01「ヒアリ」
- ■ 南米大陸原産の強毒アリ
- ■ 国内でも発見が相次ぐ
日本各地の港で強力な毒針を持っている南米大陸原産のアリ『ヒアリ』が相次いで発見されており、問題視されている。
ヒアリに刺されると熱いと感じる激しい痛みを感じ、呼吸困難や血圧低下などの症状が現れ、実際に死亡例も確認されている。ヒアリはいま世界各地で発見例が報告されはじめており、被害が拡大し続けている。ヒアリ被害拡大の背景には、グローバル化に伴って、広大なジャングルを国土に持つ南米の国々が農産物と林産資源の輸出を強化しつつあることが挙げられる。世界的なグローバリズムの波は止められない以上、これまで以上に各国が海外からやってくる脅威へ自衛する必要性は高まっていくだろう。
【参考URL】
http://gairaisyu.tokyo/species/danger_15.html

02「びわこテンプレート」
- ■ 琵琶湖に群生するヨシを使用した文具
- ■ 地元の魅力を新たな視点でアピール
株式会社コクヨ工業滋賀が発売した、『びわこテンプレート』が第26回日本文具大賞を受賞し、注目を浴びている。「びわこテンプレート」は琵琶湖周辺に生息する多年草、ヨシを使用した紙の文具で、なぞると琵琶湖が簡単に描けるユニークなテンプレートだ。
「びわこテンプレート」は、滋賀や琵琶湖を旅行した際の記録などに役立つ。テンプレートの枠通りに筆記用具でなぞると、琵琶湖のほかにも、滋賀県にゆかりのある手裏剣や城、琵琶湖になじみ深いなまずを描くことが出来るのだ。ユニークなお土産にもなり、その地域独特のヨシ紙を有効活用したびわこ文具は、今後アイディア次第で地方創生にも役立っていくかもしれない。
【参考URL】https://www.gakkyo-kun.com/resemom/?id=844&rss=1

03「100円投信」
- ■ 投資信託の最低購入金額の引き下げ
- ■ 初心者が投資に慣れる仕組みづくり
投資信託は「1万円以上1円単位」で金額を指定して購入するのが一般的だが、ここ数年はネット証券を中心に最低購入金額の引き下げが進んでいるという。これは資産運用における投信へのハードルを下げるための策であり、積み立てだけでなく通常の購入も100円からできる投信『100円投信』もそのひとつだ。
大手証券会社の楽天とSBIでは、現在取り扱うほぼすべての投信が100円から購入可能となった。若い世代の資産形成ニーズに対応だけではなく、投資の中上級者にとっても、より細やかな計画が立てられるのではと見られ、楽天証券では、購入者数が以前より2割ほど増加したという。今後はこの100円投信をきっかけに、ほかの様々なサービスが結びつく可能性が期待できる。私達が投資を身近に感じる機会も一層増えていくだろう。
【参考URL】https://goo.gl/t4FCYX

04「AIロボ」
- ■ 成長するロボット玩具
- ■ 映画のキャラクターのような感情表現
株式会社タカラトミーは、『AIロボ』COZMO(コズモ)の発売を発表した。このAIロボは元々アメリカで販売開始され、大きな注目を集めたが、その反響を受け日本での販売が決定された。
このロボの魅力は豊かなキャラクター性。アームや液晶パネルを自在に操り、喜びや怒りなどの感情を多岐にわたって表現することができる小型AIロボなのだ。液晶ディスプレイには1000以上のアニメーションによる感情表現が用意されている。さらに、ロボ自身が環境を認識して適切な感情表現を学習していき、学習データは技術者に提供され今後の研究に生かされるという。加えて子供でもプログラミングに挑戦できるよう、AIロボのソフトウェア開発キットも提供されるという。AIロボは玩具としてだけでなく、今後の知能を持ったロボット研究の一環としても注目できそうだ。
【参考URL】http://www.takaratomy.co.jp/products/cozmo/life/#anc01

05「天空のオアシス」
- ■ 池袋サンシャイン水族館がリニューアル
- ■ 世界初の展示法が話題に
東京・池袋にあるサンシャイン水族館の大規模リニューアルが話題を呼んでいる。今回のリニューアルは2011年に実施した斬新な展示法『天空のオアシス』の第2章で、屋外エリアが刷新され、動物本来の姿を見せる行動展示を中心に5つの新展示が取り入れられたという。
新展示の目玉は、横幅12mもある水槽を頭上に配置した「天空のペンギン」と、草原や滝が設置され、ペンギンが本来暮らしている環境が作られている「草原のペンギン」の2 つのコーナーだ。また、日没後には滝のライトアップなど、各展示の特徴を生かした昼夜別の演出も体験出来るという。近年、北海道の旭山動物園を皮切りに、“生き物の本来の姿”を見せる展示法が注目されている。都会のど真ん中で自然を感じられるサンシャイン水族館は、この夏も大きな賑わいをみせることだろう。
【参考URL】http://www.sunshinecity.co.jp/aquarium/

06「日欧EPA」
- ■ 日欧間で多くの品目が関税撤廃
- ■ 超巨大経済圏が誕生
米国のTPP永久離脱を受け日本の通商政策が揺らいでいる。その立て直しのためにも重要な意義を持つ『日欧EPA(経済パートナーシップ協定)』が、先日大枠合意された。
EPAとは、2国間における貿易を基軸とした、経済的な連携・協力を高める国際取引ルールのこと。具体的には、輸入品にかかる関税の撤廃や削減をはじめとし、法律や投資活動、人の移動や知的財産など、様々な分野で日本とEUとの協力・調整がなされることになる。日欧EPAが成立すれば、日本の食品も安価に海外で購入できるようになるため、日本ならではの質の高い食品が国際競争力を持つことが期待されている。その一方で、安価なEU産の食品が流入することを不安視する声も多い。日欧EPAが最終的に締結されればTPPを超す巨大経済圏が誕生することとなり、日本経済に大きな影響を及ぼすことは間違いない。
【参考URL】https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-06/OSNJCH6JIJUS01

07「スマートドール」
- ■ SNSで流行の次世代ファッションドール
- ■ ファッション業界でも注目を集める
近年加熱する自撮りブームに伴い、最近では自撮り映えするアイテムの需要が高まっている。次世代可動ファッションドール『スマートドール』もそのひとつで、旅行先でこの人形と記念写真を撮りSNSに投稿するのが世界的に流行しているという。
スマートドールは日本のフィギュアの伝統的な成型方法を用いて作られ、日本のアニメが持つ雰囲気などの日本の文化的要素も取り入れられているという。また、人間用の衣服や髪型のモックアップ制作に適したディテールを備えているため、鑑賞や遊ぶための用途のほかにも、ファッションショーやファッションデザイン学校のカリキュラムに導入されるなど、ファッション業界にも活躍の場を広げている。まさに商品の質の高さが、さまざまな事業への展開を押し広げた好例といえるだろう。
【参考URL】http://www.dannychoo.com/ja/post/27625/スマートドール.html
