01「トランプリスク」
- ■ トランプ氏当選による影響
- ■ あらゆる混乱を引き起こす?
去る11月8日、アメリカでは大統領選挙が行われた。当選前から引き続きドナルド・トランプ氏のアメリカ大統領就任による様々な影響『トランプリスク』が警戒され、全世界から注目を浴びている。
トランプリスクとは、トランプ大統領の誕生によって世界の株式市場が大きく乱れ、経済の先行きが不透明になることや、アメリカの政策によって各国に与える悪影響など、あらゆるリスクを指す言葉だ。日本の場合、トランプ氏はTPP(環太平洋経済連携協定)に反対しているため、輸出による利益が見込まれなくなるとの意見がある。アメリカの場合は、移民政策によって優秀な外国人を雇いにくくなるとして、一部の業界で不安視する声があがっている。過激な発言で知られるトランプ氏がどのような政策を行うのか、その一挙一動に目が離せない。
【参考URL】http://www.newsweekjapan.jp/noguchi/2016/11/post.php

02「サバゲー女子」
- ■ サバイバルゲームが人気
- ■ 婚活パーティーでも活躍
軍事や武器、迷彩柄のファッションなどを好む、いわゆるミリタリーオタクと呼ばれる人々。その中でもサバイバルゲームを趣味とする一般女性が増え、『サバゲー女子』という言葉が広がっている。
サバイバルゲームは、ミリタリー風の服装やゴーグルを身に着け、エアガンで撃ち合うスポーツのこと。今までは準備に手間やお金がかかるため、コアなミリタリーファンを対象とした遊びだった。ところが近年、装備品のレンタルや“戦場”となる専用の貸しフィールドが充実。全身を使うことで運動になるほか、チームワークを発揮することで婚活パーティーのイベントに採用されるほど人気だという。マニアックな市場が拡大した良い例ではないだろうか。
【参考URL】https://zuuonline.com/archives/123598

03「出店拒否」
- ■ マクドナルドの歴史地区の出店拒否
- ■ 地域の「伝統的な事業」を支援
食のグローバル化が進む中、ファーストフードチェーンであるマクドナルドの出店申請をフィレンツェの歴史地区が『出店拒否』したことが大きな話題になっている。
マクドナルドが出店を目指していたのは、フィレンツェの歴史地区の中でも極めて人気の高い、ドゥオモ広場。出店に向け、マクドナルドは同市が課した新規制を満たすべく、看板の変更などを行っていたという。しかし市民から反対運動が起こり、出店申請は却下されることに。市長は「マクドナルドが出店申請を提出する権利があるように、我々にもそれを拒否する権利がある」と言明し、この地域の「伝統的な事業」を支援する考えを明らかにした。この問題は、多くの歴史遺産を有する日本も十分起こりうる。この訴訟がどう決着するか、今後に注目したい。
【参考URL】http://news.livedoor.com/article/detail/12258084/

04「ジャーナリング」
- ■ 思ったことを描き続ける習慣
- ■ ストレス解消に効果的
仕事や人間関係などで様々なストレスに直面することが多くなる中、その対処法として『ジャーナリング』が注目されている。
ジャーナリングとは、頭の中にある考えや気持ちなどを一定時間書き続ける習慣を指す。ジャーナリングを行う際に重要なのは、思ったことや感じたこと・気持ちなどを、形式にとらわれず自由に書くこと。これにより、頭の中が整理され、気持ちが落ち着いてくるのだという。また毎日行うことで、さらなる効果が期待できるそうだ。心理学の実験では、ジャーナリングで「心配事やうつ症状がかなり抑えられた」という結果が出ている。さらに、自分の考えを書き出すことでキャリアプランを立てるのにも役立つという。紙とペンがあれば、気軽に始めることができるこのストレス対処法を毎日の習慣にしてみてはいかがだろうか。
【参考URL】https://jooy.jp/29919

05「バイクシェアリング」
- ■ 自転車のシェアサービス
- ■ 乗り捨て可能が特徴
ルームシェアやカーシェアなど、様々なモノ・サービスのシェアビジネスが広まるなか、『バイクシェアリング』を導入する実証実験が都内で行われている。
これは自転車を時間料金制で利用できるサービスのこと。利用した自転車を借りた場所に返す必要があるレンタサイクルと違い、バイクシェアリングでは、自転車は都内各所の専用の駐輪場(サイクルポート)に設置され、どのサイクルポートに返却(乗り捨て)してもよい。利用手続きも簡単で、専用サイトで会員登録し、ICカードまたはスマートフォンを自転車の端末にかざすだけで借りることができる。バイクシェアリングは2020年の東京五輪で観客の移動手段として3万台規模の導入が見込まれているが、これが定着すれば、五輪後も市民の足として有効活用できそうだ。
【参考URL】http://cyclist.sanspo.com/140301

06「首こり」
- ■ うつ病の原因にも
- ■ スマホ利用による首の筋肉の異常
近年、スマートフォン(スマホ)の長時間利用がもたらすさまざまな健康被害が注目されているが、『首こり』もそのうちの一つだ。
首こりとは、首の筋肉疲労とそれによって引き起こされる様々な病気の総称のこと。人間の頭部は約6キログラムの重さがあり、スマホを前傾姿勢で長時間覗き込むのは首に大きな負担をかけている。やがて首の筋肉は疲労し、そこから頭痛、めまい、吐き気が起き、重症化するとうつ病になるおそれもあるため、その影響は決して軽視できない。首こり対策としては、節度あるスマホ利用が最も有効だ。このようなスマホが引き起こす健康被害が目立ち始めてきた現状、スマホ利用のありかたを見直すべき時が来ているかもしれない。
【参考URL】http://newswitch.jp/p/6759

07「宇宙産業」
- ■ ビジネスの場は宇宙へ
- ■ 法制化も進む
ロケットや通信衛星の設計などの技術が進歩するにつれ、宇宙にまつわるビジネスは世界で広がりつつある。そんな中、経団連(日本経済団体連合会)が、政府に日本の『宇宙産業』の市場拡大にまつわる提言をとりまとめた。
提言の中には、衛星から取得したデータを企業が使いやすくするなど制度面の改善が盛り込まれている。近年注目されている人工知能の活用で、大量のデータを気象予測の向上やトラクターの自動運転による農業の生産性向上など、様々な方面での市場拡大につながるためだ。また、日本の宇宙産業をめぐっては、民間事業者の参入を促すための法制化も進めているという。次なるビジネスの鍵は宇宙にあるのかもしれない。
【参考URL】http://www.sankeibiz.jp/business/news/161113/bsg1611131621001-n1.htm
