これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「ミールキット・デリバリー」

  • ■ 食材と調味料をセットで配達
  • ■ ヘルシーでお手軽料理

健康的な食事が重視されつつある現代だが、多忙のために食材の買い物に時間を割けないことも多いだろう。そんな人々にぴったりのサービス『ミールキット・デリバリー』がアメリカで大流行している。
これは家庭で料理するために既にカットされた食材、調味料、作り方の説明書をセットで配達するサービスだ。健康を意識した料理をつくりたいが、手間をかけるのが億劫という働き盛りの世代に支持され、市場が急成長しているという。人気のある企業では食材にこだわり、新鮮かつ珍しいものを提供しているそうだ。日本でも既にタイヘイグループなどが似たサービスを展開しており、さらに塩分控えめや柔らかいメニューなどの細かいニーズにも対応している。今後はアメリカだけでなく、日本市場の拡大も期待できそうだ。
【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/31/news012.html

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02「カラフルごみ収集車」

  • ■ かわいいデザインの収集車
  • ■ 子どもに大人気

ごみ収集車といえば徐行運転や停止が多く、それが原因で一般車に追突されることが多いそうだ。そんな中、神奈川県座間市の『カラフルごみ収集車』は千日以上無事故として、その理由に注目が集まっている。
当市ではごみ分別を促すキャンペーンの一環で、ごみ収集車のデザインをカラフルで可愛らしいイラストに変更した。中でも市のキャラクターや花などのモチーフを多用したデザインは大人気で、ごみ収集時に子どもから声をかけられるなどの反応があったという。このデザイン変更によってごみの分別が進んだだけでなく、収集員の意識にも変化が表れ、今まで以上に丁寧な点検や洗車を行っているそうだ。周囲から注目され、愛着を抱かれることで、仕事意識がより良くなった例と言えるだろう。
【参考URL】http://www.asahi.com/articles/ASJB54S2GJB5ULOB00Y.html

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03「SLAPP訴訟」

  • ■ 相手の行動を抑圧する訴訟
  • ■ 日本でも問題視されている

本来は弱者の権利を守るべき裁判が、昨今の『SLAPP(スラップ)訴訟』によって問題視されている。
スラップ訴訟とは“strategic lawsuit against public participation”の頭文字を取ったもので、勝訴ではなく相手の行動抑圧を目的とする訴訟を指す。主に国や企業が社会的弱者に対して起こす場合が多い。元々はアメリカで始まったが、最近では日本でも見られるようになった。例としては、ある企業が個人ライターに対して、名誉棄損による損害賠償の請求や記事掲載に圧力を掛けようとしたことが挙げられる。このように横行すれば報道の自由を侵しかねないスラップ訴訟に対し、アメリカではアンチ・スラップ条項が定められたものの、これによる正当な裁判提起が困難になるリスクも懸念されている。バランスが難しいスラップ訴訟がどのように解決されていくか注目したい。
【参考URL】https://lmedia.jp/2015/01/20/60385/ 

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04「どこでもドア」

  • ■ 自動対応のホームドア
  • ■ 電車の安全向上に貢献

東京五輪の開催を控え、利用者のさらなる増加が予想される交通機関の電車。この度、駅構内で『どこでもドア』の実証実験が開始されたことが話題になっている。
どこでもドアは駅のホームからの転落者を防ぐ新型ホームドアのこと。列車によってドアの配置や数が異なっても、自動で対応するようになっているという。ホームでの事故が多発する中、2016年3月時点での従来型のホームドア設置はあまり多くない。設置が進まない理由は、列車ごとの車両規格によるドアの位置や数の違いだ。例えば都営地下鉄や京成電鉄といった、1線に異なる電車が乗り入れる京急電鉄のような路線では、ドアの場所が複雑になるため特に設置が難しいためだ。今回の実証実験で実用の目途が付けば、どこでもドアの導入はさらに進み、ホームの安全性は高まるだろう。
【参考URL】http://news.yahoo.co.jp/pickup/6218662

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05「海賊党」

  • ■ IT技術を駆使する政党
  • ■ アイスランド総選挙で大躍進

アイスランド総選挙で『海賊党』が第三党となる躍進を遂げた。
この党は、もともと著作権改正を求める団体として結成された、直接民主制、政治の透明性、情報の一般公開を信条とする政党で、若者を中心に支持を集めている。海賊党はヨーロッパを中心に世界に広まっており、オンラインで党員全員が政策決定へ流動的に関与できることが特徴だ。アイスランドでは、租税回避行為で問題になったパナマ文書に前首相が名を連ねていた疑惑を受け辞任した背景があり、海賊党の支持が拡大した。海賊党の支持拡大はヨーロッパ全体で政治に不信感が高まっていることを示しているとも言われており、国政に関与する海賊党がどのように活動し、受け入れられてゆくか、今後も注目したい。
【参考URL】http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/27/iceland_n_12682710.html

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06「おうちバル」

  • ■ 家で楽しむスペイン風居酒屋料理
  • ■ 節約志向もブームを後押し

自宅でゆっくりできる宅飲みがいま静かなブームとなっているが、宅飲みの新たなトレンドとして、『おうちバル』が人気を博している。
「バル」とはスペイン語でカフェとバーが一緒になった飲食店を指し、バーより気軽に楽しめるスペイン風居酒屋として人気を集めている。おうちバルとは、この「バル」風の料理とお酒を自宅で楽しむ宅飲みの一種。バルの特徴「タパス」という小皿料理は見た目も華やかで、おうちバルを楽しむ写真をSNSにアップする若者も多い。節約志向が広がる現状において外食よりリーズナブルなこと、私生活の充実をSNSでアピールしたい若者が増えていることから、おうちバルは今後ますます広まっていきそうだ。
【参考URL】http://news.cookpad.com/articles/59

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07「藻類バイオマス」

  • ■ 注目の次世代エネルギー
  • ■ 少ない面積で生産可能

藻類を使用したバイオ燃料『藻類バイオマス』の実用化に向けた開発が活発になってきている。
「藻類バイオマス」とは藻類が持つ油を抽出し、液体燃料にしたもの。特徴は耕地面積あたりの生産能力が高いことにある。藻はトウモロコシなどの穀物エネルギーに比べ約700倍もの生産能力があり、必要な面積が少なくて済む。また、燃料にする際に排出するCO2の量が少なく環境にもいいとされている。これまでは生産にかかるコストの問題などで開発を見送られることが多かったが、量産方法の確立と技術の進歩で応用できる分野が広がったため、各企業が開発に乗り出しているという。燃料や食糧としても使え、CO2対策にもなるなど様々な利点がある藻類。資源が少なく、土地が狭い日本は藻類バイオマスに力を入れており、今後の燃料ビジネスシーンの目玉になるかもしれない。
【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1610/24/news050.html

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