これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「ユニバーサルツーリズム」

  • ■ 誰でも楽しめる旅行
  • ■ 観光業界で求められる

多くの人が手軽に旅行できる時代になったが、身体に障がいのある人々にとっては未だに高い壁がある。そんな現状を改善するため、誰もが気兼ねなく参加できる旅行のことを『ユニバーサルツーリズム』と言い、日本では国を挙げて促進を行っているそうだ。
近年は多くの旅行会社がユニバーサルツーリズムのツアーを設けている。たとえば、高齢者や障がい者のためにバリアフリーの宿を用意し、小さな子どもがいる家族には急なキャンセルも無料で対応するなどだ。ほかにも、外国語を話す人々が不自由なく楽しめることもユニバーサルツーリズムに含まれている。埋もれていた需要が注目されたことで、旅行業界がさらに活性化するだろう。
【参考URL】http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/sangyou/manyuaru.html

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02「御朱印帳」

  • ■ 参拝の証
  • ■ 大ブームによる転売も発生

数年前から若い女性を中心に流行している『御朱印帳』。これは、寺社に参拝した証に有料でもらう御朱印を集める手帳のことで、昔は熱心な参拝者が携帯しているものだった。
ブームに伴って現代風にデザインされた御朱印帳の売れ行きが上がり、御朱印帳を特集する雑誌やテレビ番組も増加。期間限定の御朱印などは特に人気があり、今や列を成すほどの寺社もあるという。御朱印ブームによって参拝者が増えたことは寺社にとって有益だが、一方で転売・代行業者も増えてきているという。人気の高い御朱印帳はインターネットによって高値で転売され、それを購入する人も後を絶たない。大きな流行には一長一短があることが顕著に表れてしまった例だろう。
【参考URL】http://style.nikkei.com/article/DGXMZO14399800T20C17A3000000?channel=DF140920160941

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03「ダブル連結トラック」

  • ■ ドライバーの人手不足解消のため
  • ■ 1台で2台分の輸送が可能

1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能なトラック『ダブル連結トラック』の実用化が国土交通省により進められている。
この動きの背景として、運送業界全体で進行する人手不足が挙げられる。運送業界では全ドライバーの約4割が50歳以上という調査結果も出ており、人材枯渇は今後ますます深刻化すると見込まれている。そんな現状に対処するため、トラック輸送の省人化が可能なダブル連結トラックの実用化が急がれているのだ。法整備も徐々に進められており、そう遠くない未来に高速道路を走る2台連結のトラックを見る日が来るかもしれない。
【参考URL】http://response.jp/article/2017/03/15/292133.html

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04「紙おむつ自販機」

  • ■ 紙おむつと飲料が購入できる自販機
  • ■ 育児中の父親の声を受け誕生

子育て世代の外出時の大きな悩みのひとつが、少量のおむつを気軽に買える場所の少なさだという。そんな悩みを受け横浜市内のショッピングセンターに設置された『紙おむつ自販機』が、注目されている。
これは飲料のほかに紙おむつが買える自販機で、紙おむつを購入すると一緒に使用済みの紙おむつを捨てられるごみ袋もついてくる。価格は2個入りで200円程度と多少割高の設定になっているが、外出先で少量のおむつを買えることから反応は上々のようだ。子育て支援を行うNPO法人こまちぷらすが、育児中の父親から出た意見をもとに、地域住民の協力によって実現化したという。今後の話題性の拡大によっては、全国各地にこの自販機が設置される日も来るかもしれない。
【参考URL】http://www.kanaloco.jp/article/240245

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05「スタートアップ」

  • ■ 世界中で広がる企業形態
  • ■ イベントも開催

今年3月、世界最大級の『スタートアップ』の祭典が「スラッシュTOKYO」として開催され、約5000人の来場者と過去最大となる500組の企業が参加したという。
このイベントが開催された背景には、近年日本でのスタートアップ企業が広がりを見せていることがある。大手企業では実施しにくい創造的・革新的な経営を展開する中小企業を指すベンチャー企業と違い、スタートアップは、急成長できる新しいビジネスモデルをもって投資を受けている団体・企業を指す。あくまで新しいビジネスモデルや技術を商品として投資を受けることが目的であり、既存のビジネスを展開・運営することが目的ではない。近年ではアメリカなどを中心にスタートアップ企業が増えており、日本にもその波が来たようだ。今後のスタートアップ市場の更なる広がりに注目したい。
【参考URL】https://hataraku.vivivit.com/works/startup

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06「こども保険」

  • ■ 教育の無償化
  • ■ 財源確保が焦点

近年、少子化が叫ばれる日本において、同時に注目されているのは育児問題だ。これを受け、自民党の小委員会では新制度『こども保険』が検討されているという。
こども保険とは、子育て世帯を支援するための新たな社会保険制度のこと。現在の「公的年金」や「介護保険」の仕組みのように働く人や企業から保険料を徴収し、それを児童手当として給付、保育や育児教育の負担を減らす狙いだ。政府や与野党内では“教育の無償化”についての議論が活発化しており、実現のための財源確保が焦点になっている。他にも無償化実現のための案は出ているが、賛否両論で論争はしばらく続きそうだ。教育にまつわる制度の整備が日本の未来への投資として必要な以上、この施策の行く末に注視したい。
【参考URL】http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170402/k10010934191000.html

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07「エイジド・コーヒー」

  • ■ 熟成した旨味がジャンルに
  • ■ 再注目で市場拡大

近年、「熟成(エイジド)」するという手法が食材の旨味を高める方法として定着したが、その流れに乗り、コーヒー業界で注目を浴びている手法がある。
熟成に適したコーヒー豆を、湿度や酸素量、当てる光の量などを調整し、一定期間寝かせることで風味や香りを高める『エイジド・コーヒー』と呼ばれる手法だ。この手法は16世紀からあり、当時の長期航海の最中、潮風や温度、湿度などの影響によって豆に深く豊かな味わいが生まれていたとのこと。その後、運輸経路の確保で新鮮なコーヒー豆が供給されるようになると、鮮度のいい豆を使ったコーヒーの人気の影に隠れてしまったという。しかしここ数年再注目され、スターバックスなどでもエイジド・コーヒーが販売されるなど、その市場は拡大している。「熟成」がもたらす新たなジャンルがどこまで広がりを見せるか、注視していきたい。
【参考URL】http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/03/post-7228.php

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