これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「フォントかるた」

  • ■ 書体の違いで札を見分けるかるた
  • ■ 一般層に広がるフォントへの興味

先日Amazonで発売開始した、一風変わったかるた『フォントかるた』が注目を集めている。このかるたは、すべての取り札が同じ文面になっており、使われているフォントのみが異なるつくりとなっている。ルールは、読み上げられたフォント名の札と同じフォントで書かれた文体の札を取るという内容になっている。
発売開始以降、フォントに関心を持つデザイナーのほかに、フォントに普段なじみのない一般層にも遊びながらフォントについての知識が深められると話題になった。フォントかるたはデザイン性の高いものへの興味や常識にとらわれない、ユニークな発想が商品開発に活かされた好例といえるだろう。
【参考URL】
http://www.haconiwa-mag.com/magazine/2017/03/font_karuta/

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02「公式チケトレ」

  • ■ 音楽業界公認のチケットトレード
  • ■ 悪質な転売への歯止めとなるか

近年音楽業界では、ライブやコンサートチケットの高額転売が問題視されている。そんな音楽業界に新たな風を吹き込んだのが、音楽業界公認のチケットリセールサービス『公式チケトレ』だ。
公式チケトレでは、すべて券面価格での取引を行っているため、高額転売の心配が無用。さらに音楽業界公認で取引を行っているため、本人確認が必要な公演でも安心して入場することができる。万が一、入場できなかった等のトラブルに巻き込まれた場合は、公式チケトレからの全額返金対応が可能だ。高額転売を目的とした業者によりチケットが購入しづらくなっている今、現状を回復する大きな一手になるかもしれない。
【参考URL】
https://tiketore.com/

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03「サニブラウン・ハキーム」

  • ■ 陸上界期待の18歳
  • ■ 世界選手権2種目で代表入り

日本陸上競技選手権大会の男子200メートル決勝で、18歳の『サニブラウン・ハキーム』選手が自己新記録の20秒32で優勝し、2017年にロンドンで行われる世界陸上競技選手権大会の代表に内定した。
サニブラウン選手は、ガーナ人の父と日本人の母を持つ短距離を専門とする18歳の陸上競技選手。今回の日本陸上競技選手権大会では、男子100メートルと200メートルの2種目で代表入りを果たした。16歳だった一昨年前は200メートル準決勝で敗退していたが、今回は両種目での決勝進出を掲げ見事目標を達成した。18歳ながら既に頭角を現し始めている彼が、世界の強豪と互角に戦えるようになる日も近いかもしれない。
【参考URL】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170626-00000010-sph-spo

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04「聞こえる選挙」

  • ■ 視覚障がい者向けの都議選特設サイト
  • ■ 「見えない格差」をなくす試み

7月2日に行われた東京都議会議員選挙。その告示日前日にヤフー株式会社は『聞こえる選挙』を公開した。これは画面読み上げソフトを活用して選挙情報を取得できる、視覚障がい者向けの特設サイトだ。
現在、視覚障がい者の90%以上がインターネットを利用しており、その多くが音声による画面読み上げソフトを使用している。しかし選挙公報は、ソフトでは読み上げできない“画像化したPDFファイル”による掲載が義務だったため、インターネット上から選挙情報を取得することが難しい。そこでヤフーは、文字情報になっていない選挙公報の内容をまとめた特設サイトを公開。読み上げ対応だけでなく、音声を聞く際に内容を分かりやすく把握できるように校正をしたという。この試みは、情報格差を無くした社会に向けての確実な1歩となるだろう。
【参考URL】https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2017/06/22a/

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05「置くだけ宅配」

  • ■ ファンケルが行う宅配システム
  • ■ 宅配業者の負担も軽減

通信販売の利用者が増える中、化粧品メーカーであるファンケルの『置くだけ宅配』に注目が集まっている。これは注文者が指定した場所に荷物を宅配するサービスで、対面で受け取る必要がないため、在宅・不在にかかわらず荷物が手元に届く。さらに受領印が不要になるため再配達がなくなり、ドライバーの負担軽減につながる利点もあるという。
当初は、会社勤めの女性が中心だったが、最近は宅配業者と顔を合わせることに抵抗のある人や、玄関まで出向いて受け取るのが難しい高齢者など、利用者も多様化している。また、配送費用の値上げの面からも、通販はそのビジネス構造を見直す必要があると言える。非対面の宅配方法は今後、化粧品会社にとどまらず通販事業の新たな定石となっていくかもしれない。
【参考URL】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170625-00177852-toyo-bus_all

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06「ミサイル避難訓練」

  • ■ 「X国からのミサイル」を想定した訓練
  • ■ 全国各地の自治体で実施

北朝鮮からの弾道ミサイル発射が相次ぐ今日。この現状を受け、内閣官房は全国の自治体に向け、「X国からのミサイル」飛来を想定した避難訓練をするよう呼び掛けている。
『ミサイル避難訓練』が実施されたある自治体によると、その流れは対象地域に防災行政無線の放送が流れ、携帯電話にミサイル発射の一報が届く。そして、地域住民は適切な避難先を自分で選んだり、うずくまって身を守るというものだったという。もしもの際に、警報発令がミサイル到着に間に合わない可能性もあるとのことで政府は避難訓練の必要性を訴えるが、「不安をあおるのでは」という戸惑いの声もあがっている。政府も国民も手探りでミサイル対応を迫られており、今後も様々な対策が発令されると見られる。
【参考URL】http://www.asahi.com/articles/ASK6C5JM8K6CPTIL22K.html

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07「ミニ肝臓」

  • ■ iPS細胞からミニ臓器を作製
  • ■ 日本の研究チームの成果

「世紀の大発見」と言われたiPS細胞の発見から今年で10年が経つが、その後の再生医療の現場では、さまざまな革新が起こっているという。そのひとつが、iPS細胞から作製した大きさ数ミリの臓器『ミニ肝臓』だ。
横浜市立大学・谷口英樹教授のチームによって作製されたこのミニ肝臓は「肝芽(かんが)」と呼ばれており、実験用マウスに移植すると正常な肝臓と同じ働きをすることが確認されている。臨床研究も計画されており、2019年に重い肝臓病の赤ちゃんへのミニ肝臓移植を実行できるよう申請が行われているという。この研究が進めば、未だ深刻な臓器移植不足解消の大きな一歩となることは間違いなく、再生医療の現場からは期待のまなざしが向けられている。
【参考URL】https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170619-OYTET50045/

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