01「ジモティー」
- ■ 個人が対面で受け渡し
- ■ 売買からアルバイトまで
個人間で売買ができるアプリが普及しているが、その多くは品物を郵送することが多い。一方で、住所が近い人同士が直接会い、対面で取引を行うインターネットサービスが増えている。
『ジモティー』もそんなサービスの一つだ。不用品を販売・譲渡するフリーマーケットのような機能に加え、動物の里親やアルバイトの募集など、「地元の掲示板」の役割を果たしている。売買サービスでは、欲しい品物を見つけたユーザーが、サービス内のチャットで相手にコンタクトをとる。待ち合わせ場所が確定すると、互いが直接会って品物と金銭を渡し合い、そこで取引は完了だ。まだ使えるものを誰かに譲りたいが、梱包などの手間が億劫というユーザーに支持されているようで、「対面取引」の密かな流行はまだまだ続きそうだ。
【参考URL】http://jmty.jp/about/what_is_jmty

02「ソーダ税」
- ■ 世界的に普及が進む?
- ■ 健康促進と税収アップも
WHO(世界保健機関)が、砂糖を多量に使用した飲料への課税を呼びかけたことで、世界中の波紋を呼んでいる。
特に砂糖が多量に使用されている炭酸飲料において、肥満対策や医療費削減につながる課税として期待されている『ソーダ税』。既にアメリカの一部地域で導入されていたが、先日のWHOの発表を機にニューヨークの市内でも可決されたため、今後の拡大が予想されている。利点としては、ソーダ税導入によって税収が増え、飲料の飲み過ぎも抑制に繋がるところだ。その一方で、国民の嗜好に政府が介入していることへの反対意見も根強いという。世界的に肥満人口が伸びている背景もあるため、今後は多くの国で導入が検討され始めるのではないだろうか。
【参考URL】http://www.sankei.com/world/news/160618/wor1606180018-n1.html

03「まちづくりプロレス」
- ■ 板橋地区密着型プロレス団体
- ■ プロレスによる地域創生
地域創生は国全体の課題だが、『まちづくりプロレス』はひときわユニークな成功例だ。
これは、東京都板橋区の商店街で開催される祭りで、メインイベントとして親しまれるプロレス大会のこと。商店街の祭りを盛り上げるイベントのひとつとして始まったが、プロレス団体の代表と商店街に信頼関係が生まれ、「この地域に住みたいという愛着に繋がる祭りのあり方を追求しよう」という想いが地域全体にも広がり、現在まで続いている。会場は毎回地元民でにぎわい、地域に欠かせない存在となっているという。イベンターと地域が協力し街への愛着をつくり上げていくまちづくりプロレスを、地域創生の理想的なモデルケースのひとつとして注目していきたい。
【参考URL】http://itabashi-prowrestling.jimdo.com/

04「ドリパ自販機」
- ■ 大手パーキングへの対抗手段
- ■ 利用者にドリンクをプレゼント
いよいよ数を増し、競争の激化するコインパーキング経営。『ドリパ自販機』は、そんなコインパーキング業界において展開されている、独特のサービスだ。
ドリパ自販機はコインパーキングの利用料金が一定以上の場合、ドリンクを1本もらえる自販機のことだ。この自販機は自動販売機の設置や開発を手掛ける日本マシンサービスがレンタルしており、大手コインパーキングのポイント制度への対抗策として、需要が高まっているという。設置・導入も極めて簡単な点も、コインパーキング運営者にとってメリットだ。日本マシンサービスは、自社の取り扱い製品を駐車場と組み合わせることで、新たなビジネスのフィールドを開拓したといえるだろう。
【参考URL】http://news.livedoor.com/article/detail/12169552/

05「パンダエクスプレス」
- ■ アメリカ風チャイニーズレストラン
- ■ 一風堂の協力で、国内出店が決定
様々なレストランが登場し、食がますます多様化する中『パンダエクスプレス』がオープンするニュースが話題になっている。
パンダエクスプレスとは、中華料理をアメリカ風にアレンジしたメニューを提供するレストランだ。アメリカを中心に出店しており、ショッピングモールや駅、空港などに計1,900以上の店舗を展開。アメリカ国内ではチャイニーズレストランチェーンとして店舗数1位を誇る。今回の日本への出店にあたり、パンダエクスプレスは力の源ホールディングスをパートナーに選んでいる。同社はラーメン店「一風堂」を運営しており、パンダエクスプレスの運営会社は一風堂の全米展開促進に協力しているという。二社間の協力が、日米の食の交流をいかに促進させるか、今後に注目したい。
【参考URL】http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161003-00000061-zdn_n-ent

06「Spotify」
- ■ 世界最大の音楽配信サービス
- ■ ガラパゴス市場の日本に上陸
音楽配信サービスが次々と登場する中『Spotify(スポティファイ)』が日本上陸することが明らかになった。
スポティファイはスウェーデン発の、世界最大規模の聴き放題音楽配信サービスだ。今回の日本進出にあたり、スポティファイは再生中の曲の歌詞を、画面に表示させる新機能を導入した。これは日本における、カラオケ人気を意識した機能だと言う。しかし日本では国内アーティストの人気比重が高いが、スポティファイはこれらの提供楽曲数は限られている。またCDで楽曲を保有したがる日本の消費者の特徴は、音楽配信サービスのスポティファイにとって逆風になるだろう。ガラパゴスと言われる日本の音楽市場において、スポティファイがいかに苦戦を乗り切るかに注目したい。
【参考URL】http://japanese.engadget.com/2016/09/29/spotify-4/

07「黒田博樹」
- ■ 日米を通じて活躍
- ■ セ・リーグを盛り上げる
25年ぶりにプロ野球セ・リーグを優勝した、広島東洋カープのキーマン『黒田博樹』が話題になっている。
黒田博樹とは広島東洋カープ所属のプロ野球選手で、低迷していたカープを長きに渡り支えたエースであり、メジャーリーグでも活躍した投手だ。活躍の場をメジャーに移しても、日本時代と同様の謙虚に探求する姿勢・ピッチングは、見る者に感動を与えていた。そしてカープ女子などのファン増加による追い風が吹く中、黒田の広島復帰が決定。その勢いに乗ったカープは今年ついに優勝を果たしたのだ。また、復帰後の2015年にはグッズや年間シート(年間予約席)の売上が過去最高を記録し、「黒田特需」なる現象も生み出した。海を越え成長し古巣に還元する黒田博樹のような存在は、ビジネスにおいても求められているのではないか。
【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/19/news072.html
