これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「脱家電」

  • ■ 家電に限らない異業種展示会
  • ■ 新たな生活スタイルを提案

先日、最新のデジタル家電やIoTを展示する「CEATEC JAPAN(シーテックジャパン)2017」が行われた。
シーテックは今まで、大規模な家電展示を行うイベントとして知られてきたが、近年の白物家電の売り上げ不振から軌道を変更。住宅設備業界や旅行業界など、家電業界に限らずIoT技術を活用した様々な業種の製品を展示する展示会『脱家電』路線を明確に打ち出した。市場を席巻してきた日本の大手家電メーカーの勢いが衰えたことで、IoTなどの新たな市場を開拓するねらいだ。ブースにもIoTやAIに関する展示が溢れ、新たな生活スタイルの提案が行われている。このように、次世代技術の普及に合わせて、私たちのビジネスの形も変化していく必要があるだろう。
【参考URL】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171002-00000001-fsi-bus_all

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02「自販機募金」

  • ■ 愛知県にある明治村の自動販売機
  • ■ 文化財保存のために募金が可能

愛知県の明治村で行われている『自販機募金』が、インターネット上で話題を呼んでいる。これは、一部商品の代わりに10円、50円、100円の募金用ボタンが用意された自販機のことだ。
現金以外にも、電子マネーの募金も可能だという。集まった募金は、明治村にある重要文化財の保存修理費用に使用される。一時期客足が遠のいてしまったことから、建造物の保護のためにこのアイデアが採用されたという。2016年からの1年間で約7万円の募金が集まっており、今後も継続して行えば貴重な文化財保全に一役買うことだろう。
【参考URL】https://irorio.jp/nagasawamaki/20171001/419029/

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03「体内時計」

  • ■ 生物の体内時計の仕組みを解明
  • ■ 2017年ノーベル医学・物理学賞

先日、生物の『体内時計』の仕組みを解明したとして、米国の遺伝学者や時間生物学者の3名に2017年ノーベル医学・物理学賞を授与することが発表された。
人間を含むほとんどの生物は、地球の自転に同調し24時間周期で変動する時間測定機構である「体内時計」が生まれつき備わっているという。今回受賞者した3名はキイロショウジョウバエの遺伝子を調査し、分子レベルで体内時計が決まるメカニズムを明らかにした。これにより、睡眠障害で苦しむ人たちなどの助けになるのではないかと考えられている。今後このように明らかにされてこなかった分野の研究が進み、病気で苦しむ人々に新たな救いの手が差し伸べられることを期待したい。

【参考URL】http://www.sankei.com/life/amp/171002/lif1710020027-a.html

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04「駅ナンバリング」

  • ■ 鉄道駅を「英字+数字」の組み合わせで表示
  • ■ 訪日客向けのサービス向上に活躍

増え続ける外国人観光客らのため、駅の案内標識をより分かりやすくする『駅ナンバリング』が広がっている。
駅ナンバリングとは、鉄道駅に対して、通常の駅名とは別にアルファベットとアラビア数字等からなる駅番号をつける制度。世界的に普及している文字を使うことで、どの国の旅行者でも駅を識別しやすくなる利点がある。JR東日本では、2020 年の東京五輪・パラリンピックを見据えて昨年8月から開始し、すでに79駅に導入した。今では運賃表や車内外の路線図だけでなく、乗り換え案内アプリなども駅ナンバリングでの検索にも対応している。この制度は、今後も訪日客向けサービスの向上など多彩な応用方法が考えられ、観光業界をより活性化させてくれることだろう。
【参考URL】http://www.sankei.com/life/news/171002/trv1710020001-n1.html

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05「ほぼ紙トイレ」

  • ■ 「トイレの備蓄」を実現する紙製仮設トイレ
  • ■ 女性や子どもでも組み立て可能

自然災害が多発する近年の日本において、「防災」は通年で意識すべき課題の1つだ。そんな中、東京・月島にあるカワハラ技研は、備蓄型の紙製仮設トイレの試作品『ほぼ紙トイレ』を完成させた。
これはその名のとおり、ほぼ紙で出来ている仮設トイレだ。省スペース設計で、軽さを追求したつくりのため、避難所にいる女性や子どもだけでも組み立て可能だという。電気や下水は不要で、便槽は満杯になったら封をして保管した後、焼却処分できる。「防災」は、基本的には自らの責任で行う必要があるが、個人での備えには限界がある。特に避難所のトイレの確保・管理は、水・食料等のライフラインと同様に重要だ。復旧まで間、被災者の心身の衛生のために役立つ「ほぼ紙トイレ」の備蓄も、各自治体や企業で検討する必要があるのではないだろうか。

【参考URL】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000024313.html

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06「新専門医制度」

  • ■ 医師の一定以上の知識・技術を保証する制度
  • ■ 制度導入は来年から

来春の制度導入に向け、『新専門医制度』認定を目指す医師の募集が今月より始まった。この制度は、それぞれの診療領域において、その医師が一定以上の知識・資格・人格などを有する医師であることを保証する制度のこと。
専門医とは、通常の医師免許に加え、小児科や内科などの各専門領域において、それぞれの学会が独自に設けた基準を満たした医師を指す。だが、そこには領域を超えた基準が存在せず、専門医と言っても分野ごとにレベルのばらつきがあった。これを解消するため、各診療領域の学者が集まり、統一した基準を設ける「新専門医制度」認定が始まったという。資格は2段階制で、基本分野の上に臓器別など、より専門的な資格が設けられている。多くの医師がこの認定を受けるとの見込みもあり、医療業界に大きな影響を及ぼすことは間違いない。
【参考URL】http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171003/k10011165831000.html

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07「レンタルヤギ」

  • ■ ヤギを貸し出して雑草駆除
  • ■ 企業・法人向けの貸し出しも

雑草駆除のためヤギを貸し出すユニークなサービス『レンタルヤギ』が人気を集めているという。
ヤギは他の家畜と比べ体が小さく、飼育しやすい。しかも食欲旺盛で、雑草の好き嫌いがほとんどないため除草サービスに最適なのだという。芝刈り機で除草を行うよりも騒音やゴミが出ず、急傾斜の除草も可能で、なにより動物と触れ合うことで癒されるというメリットが評判を呼んでいる。ヤギの貸し出しを行っているのは、長野県の農産物直売所「産直市場グリーンファーム」。主に家庭向けに始まったサービスだが、要望が多くあったため現在では企業にも貸し出しを行っており、現在では長野県だけでなく東京からも貸し出し希望があるほどの人気だそうだ。どんな草も食べるヤギの特性を、除草という思いもよらないサービスへ結び付け成功した好例と言えるだろう。
【参考URL】http://www.asahi.com/articles/ASK9N3PKNK9NUOOB00D.html

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