01「ホームステージング」
- ■ 物件をコーディネート
- ■ 魅力アップで販促に
現代日本に広がる中古物件や空き家の問題。長い間買い手がつかないのがそもそもの原因であることが多いが、それを解決するかもしれないサービスが注目をされている。
アメリカでは30年以上前から存在していた、『ホームステージング』という仕事。これは、売却物件を魅力的に演出することで、資産価値を高めたり素早い売却を助けたりするサービスのことだ。具体的には、部屋に合った家具でコーディネートしたり、ライティングで部屋を広く見せるなどの工夫を行う。ホームステージングの効果は高いため、長い間売れ残っていた中古物件が数日で契約されることもあるそうだ。売れにくい商品であっても、見せ方の工夫一つで他社との差別化や売上につながるのだろう。
【参考URL】http://www.homestaging.or.jp/

02「データサイエンティスト」
- ■ ビッグデータを活用
- ■ 情報分析でビジネス
コンピュータの進歩で、人類が扱う情報量は加速度的に大きくなっていると言われている。この膨大な情報は「ビッグデータ」と呼ばれているが、大きすぎるあまり解析が難しい場合もあるそうだ。
そんなビッグデータを的確に分析し、必要な情報をビジネスに活かす人々のことを『データサイエンティスト』という。例えば、自社と他社の情報を比較して改善点を指摘したり、商品開発のアドバイスなどをすることができる。単にビッグデータを整理するだけではなく、そこから導き出される問題解決法を、分かりやすく伝える能力も必要だ。統計学やプログラミングなどの高度な技術を多様に身につけなければならないため、需要に対して人材が少ないとの声もあるが、これからますます必要とされる職業なのではないだろうか。
【参考URL】http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/548422/082400094/

03「ニュースメディア連合」
- ■ アメリカの新聞が加盟してる団体
- ■ 団体名称から「新聞」が外された
アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズが、米国新聞協会がその名称を『ニュースメディア連合』に変更したことを報じた。
ニュースメディア連合の前身である米国新聞協会は、ニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナル、そしてワシントン・ポストなど、大手新聞から全米各地の地方紙までが加わる、影響力が強い団体だ。今回、ウェブニュースの台頭など、情報のデジタル発信が増加していることを受け、名称から「新聞」を外すこととなった。だが、ニューヨーク・タイムズは「新聞は公益にかなう報道を続けるのに対し、ネットメディアは娯楽性が強く、情報にも信ぴょう性がない」と情報の品質面における新聞の重要性について論じている。社会の公器としての役割を担う新聞が、今後の存続を続けていくかに注目したい。
【参考URL】http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160914-00047873-jbpressz-int

04「オプザイル」
- ■ SNSで華やかな私生活を見せる
- ■ 目的は高額情報商材の売り付け
SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)で、個人的な日常の様子を投稿する人が多い中、『オプザイル』が注目を集めている。
オプザイルとは、歌手グループ「EXILE(エグザイル)」にかけた造語で、華やかな格好をした男女が、充実した生活をSNSで見せつつ「バイナリーオプション」という金融商品で、多額の利益を出す(ように見せる)集団を指す。彼らの本当の目的は、それらの金融商品に関する高額な情報商材を売りつけることと推測されており、国民生活センターではオプザイル関するトラブルが多く寄せられているという。被害を生む背景には、SNSで流れてくるオプザイルの情報を鵜呑みにしてしまう生活者の危うさがある。このような詐欺被害の広がりから、SNSの在り方について再検討する必要があるだろう。
【参考URL】http://webfor40.net/money/opzairu

05「ヒアラブル」
- ■ hear(聴く)+ウェアラブル
- ■ 耳に装着できる高性能端末
アップル社が発表した新型スマートフォンiPhone7より、イヤホンジャックがなくなりワイヤレスイヤホンが採用されたことで、『ヒアラブル』という単語が注目を集めている。
ヒアラブルとは、身体に装着できる高性能端末を指す「ウェアラブル」に、hear(聴く)を掛けた造語の事。つまり、耳に装着できる高性能端末を指す。ヒアラブルの分野ではすでに、高性能な音声入力や健康管理が可能な端末が続々と生まれている。アップル社は今後、イヤホンケーブルに縛られないモバイル機器を開発していくと発表した。社会に大きな影響力を持つアップル社がヒアラブルを選択したことは、ヒアラブル研究に一層の進歩と、ビジネス機会の増大をもたらすだろう。
【参考URL】http://toyokeizai.net/articles/-/135284

06「こち亀」
- ■ 40年の連載に幕
- ■ 国民的人気漫画
幅広い年代に支持を集める漫画雑誌、週刊少年ジャンプ。その中でも長寿の連載作品『こちら葛飾区亀有公園前派出所(以下、こち亀)』がついに完結、連載終了し話題となっている。
こち亀は、葛飾区を舞台に巡査の主人公・両津勘吉の破天荒な日常を描く漫画。40年間一度の休載もなく掲載され、「少年誌の最長連載記録」のギネス世界記録にもなった。連載中盤からは時事の話題をとり入れており、こち亀を読むことで時代の移り変わりを感じることができる。こち亀が40年の長きにわたり親しまれてきたのは、このように時代の流れに柔軟に対応し人々の共感を得たからではないだろうか。古びず長く愛され続けるヒントが、こち亀には詰まっている。
【参考URL】http://www.j-kochikame.com/

07「「君の名は。」」
- ■ 岐阜と東京で聖地巡礼客が増加
- ■ 美しい背景描写は国内外で人気
公開から17日間で興行収入60億円を突破したアニメ映画『君の名は。』が注目を集めている。
「君の名は。」とは美しい背景描写が特徴的な、国内外の人気を集める新海誠監督の新作劇場版アニメ映画だ。映画の舞台である東京や岐阜の実在する街が緻密に描かれており、名シーンとなった場所を聖地巡礼するファンを見越して、映画「君の名は。」とJR東日本のキャンペーン「FUN! TOKYO!」がコラボした、スタンプラリーも展開しているという。元々、新海誠監督作品は国内外で定評があり、日本ではCMなどでも起用され海外では数多の賞を受賞している。今作品も既に世界85カ国での配給が決定しており、今後は海外のファンの巡礼も予測されるだろう。聖地巡礼が定番化した今、インバウンドや地方創生の視点から見ても、経済効果が期待できるだろう。
【参考URL】http://toyokeizai.net/articles/-/136068
