これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

時流度チェック

01「ハイドロ銀チタンマスク」

  • ■ 花粉を水に変えるマスク
  • ■ 医療技術を転用

この時期に猛威を振るう花粉症は、国民の約2人に1人が悩まされているとも言われている。毎年様々な花粉症対策グッズが発売されるが、今年最も注目を集めているのが、花粉を水に変えるマスク『ハイドロ銀チタンマスク』だ。
開発元はDR.C医薬株式会社。もともとは感染症対策として開発された技術だったが、たんぱく質を水に分解する機能が花粉症に有効なことが分かり、マスクへと技術を転用し、今年2月に発売。大ヒット商品となった。花粉症の経済損失は数千億円にも達すると言われている。それだけ花粉症対策は大きな市場だという見方もでき、大きなビジネスチャンスが眠っていると言えるだろう。
【参考URL】
https://www.wwdjapan.com/581848

ページTOPへ

02「もじ鉄」

  • ■ 鉄道の看板などの文字に注目する鉄道ファン
  • ■ 書籍も発売されている

鉄道ファンは、乗り鉄、撮り鉄、模型鉄などさまざまな呼び方で分類されているが、最近では新たに『もじ鉄』と呼ばれる鉄道ファンが増え始めているという。
「もじ鉄」とは、駅の看板の字体や、デザインに注目している鉄道ファンのこと。駅の看板は、乗客が読み取りやすいよう大きな文字で駅名を書き、左右に小さく隣接駅を書くという基本的な要素は共通している。一定の制約がある中で、色やフォントなどのデザインでそれぞれの個性を出しているという。「もじ鉄」ファンをターゲットにした書籍も発売されており、その熱量は高まりつつある。今後「もじ鉄」ブームが巻き起こるのか、その動向に注目したい。

【参考URL】http://www.sankei.com/life/news/180304/lif1803040029-n1.html

ページTOPへ

03「ザ・ミレニアルズ」

  • ■ ミレニアル世代向けの宿泊施設
  • ■ インバウンドの利用も見込める

1980年代から2000年代初頭までに生まれた人たちは、ミレニアル世代と呼ばれている。近年、そのミレニアル世代向けの未来型宿泊施設として、『ザ・ミレニアルズ』が話題を呼んでいるという。
ミレニアル世代では、様々な人との交流が重要視されている。そこで「ザ・ミレニアルズ」では、フリーのラウンジなどを設けることで、ゲスト同士の交流が生まれるような空間を演出している。客室は、日本発で海外からも注目を集めているカプセルホテルを応用し多機能型の宿泊ユニット、「スマートポッド」を開発した。宿泊費も通常の施設と比較すると安価なため、インバウンドからも利用されている。現在、宿泊施設に限らず、ミレニアル世代向けのマンションなども開発されている。このような環境が整っていくことで、国籍や性別に関係なく、活発に交流できる施設の普及が期待できそうだ。
【参考URL】https://www.themillennials.jp/

ページTOPへ

04「忖度仕事」

  • ■ 生産性を下げる組織の仕組み
  • ■ 業務効率の見直しのキッカケに

近年、裁量労働制をはじめ働き方改革が議論されている。就業ルールの変更では改善できないのが、組織の中ではびこる『忖度仕事』だ。これは、業務を穏便に進めるために発生する、上司への働きかけや、業務とは関係のない仕事のことである。
忖度仕事の例として上げられるのが、事前説明や根回しを過剰に行うことや、上司好みに合わせた資料作成などである。また、トラブルの鎮静化のために発生する、表向きの改善施策や、データ集めなども忖度仕事と言える。これは、大企業だけでなく中小企業や、社長と距離の近い小規模の会社など、あらゆる組織で起こり得ることだ。どれだけ働き方改革を進めても、業務上のコミュニケーションが変わらない限り、本当の意味での業務改善には繋がらないだろう。
【参考URL】https://www.lifehacker.jp/2018/03/non-productive_working_check-list.html

ページTOPへ

05「SXSW」

  • ■ テクノロジーを中心にした大規模フェスティバル
  • ■ アメリカ・オースティンで開催

日々進化を遂げているテクノロジー。『SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)』は、その最先端のトレンドを知ることができる、世界最大規模のフェスティバルだ。
毎年1回、アメリカのオースティンで開催される。街全体が会場となっており、音楽、映画、テクノロジー、ソーシャルビジネスなどの出展者による登壇や、ライブなどが夜通し行われる。毎年世界から20万人以上を集める大規模な祭典であるSXSWは、1987年にインディーズ音楽のフェスティバルとして開催されてから、映画、コメディへと展開し、1988年にはテクノロジー企業の展示会も行われるようになった。ここには、TwitterやGoogleの新規事業なども参加している。次世代の技術やサービス、カルチャーのトレンドを知る機会として、注目すべきフェスティバルと言って良いだろう。
【参考URL】https://www.jscore.co.jp/column/lifestyle/2017/sxsw/

ページTOPへ

06「乳児用液体ミルク」

  • ■ 乳児に必要な栄養素を加えた液体状の乳製品
  • ■ 国内販売が今夏にも解禁か

政府は、災害時の対策のひとつとして、『乳児用液体ミルク』の国内販売を今夏にも解禁する方針を発表した。
「乳児用液体ミルク」は母乳に成分が近く、乳児に必要な栄養素を加えた液体状の乳製品。粉ミルクと違い、乳児に飲ませる手間が少なく、常温で一定期間保管することもできる。欧米では一般的に販売されているが、日本では成分や容器の規格基準が定まっていなかった。しかし今回の省令改正案により規格が定まり、基準を満たした製品の国内販売が認められることになったという。液体ミルクは、安全な水の確保や煮沸消毒の必要がないため、東日本大震災や熊本地震の際に、緊急支援物資として届けられて重宝された。製造や流通のコストは粉ミルクよりもかかるが、災害時に乳児と母親を守るために、日本でも広く普及して欲しい。
【参考URL】
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180314/mca1803140500012-n1.htm

ページTOPへ

07「引っ越し難民」

  • ■ 運送業界の人手不足で、引っ越しできない人が続出
  • ■ 各社、引っ越しサービス値上げへ

例年、引っ越し件数の3分の1が3月下旬から4月上旬に集中するとされるが、今春は、業者が見つからずに引っ越しができない『引っ越し難民』が問題となっている。
この問題で特に苦労しているのが、個人で引っ越し業者を探す人たちだ。全国展開している業者の担当者は「法人契約で取引する企業は、依頼数がおおよそ分かるので事前に枠を確保するが、個人客は対応できないこともある」と語る。大手運送会社各社は単身引っ越しサービスを値上げし、料金も過去6年間で最高値に上昇している。雇用環境が安定する中、長時間労働で低賃金のイメージがある運送業は敬遠され、待遇が改善傾向にある宅配業界と人手の取り合いになっている。このような現状をふまえ、今後は、引っ越し希望者と個人の運送ドライバーをつなぐマッチングサービスが注目を集めそうだ。
【参考URL】
http://www.sankei.com/economy/news/180316/ecn1803160037-n1.html

ページTOPへ
ページTOPへ