01「ギグエコノミー」
- ■ 単発・短期の仕事による経済形態
- ■ 労働者保護の取り組みが重要に
インターネットが生活に浸透したことで、私たちの働き方は大きく影響されることとなった。そんな影響のひとつとしてあらわれたのが『ギグ・エコノミー』という経済形態だ。
これは、インターネットを通じて単発もしくは短期の仕事を受注する働き方や、それによって成立する経済形態のことを指すことば。インターネットさえあれば、どこにいても仕事ができるギグ・エコノミーは、発展途上国において柔軟な働き方や収入の増加などさまざまな恩恵をもたらした。その一方で、組織に守られず働くことで、長時間労働や社会との接触の欠如、賃金の低下など負の側面も生まれているという。インターネットを通じ全世界に仕事を発注できる状況は、供給過多による労働力の買い叩きを招くことが予測されており、労働者を守る制度の整備が世界的な課題となるだろう。
【参考URL】https://boxil.jp/mag/a3260/

02「鳥取ブラザー」
- ■ 鳥取県のワーホリプログラム
- ■ 鳥取で義兄弟をつくるサービス
鳥取県のワーキングホリデープログラム『鳥取ブラザー』が話題を呼んでいる。
正式名称は、「俺の鳥取ブラザー、私の鳥取シスター」。田舎と呼べる場所や、兄弟のいない都会の一人っ子などに向けた故郷づくりサービスで、実際の鳥取県住民と義兄弟になれるというもの。晴れて義兄弟となった場合、鳥取市公認印入り「鳥取ブラザー&シスター届け」を受け取ることができる。このワーホリのWEBサイトでは、実際にブラザーやシスターとメッセージのやりとりができるため、会う以前に交流することも可能。往復で鳥取空港発着の航空機を利用する場合、鳥取県から4万円の支援金が支給されるという。このように県が力を入れてサービスを打ち出すことで、自県のよさをより多くの方々に知ってもらえるきっかけとなりそうだ。
【参考URL】https://tottori-brotherandsister.jp/

03「メトロBGM」
- ■ 東京メトロの新型車両で流れるBGM
- ■ 乗客に音楽で癒しを提供
東京メトロは日比谷線の新型車両「13000系」で、クラシック音楽などを用いた『メトロBGM』の試験放送を始めた。
これは、日中時間帯にメトロの新型車両で流れるBGMのこと。新型車両には、車内放送設備の点検やイベント時に音楽を流せるように、高音質のスピーカーが設置されている。昨年の運行中、このスピーカーから誤ってクラシック音楽が流れたことをきっかけに、乗客から好意的な意見が寄せられ、導入を検討することとなった。地下鉄では外の景色が見えないため、クラシック音楽などで癒されるという意見が多かったという。通勤時などの忙しない時間に優雅なBGMが流れることで、乗客の癒しになることを期待したい。
【参考URL】http://www.sankei.com/life/amp/180129/lif1801290043-a.html

04「オンラインカジノ」
- ■ スマホ1台でできるオンライン上のカジノ
- ■ 法整備が困難で違法性は「グレーゾーン」
パチンコをはじめとするギャンブルの市場は20兆円以上という日本。この莫大な市場に今、スマホ1台でできるギャンブル『オンラインカジノ』が攻勢をかけ始めている。
オンラインカジノ(通称オンカジ)は、海外にサーバーを持つサイトに会員登録し、電子マネーなどを通じて外貨に換金して賭博ができるカジノ。ヨーロッパでは合法化され、今やカジノ業界全体の収益の4割を占めているという。2020年のオリンピックにむけて、日本政府は来月にもカジノを含めた統合型リゾート施設実施法案を提出する方針であり、同時に日本への誘致レースも本格化する見込みだ。しかし、実際には法整備が整っていないことからさまざまな問題が起こることが予想される。日本ではまだ認知度が低いものの、「闇オンカジ」が世間を騒がせる未来はそう遠くないかもしれない。
【参考URL】http://diamond.jp/articles/-/156869

05「ルビーチョコレート」
- ■ インスタ映え抜群の天然ピンク色チョコレート
- ■ 今後の商品展開に期待が高まる
バレンタインに向け各菓子メーカーが凌ぎを削る中、ネスレが販売開始した『ルビーチョコレート』を使用した商品が話題を集めている。
ルビーチョコレートは、「ルビーカカオ」と呼ばれる赤い色が特徴のカカオ豆から作られるチョコレートのこと。スイスのチョコレートメーカーが10年以上の歳月をかけて開発し、ネスレが「メイドインジャパン キットカット」として世界初の商品化に打って出た。ミルク、ビター、ホワイトに次ぐ第4のチョコレートとして注目され、ナチュラルで鮮やかなピンク色がインスタ映えすると人気を集めているという。ネスレの独占販売は9月までの予定で、それ以降は、ルビーチョコレートを使った各メーカーのさまざまな商品が展開されていくだろう。チョコレートの新定番となるか、今後の動きに注目したい。
【参考URL】http://news.livedoor.com/article/detail/14186932/

06「コインチェック問題」
- ■ 大手仮想通貨取引所のハッキング被害
- ■ 問われる仮想通貨の安全性
仮想通貨の運用が幅広い世代で話題となっている中、『コインチェック』が運営する仮想通貨取引所がハッキング被害により580億相当を流出したことを発表した。
仮想通貨は、硬貨や紙幣と異なり、世界中で同時多発的に大規模データを計算することで運用されている。その仕組み上、ハッキングの完全な予防は難しい。一方で、今回の被害に関しては予想できる範囲だったのでは、との指摘の声もあがっている。セキュリティ対策というのは、次々と進化するサイバー攻撃を感知しながら、ハッキングの新たな手法を明らかにし、強化されていく側面がある。業界全体がまだ未完成な中で、あらゆる手法で攻撃してくるハッカーに対応できるような、強靭なプログラマーの不足も懸念点の一つだ。取引所のセキュリティに限らず、今後の業界の動向を見守りたい。
【参考URL】https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20180131-00081036/

07「スマホ封印太郎」
- ■ 受験生応援アイテム
- ■ 宣言書と共にスマホを封印
10〜20代の若者にとって、スマートフォンは片時も手放せない必須アイテムだ。そして受験シーズンの今、一時的にスマホを封印するための専用グッズ『スマホ封印太郎』が注目を集めているという。
これは、のし袋をモチーフにした封筒に、封印の目的を書いた宣言書とスマホを入れ、金色の封印シールで閉じるというもの。一度開封してしまうと元に戻らないため、受験生や試験を控えた学生の間で人気が高まっている。この商品は、どうしても勉強中にスマホを触ってしまう学生たちの悩みを解決しようと、制作会社が企画。2016年にクラウドファンディングで資金を募り、現在は都内の雑貨店やインターネットで販売している。スマホ世代がSNS等から離れて集中するためには、このような一見アナログに見える工夫も必要といえるだろう。
【参考URL】https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/todays_goods/1013718.html
