02「SPACEMARKET」

  • ■ 空いた場所をシェア
  • ■ 個人から企業までOK

車を多人数で使用するなど、モノを共有する「シェアリングビジネス」が世の中に浸透しつつある。中でも注目を浴びているのが、場所の貸し借りを仲介するサービス『SPACEMARKET(スペースマーケット)』だ。
SPACEMARKETでは場所提供者が登録をすると、使用者から簡単に検索・コンタクトをとれるようになっている。その後の予約と支払いも一本化されているため、非常にわかりやすいシステムだ。スペースとしてはレストランや古民家、娯楽施設などがある。場所提供者は空き部屋などを有効活用することができ、使用者は様々な場所を吟味した上で比較的安く借りられるため、双方にとってメリットが多いことが人気の理由になっている。提供者と使用者のニーズをうまく組み合わせることは、シェアリングビジネス以外でも成功の秘訣となりそうだ。
【参考URL】https://spacemarket.com/about/service

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03「ダークツーリズム」

  • ■ 死や悲しみの場を観光する
  • ■ 当事者は複雑な心境

従来の楽しみを目的にした観光の在り方とは違った『ダークツーリズム』が、現在注目を集めている。
ダークツーリズムとは、戦争や災害など、死や悲しみの舞台となった場所を観光として訪れることを指す。別名「悲しみのツーリズム」とも呼ばれ、有名な場所に同時多発テロ跡地「グラウンド・ゼロ」が挙げられる。また、東日本大震災で被災した福島県浪江町もその対象として注目度が高い。被災地を巡ることは復興の在り方を考える上では重要だが、未だに悲しみから立ち直れていない被災者は、観光客が次々訪れることについて複雑な心境だと言う。「ダークツーリズムは歴史的警告という役割を果たす」と指摘する学者がいるが、この新しい観光の形が被災者の気持ちに寄り添いながら発展していけるか、注視したい。
【参考URL】http://www.afpbb.com/articles/-/3079797?page=2 

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04「オレ様化」

  • ■ 権力の座に就くことによる暴走
  • ■ 身近で発生するリスクあり

先の参議院選挙で、「改憲勢力」が議席の3分の2を占める結果となる中、安倍晋三首相の『オレ様化』が指摘されている。
オレ様化は、権力の座に就いた当人が、おごりや自信過剰から冷静な判断ができなくなり、暴走してしまう現象を指す。イギリスで提唱されたこの概念は、「実権を握っている」「権力の座に長期間座っている」「個人が権限をふりかざすのに、最小限の制限しか掛からない」の3つの条件が揃うと発生するという。実は、このオレ様化は政治に限らず企業内でも発生する。三菱自動車で起こった燃費不正問題も、この現象が原因だといわれている。もし身近な人に同様の現象が起きたら、周囲は客観的な判断を持ち、暴走を食い止める必要があるという。身近に潜むオレ様化のリスクに、注意する必要があるだろう。
【参考URL】http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160712-00000111-sasahi-soci

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05「ケンタッキー
ボイコット」

  • ■ 南シナ海判決の抗議活動
  • ■ 米国系商品の不買運動

いま、『ケンタッキーボイコット』というケンタッキーフライドチキンなど米国系商品の不買運動が中国各地で起こっている。
背景として、国際仲裁裁判所が、中国が主張する南シナ海領有権の歴史的根拠を否定する判決を下したことがある。中国政府を支持する市民は、判決への抗議活動として、判決を支持した米国に矛先を向け不買運動を展開したのだ。一方、中国国内では一連の騒動を愛国の皮を被った個人的な不満の発散に過ぎないと批判する声もあり、中国政府はこの運動をいさめている。国内全体に蔓延した不満が、領土問題というきっかけを得てビジネスにも様々な影響を及ぼしている今回の運動。中国に限らず、様々な国にも通じる問題として、注視していきたい。
【参考URL】http://www.asahi.com/articles/ASJ7N52G6J7NUHBI027.html

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06「teratail」

  • ■ エンジニア特化型Q&Aサイト
  • ■ 質問にプロが無料で回答

ウェブサービスの拡充の重要度が高まり、プログラマーの需要がますます高まっている昨今のビジネス。そんな中、プロのエンジニアに無料でプログラムの質問に答えてもらえるQ&Aサイト、『teratail(テラテイル)』が急激に利用者を伸ばしている。
teratailでは、プログラミング過程で直面した課題・問題に関し、解決方法を募集すると他のユーザーから解答が得られる。そして、登録ユーザーは質疑応答しながら各ユーザーと切磋琢磨してゆくのだ。高い回答率とスピーディーな回答時間からユーザー数を伸ばし、サービス開始から1年半で累計質問数は3万件を超した。こういったサイトは、高い専門性を求められる各分野で今後も増えてゆくのだろう。
【参考URL】https://teratail.com/

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07「吉呑み」

  • ■ スマホでボトルキープ
  • ■ 低価格競争からの転換か

牛丼チェーン店の「吉野家」が、今力を入れているサービス『吉呑み』が注目を集めている。
吉呑みは、1000円前後の低価格で商品の牛皿などをつまみにお酒が楽しめ、ちょい呑み気分が味わえるサービスで、ビジネスマンを中心に支持を得て拡大していった。最近ではその吉呑みに、スマートフォンのアプリから仮想マイボトルをキープできる「デジタルボトルキープ」を導入。このサービスを利用することで、生ビール・焼酎10杯分を500円お得に飲むことができ、牛丼のみの注文の場合よりも客単価を上げることが期待されている。近年、熾烈な低価格競争の最中にあった牛丼チェーン業界だが、2015年の4月に材料費と人件費の高騰により業界全体で値上がりを余儀なくされていた。吉呑みが値上がりによる客離れ問題の突破口となりえるのか、注目である。
【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1607/20/news136.html

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