これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「株式投資型クラウドファンディング」

  • ■ インターネットで未公開株が購入可能に
  • ■ 未上場のスタートアップ企業を支援

「購入型」「寄付型」など、様々な枠組みが登場してきたクラウドファンディング。そして、今新たに注目されているのが『株式投資型クラウドファンディング』だ。
これは、非上場株式を、個人投資家がインターネットを通じて購入できる仕組みのこと。これまでは、個人が非上場企業の株を購入できる機会は限られていた。だがこの枠組みの登場により、年間50万円という上限はあるものの、それが可能になった。未上場ながら確かな技術とサービスを持つベンチャー企業や、地方で活躍する中小企業などの株主になれば、上場時に多額のリターンを得られる可能性がある。設立したばかりで体力の少ないベンチャー企業は、利益を得られる前に倒産してしまうリスクもあるが、ベンチャー企業を応援できる魅力は大きいといえるだろう。
【参考URL】
https://www.crowdport.jp/news/4498/

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02「オリンピック・デストロイヤー」

  • ■ オリンピックを狙ったコンピューターウイルス
  • ■ 東京オリンピックまでに守備強化へ

先日幕を閉じた平昌オリンピックだが、開会式に合わせてコンピューターウイルスによるサイバー攻撃が行われ、大会の組織委員会のシステムが影響を受けたことが判明し、話題となっている。
攻撃に使われたとみられるコンピューターウイルスは『オリンピック・デストロイヤー』と呼ばれ、組織委員会を狙うようにプログラムされていた。さらに、情報セキュリティー会社が詳しく分析したところ、感染した端末に保管されたIDやパスワードを盗み、これを悪用して次の標的を探し出すなど強い感染力を持っていることがわかった。どこからの攻撃かは特定されていないもの、ウイルスの準備は昨年末から進められていたという。2年後の東京オリンピックに向けて、日本でも守備体制の強化が重要となるだろう。
【参考URL】
http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180213/pye1802130071-n1.html

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03「クォーン」

  • ■ 肉の代替食品
  • ■ 市場規模の成長が続く

人々の健康志向が高まる中、イギリスで開発された肉の代替食品『クォーン』が業績を拡大している。
「クォーン」は肉によく似た食感が好評で、ヨーロッパでは一般的な食品として扱われている。世界人口の爆発的な増加が危惧されるなかで、食用酵母やカビ、バクテリアを繁殖させて人工タンパク源を探究するプロジェクトとして開発されたという。日本では食品としての認可が下りていないが、ヨーロッパでは30年以上前からスーパーなどで販売され、特にビーガン(完全菜食主義者)やダイエッターの間で高い人気を誇る。現在では、クォーンを含め、肉の代替商品に対する需要が高まり、市場規模も拡大を続けている。こういった人工肉が「本物の肉」に取って代わる未来はすぐそこまで来ているのかもしれない。
【参考URL】
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9523.php

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04「バンパー広告」

  • ■ 6秒動画広告
  • ■ PRポイントの絞り込みが鍵

インターネット業界の発展により、デジタル広告も次々と進化している。その中で、世界中で日常的に利用されている動画サイトYouTubeが新設した動画広告フォーマット『バンパー広告』は、利用企業が激増し、動画広告の主流となった。
これは、動画を再生する前に、6秒間の動画広告を流すというもの。動画広告自体は、6秒以上の作品として作り、登録可能だが、ユーザーは6秒を超えると広告をスキップできる。これにより、テレビコマーシャルのように広告を最初から最後まで見続けることが不要となった。ユーザーに6秒間でしっかりとPRすることや、6秒を経過してもつい見続けてしまうような広告の制作が求められる。技術の進化により、広告のあり方も変化していくだろう。今後は、若者に向けたマーケティングなどはより一層動画が中心となる見込みだ。
【参考URL】https://www.glad-cube.com/blog/?p=7740

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05「HomePod」

  • ■ Apple社のスマートスピーカー
  • ■ 後発でも標準規格となれるか

AIを搭載したスマートスピーカーの一般家庭への普及はますます加速している。そんな中で、Appleの開発したスマートスピーカー『HomePod』が、いよいよ日本へと上陸するという。
HomePodは、従来のスマートスピーカーと比べるとやや大きい仕様となっている。スピーカーでありながら、高音質にこだわっているため、他社製品よりも内臓する機器が多くなっているという。また、無線にこだわるメーカーが多い中で、取り外しができない電源ケーブルを使用している点も特徴的だ。これまで、スマートスピーカーでは音質の追求が難しいと言われていた。しかし、このようにAppleが挑戦することで、スマートスピーカーにおける音質の標準規格が底上げされるのではないかと期待の声も上がっている。新たなスマートスピーカーの日本上陸を楽しみにしたい。
【参考URL】http://japanese.engadget.com/2018/02/20/homepod/

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06「そだねージャパン」

  • ■ 日本女子カーリング代表選手
  • ■ 平昌オリンピックで銅メダルを獲得

平昌オリンピックで、日本カーリング界初のメダルを獲得した女子チーム『そだねージャパン』に注目が集まっている。
そだねージャパンとは、女子カーリングの日本代表選手たちの愛称。選手同士が競技中に交わしていた、北海道弁の「そだねー」が話題を集めた。また、休憩中におやつを食べる様子が“もぐもぐタイム”と呼ばれるなど、試合のみならず選手たちにも大きな関心が寄せられた。スポーツの中ではマイナーな種目であるカーリングだが、そだねージャパンのオリンピック銅メダル獲得という結果は、カーリングに対する注目度を上げることにもつながったはずだ。引き続き、世界での活躍に期待したい。
【参考URL】https://www.asahi.com/articles/ASL2V6S9VL2VUTQP013.html

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07「裁量労働制」

  • ■ 働き方改革の一環
  • ■ 労働時間に関係なく、決められた賃金を支払う

安倍晋三首相は働き方改革の一環として、『裁量労働制』の拡大を盛り込んだ働き方改革関連法案の成立を目指している。
裁量労働制とは、労働時間に関係なく、労働者と雇用者の間で定めた時間だけ働いたとみなし、労働賃金を支払う制度のこと。政府は今国会での成立を目指しているが、答弁で使用された労働時間の調査結果が不適切な前提で集計していたことが判明し、野党から強い反発が起こっている。裁量労働制以外にも、時間ではなく成果に応じて賃金を払う「脱時間給制度」が検討されており、国民の労働環境には変化が生じていくことだろう。その変化が私たちにとってよいものなのか、悪いものなのか、今後の動きに注目していきたい。
【参考URL】https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2720116021022018MM8000/

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