これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「デジタルネイチャー」

  • ■ 別名:計算機自然
  • ■ 落合陽一氏が提唱

IT技術の発展がめざましい現代。そんな現代のコンピューティング技術を語るうえで最も注目されている日本人のひとりが『デジタルネイチャー』の概念を提唱する落合陽一氏だろう。
デジタルネイチャーとは、コンピューターと非コンピューターリソースが親和することで再構築される新たな自然環境のこと。落合氏は高度なテクノロジーの発展によって、いま私たちが実際に知覚している現実と仮想現実とが区別のつかないほどに融合した世界が来るというのだ。そして、それにより旧来とは違った世界の在り方や価値観、環境が実現するという。実際に落合氏は超音波を使い何もない中空に手触り感覚を再現する研究を行っており、その実現性は極めて高いと言えるだろう。
【参考URL】
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC

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02「自殺防止アート」

  • ■ ビルの屋上の縁に男性の彫刻を設置
  • ■ アートで自殺防止を啓発

イギリスでは毎週平均84人が自殺しており、4人中3人は男性というデータがでているという。そんな状況を改善しようと、ロンドンの複数のビルの屋上に『自殺防止アート』が設置された。
これは、84体の男性の彫刻を屋上の縁に設置し、自殺問題を啓発するという取り組み。「プロジェクト84」と名付けられたこの取り組みは、米国人のストリートアーティスト、マーク・ジェンキンスさんと、自殺予防に特化した活動を展開する慈善団体「CALM」の協力で実現した。今にもそこから飛び降りてしまいそうな彫刻の数々は、歩行者に大きなインパクトを与えているという。アートで自殺防止を啓発するという衝撃的な組み合わせではあるが、多くの人の注目を浴びることで自殺問題についてより積極的に考える機会となりそうだ。

【参考URL】https://www.cnn.co.jp/showbiz/35116753.html

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03「別れの博物館」

  • ■ 別れにまつわる思い出の品を展示
  • ■ 日本で初の巡回展示

大切な人との別れにまつわる思い出の品を世界中から集めている、クロアチア発の企画展『別れの博物館』が、東京・千代田区のギャラリーで展示されている。
「別れの博物館」では、大切な人との別れで傷ついたり、悲しんだりした経験を乗り越えた人の思い出を広く共有しようと、世界各地で思い出の品とともに別れのエピソードを展示している。日本での巡回展示は今回が初で、品物30点とエピソード40件が寄せられたという。国や言語にとらわれず別れや心の痛みを共有することは、新たな国際交流のかたちといえるだろう。

【参考URL】https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180404/k10011390471000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_012

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04「大人のジャポニカ学習帳」

  • ■ ショウワノートの“大人向け”学習ノート
  • ■ ターゲット拡大し、より魅力ある商品へ

昨今、多様なデバイスの活用や人口の減少により「ノート離れ」が進んでいるという。そんな中、ショウワノートが発売した大人用の学習ノート『大人のジャポニカ学習帳』が話題となっている。
「大人のジャポニカ学習帳」は、通常の子ども用より小さめのA5サイズ。中身には「おじいちゃんのノート」として知られる、中村印刷所の“水平開き製本”を採用しているという。これは、左右のページに段差を作らず水平に開くことができる製本技術だ。今回の第1弾では、スヌーピーやムーミンといったさまざまな世代に愛され続ける世界的に有名なキャラクターを表紙にデザインしている。単なるノートではなく、立体商標として既に確立している「ジャポニカ学習帳」。媒体としての活用例の面でも今後の商品展開が楽しみだ。
【参考URL】
https://withnews.jp/article/f0180403005qq000000000000000W00o10101qq000017089A

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05「大阪メトロ」

  • ■ 大阪市営地下鉄が民営化
  • ■ 利用者からも期待の声

今月1日、大阪市の公営地下鉄が全国で初めて民営化され、大阪市交通局から業務を引き継いだ新会社である大阪市高速電気軌道(愛称『大阪メトロ』)が営業を始めた。
大阪市営地下鉄は、1903(明治36)年9月の路面電車開業から大阪の人々の生活に欠かせない存在であった。今回の民営化により、地下鉄とシティバスは大阪市100%出資の新会社が引き継ぐことになった。新会社では、ホテル経営や高齢者・子育て支援事業などへの参入も検討する方針を示し、利用客へのサービス向上や事業の多角化を図るという。今後は、民間会社として更に収益性を高め、人口減少時代でも安定して鉄道事業が継続できるような企業となることが求められるだろう。民営だからこそ可能な、新たな事業展開にも注目していきたい。

【参考URL】https://mainichi.jp/articles/20180402/k00/00m/040/050000c

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06「OK-チップ」

  • ■ 優しい人ほど得をする感謝経済圏
  • ■ OKWAVEが実現を目指す

近年のシェアリングエコノミーやクラウドソーシングなどの台頭により、貨幣の価値が変化すると言われている。そこで日本最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」は、感謝を価値化する感謝経済圏を作るため、サイト内で使用できる独自のトークン『OK-チップ』を発行すると発表した。
感謝経済圏とは、他者からの「ありがとう」という感謝される行為が、そのまま価値となり、従来の貨幣と同様に他の価値と交換できる経済のことである。サイト内では、自分の悩みに寄り添い回答してくれたユーザーに、質問者よりトークンを発行できる。トークンの量により、他者からの信頼が可視化できるこのシステムは、将来的には人材市場や不動産事業などを手がける他企業と連携し、多くの信頼を得ているユーザーに仕事や機会が集まる仕掛けへと展開するという。今後の動向に注目したい。
【参考URL】https://ideasforgood.jp/2018/04/09/okwave-thanks-economy/

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07「留年採用」

  • ■ 留年生にフォーカスした採用
  • ■ 新たな採用市場の開拓

大手企業の新卒採用における人材確保の競争は年々激しくなっている。そんな中で、広告代理店東急エージェンシーは『留年採用』という枠を新たに設けた。これは、2019年新卒採用の一環として、留年経験のある学生のポテンシャルを高く評価し新設された採用制度
一般的に、留年経験がある場合は採用活動でネガティブな印象に捉えられることが多い。しかし同社は、学生のうちから何かしらのビジョンや情熱を持って学業以外のことに費やしている人材も多いと考え、応募枠を設置したという。近年では、学生時代に休学しベンチャー企業でインターンをする学生も多い。この新たな応募枠の設置が、他企業との差別化に繋がり、優秀な人材確保の施策となるのか期待したい。

【参考URL】http://www.tokyu-agc.co.jp/recruit/2019/ryunen-saiyo/

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