01「鉄道カラオケ」
- ■ 車掌気分が味わえるカラオケ曲
- ■ 新規顧客開拓へ
以前と比べ、カラオケ市場の成長率は横ばい状態が続く中、『鉄道カラオケ』が話題を呼んでいる。
鉄道カラオケとは、電車の運転手や車掌気分が味わえるカラオケの曲だ。鉄道カラオケをリクエストすると、電車の運転席から前方景色を眺めた映像に合わせて、車掌によるアナウンスのテロップが流れる。このテロップをそれらしく読みあげれば、誰でも車掌気分を味わえるという。このサービスを開始した背景には、カラオケの利用頻度が低い人、または利用しなくなった人を再度呼び込みたい意図があった。そこで「鉄道ジャンル」という、一見するとニッチなジャンルに目を付けたという。今までにない新しいカラオケの曲として、鉄道カラオケが今後どのように楽しまれるかに注目したい。
【参考URL】http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160928-00000021-zdn_mkt-bus_all

02「小型ファミコン」
- ■ ファミリーコンピュータの縮小版
- ■ 往年の30タイトルが楽しめる
テレビゲームに代わりスマートフォンゲームが台頭する一方で、『小型ファミコン』の発売が決定し話題を集めている。
小型ファミコンとは1983年に発売されていたファミリーコンピュータを約60%のサイズに縮小したゲーム機で、テレビなどに繋いでゲームを楽しむことができる。「スーパーマリオブラザーズ」や「ドンキーコング」など、長く遊ばれていた往年の30タイトルが、カセットなしで楽しむことができるという。当時のものを再現したコントローラーも2本ついているため、家族や友人と対戦・協力プレイが可能。さらに、画面表示はアナログテレビ風の荒めの表示を選ぶことができるというこだわりぶりだ。リオ五輪の閉会式で安倍首相がマリオ姿で現れ話題を呼んだが、今後ますますかつてのテレビゲーム文化が盛り上がるかもしれない。
【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1609/30/news080.html

03「オートファジー」
- ■ 細胞内のたんぱく質の再利用
- ■ 研究者がノーベル賞を受賞
今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した、大隅良典氏の研究内容『オートファジー』が注目されている。
オートファジー(自食作用)とは、不要になったたんぱく質を細胞自身がリサイクルして新しいたんぱく質をつくる働きを指す。普段の食事で摂りきれないたんぱく質はオートファジーでまかなわれており、人間の生命維持にきわめて重要な働きだとされている。大隅氏はこの仕組みを解明し、ノーベル賞を受賞した。また、オートファジーはがんや神経疾患にも関係があるとされ、オートファジーを使った新たな医療・医薬品の研究も始まっている。新しい治療法の発展に伴うビジネスチャンス拡大という視点も含め、注目していきたい。
【参考URL】https://thepage.jp/detail/20161013-00000016-wordleaf?page=1

04「106万の壁」
- ■ 短時間労働者の社会保険適用基準が拡大
- ■ パートで家計を支える主婦に影響
2016年10月から、短時間労働者の社会保険の適用基準が拡大された。新たな適用条件のひとつ、「1ヵ月の賃金が8.8万円以上」を年収に換算すると106万円以上の場合に該当することから、この基準は『106万の壁』と呼ばれ、パートで家計を支える主婦たちに大きな波紋を呼んでいる。
今までの適用基準では、配偶者控除の基準を超えないよう、女性が就労時間を抑えるケースが目立っていた。だが今回の改正で、短時間労働者であっても今までより長い時間働かなければ全体的な収入が減ってしまうことになり、これによって女性の社会進出を促そうという狙いが政府にはあるようだ。この改正は主婦層のライフスタイルや消費に大きな影響を与えそうだ。
【参考URL】http://zatutisiki.com/3220.html

05「スカイプ面接」
- ■ テレビ電話面接
- ■ 時間短縮のメリットも
近年の新卒採用は選考期間が短くなり、多数の企業を受ける学生にとって時間が足りないことがある。そんな学生に利用されているのが、『スカイプ面接』だ。
これは、無料でチャットやテレビ電話ができるサービス「スカイプ」で、就職活動の企業面接を行うこと。学生が企業へ行かずに済むため、気軽に面接を行えることがメリットとなっている。また、企業から離れた場所に住む学生にも重宝されており、海外在住の学生には多用されるようだ。ところが、スカイプ面接が浸透すると同時に、欠点や問題も浮上してきている。実際に会うと学生の印象が違ったり、逆に学生がオフィスの雰囲気を感じたりすることができないのだ。一長一短の面接方法ではあるが、上手く使えば優秀な人材の採用につながるなど、可能性が広がるのではないだろうか。
【参考URL】http://diamond.jp/articles/-/103392

06「ブリージャー」
- ■ 出張ついでの観光
- ■ 世界的流行に
国内外へ出張したときに、「せっかく来たから少し観光しよう」と思ったことはないだろうか。まさにそんなビジネスパーソンのための、新しい旅のスタイルが世界的に流行している。
『ブリージャー(bleisure)』とは、「ビジネス(business)」と「レジャー(leisure)」を融合した言葉で、日本語で「出張休暇」という意味を持つ。出張先で仕事を終えた後、休暇をとって観光を楽しむのだ。ブリージャーによって社員は幸福感を得られ、会社への満足度も上がるという。日本では聞きなれないが、欧米などでは数年前から広がりつつあるようで、既に企業やビジネスホテルなどが体勢を整えているという。日本でもブリージャー向けの改装を行うホテルが出始めており、訪日外国人の観光が期待されている。あらゆる方面にメリットが生まれるブリージャーだが、日本企業にも浸透するのかが注目されている。
【参考URL】http://www.cafeglobe.com/2016/02/052223bleisure.html

07「KIROBO mini」
- ■ コミュニケーションロボットを民間に
- ■ 車やスマホと連動
トヨタ自動車が発表したロボット『KIROBO(キロボ) mini』が話題を呼んでいる。
「KIROBO mini」とは、2013年に宇宙へ飛び立ったコミュニケーションロボット「KIROBO」のプロジェクトから派生した小型のロボットだ。特徴はスマホと連動させることで、人の表情を認識し感情を読み取り、仕草や口調を使い分けられること。また対応する車両から取得した情報を元に、交流を重ねることによってKIROBO miniも成長していくなど、温かみのある交流を可能にしているところにある。小柄で持ち運びが可能なので外出の際に連れて行き、その場所での思い出を後に会話に交ぜてくれることもできるという。ロボットが人をサポートするだけではなく、パートナー(家族)として共存できる可能性を探るこのプロジェクトを今後も注視していきたい。
【参考URL】http://japan.cnet.com/news/service/35089580/
