01「#Delete Facebook」
- ■ Facebook退会運動
- ■ Facebookの個人情報流出問題をうけ
私たちの生活と今や切っても切れない存在となっているSNS。そんなSNSの最大手であるFacebookからの退会を呼び掛けるハッシュタグ『#Delete Facebook』の投稿が増加している。
きっかけとなったのは、3月下旬に明らかになったFacebookユーザーの個人情報が不正に流用されたという報道。約5000万件の個人情報がFacebook向けの心理テストアプリを通じてデータ分析企業へ渡り、トランプ大統領選のために利用されたという疑いがかかっているという。セキュリティ面の問題だけではなく、Facebookが個人情報を把握し過ぎていることへの警鐘が、アメリカの投資家イーロン・マスク氏を始め様々な有識者から発せられた。その結果、様々なSNSでFacebook退会を表明するユーザーが急増しているという。自分の個人情報をどのように守るかを考えつつ、SNSとの付き合い方を模索していく必要があるのかもしれない。
【参考URL】
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1803/21/news040.html

02「ファミバーガー」
- ■ ファミリーマートの新商品
- ■ 客が自分で完成させるバーガ—
近年、全国チェーンから高級路線まで様々なアプロ―チでせめぎ合うバーガー業界。約3000億円とも言われるその市場に、新たに大手コンビニのファミリーマートが参入するのでは、と大きな話題になっている。
ファミリーマートが発表した新商品『ファミバーガー』は、店員がレンジで温めたバンズとフライヤー商品、専用ソースを受けとり、客がサンドするというものだ。5月から、関東地方の約50店で実験販売が開始されるという。ファミバーガーは、自分で商品を作ることの楽しさをうまく伝えることができるかどうかが、今後の課題となるだろう。「モノ」よりも自身が体験できる「コト」に対して消費が高まる志向にある現代。このファミバーガーが、バーガー業界の革命児となるか注目していきたい。
【参考URL】http://www.mag2.com/p/news/354392

03「市民後見人」
- ■ 一般市民による成年後見人
- ■ 各自治で育成が急務
超高齢化が進む日本で、2000年に導入された「成年後見制度」。これは、高齢や認知障害で判断能力が不十分な人に代わり、財産管理や医療・介護の手続きなどを行うというもの。その浸透と充実を目的とした『市民後見人』の養成に、各自治体が力を入れているという。
『市民後見人』とは、一般市民による成年後見人のこと。親族がいない場合に、同じ地域の市民が家庭裁判所から選任され、本人に代わり資産管理や介護契約などの法律行為を行う。一般的に、成年後見人は家族や親族のほか、弁護士や司法書士などが選任されるが、未婚の高齢者の増加により、法律や福祉の専門職だけでは後見業務を担い切れない懸念がある。今後は「将来は自分も同じような立場になるかもしれない」と自分事として動ける市民後見人の養成が急務となるだろう。
【参考URL】https://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/201803/0011071350.shtml

04「THE REBORN LIGHT」
- ■ 日産「リーフ」の使用済みバッテリーが街灯に
- ■ 世界に先駆けて存在感をアピール
日産自動車は福島県浪江町で、電気自動車「リーフ」の使用済みバッテリーを再利用し、街灯として活用する『THE REBORN LIGHT』プロジェクトを開始すると発表した。
東日本大震災後、復興を進めている浪江町。プロジェクトで開発された街灯は、ソーラーパネルで発電し、オフグリッドで点灯することができる。これらは明かりを必要とする浪江町内や、都市部の停電時の外灯などとして設置されるという。現在、電気自動車などのリチウムイオン電池を搭載する車は、バッテリーのリユースやリサイクルが課題となっている。今回のプロジェクトに取り組むことで、日産は世界に先駆けてバッテリーの再利用をアピールすることができるだろう。
【参考URL】http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1803/26/news031.html

05「ニュースのヨミ子さん」
- ■ 音声合成のAIアナウンサー
- ■ 話し方・読み方を学習し成長
NHKのニュース番組に、音声合成で発話する“人造アナウンサー”『ニュースのヨミ子さん』が登場する。
同局の地上波のニュース番組に、AIで発話するアナウンサーが登場するのはこれが初めてとなる。アナウンサーのヴィジュアルデザインは、“コップのフチ子さん”で知られるタナカカツキ氏が担当している。「ニュースのヨミ子さん」は、当面「ニュースチェック11」という番組の専属リポーターとして、5分間ほどニュースを読み上げるという。1年をかけて読みや動作を学習し、将来的には全国で活躍できるアナウンサーに成長することが期待されている。
【参考URL】http://www.sankei.com/life/news/180326/lif1803260033-n1.html

06「東京防災アプリ」
- ■ 東京都公式の防災アプリ
- ■ いざというときに役立つ機能が満載
東京都は3月1日『東京都防災アプリ』を公式リリースした。これは「あそぶ・まなぶ・つかう」をコンセプトにした防災の基礎知識を楽しみながら取得でき、実際の災害時にも役立つ機能を搭載したアプリだ。
これは、東京防災、東京くらし防災、災害時、と3つのモードに切り替え可能。東京防災モードは、冊子「東京防災」のコンテンツにある、基礎知識などが搭載。東京くらし防災モードは、日常生活で取り入れられる工夫を学ぶことができる。そして、災害時モードは、いざという時の行動を確認できるシュミレーションゲームや、食品・備蓄のチェックリスト、防災マップや最新の災害情報など、役立つ機能が搭載されている。このように注意喚起にとどまらず、冊子よりも気軽に常備できるアプリを展開することは、真に役立つ工夫といえるだろう。
【参考URL】https://www.lifehacker.jp/2018/03/non-productive_working_check-list.html

07「ライブコマース」
- ■ 新しいeコマースの形
- ■ ライブ動画配信中に購入可能
今、10〜20代の若者の間で盛り上がりをみせている『ライブコマース』。これはECの考え方にライブ動画配信を掛け合わせた新たな手法のこと。
人気タレントやインフルエンサー自らライブ動画をネット配信し、服やコスメなどオススメの商品を紹介していく。視聴者は、商品に関する質問を投稿し、気になったポイントをリアルタイムで配信者に説明してもらうことができる。このライブコマースの特徴は、動画配信を視聴しながら気に入った商品をその場ですぐに購入できるところだ。人気を後押しする理由は、このリアルタイム感にある。その瞬間にしか味わえない臨場感や、配信者とのフランクなやりとりなど、商品購入のプロセスそのものが魅力となっている。マーケティング手法としては、年齢層を拡大できるかどうかが今後の課題となりそうだ。
【参考URL】https://gaiax-socialmedialab.jp/post-53681/
