01「サブスクリプションサービス」
- ■ 定額で利用できるサービス
- ■ さまざまな業界が注目
今、商品やサービスなどが定額料金で使い放題になる『サブスクリプションサービス』のビジネスが一般的になりつつある。そして、その浸透は日本も例外ではない。
もともと「サブスクリプション」には購読予約や回数券購入という意味がある。音楽や動画、ファッションレンタルなど多岐のジャンルで活用されるこのビジネスモデルには、「支払いの上限が決まっているから、利用すればするだけお得になる」、「所有しなくても新しい商品が楽しめる」、「新しい出会いがある」などといったメリットがあるという。今後、自己にあったものを上手に利用する消費者が増えていく中、このビジネスモデルがどのような形で拡大を見せていくのかに注目したい。
【参考URL】
http://www.sankeibiz.jp/business/news/180327/bsd1803271226012-n1.htm

02「昆虫農場」
- ■ 家畜の餌として昆虫に着目
- ■ 飼育が容易で栄養価が豊富
世界的な人口増加による食糧問題は今後ますます深刻化していくと予測されている。そんななか、巨大食品産業企業の注目を集めているのが『昆虫農場』による虫の計画的・大量養殖だ。
虫の養殖は人間の食用目的としてではなく、おもに動物や魚用の飼料として行われている。昆虫は人工的に合成した科学飼料よりも栄養価が豊富で飼育も容易とのことで、養殖動物の飼料として理想的なのだという。今後養殖産業において昆虫を原料とする飼料がスタンダートとなる未来もやってくるかもしれない。
【参考URL】https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-10038.php

03「貸し出しAI」
- ■ amazonがAI技術を貸し出し
- ■ 中小企業でもAI活用が可能に
AI技術は今やビジネスイノベーションに必要不可欠となっている。だが、急激に高まるAI需要に技術者の数は追いついていない。そこで大きな存在感を示しているサービスが『貸し出しAI』だ。
これは大手通販企業Amazon.comが行っているサービスで、Amazon社が保持している様々なインターネット上のAI技術を各企業に貸し出すというもの。例えばあるラジオ局は音声読み上げ技術を借り、原稿をパソコンへ読み込ませ、機械音声に読み上げさせている。他には顔認識技術を借りた写真会社は、子どもたちの集合写真から子供の顔だけを切り抜く作業にAIを活用している。AI技術開発には莫大なコストと時間がかかるが、この貸し出しAIによって中小企業でも導入が可能となった。アマゾンだからこそ持つバリエーション豊富なAI技術は、AI貸し出し分野において大きな武器となるだろう。
【参考URL】https://www.nhk.or.jp/ohayou/biz/20180419/index.html

04「特別の教科 道徳」
- ■ 平成30年4月から教科化
- ■ いじめ問題の解決に繋がるか
平成30年4月より、『特別の教科 道徳』が教科として導入された。従来、学校ごとに任意となっていた道徳の授業名称やカリキュラムを、義務教育の重要な教科の一つとして統一化し導入したものだ。
導入理由の一つには、いじめ問題があるという。これまでも道徳の時間は児童の社会性を育む機会となっていた。しかし教科ではないため、授業のねらいが曖昧になりやすく、担任教員の知識や経験によって差が生まれやすかったという。教科化によって学ぶ内容や目的は大きく変わらないものの、授業の形態や指導方法の質を担保する仕組みとも言えるだろう。他の教科と異なり、数値的な評価が難しく、継続的に学習経過を追う形での評価となる。この施策が、いじめ問題だけでなく、児童の学校生活全体に前向きな効果が見られることを期待したい。
【参考URL】http://www.mitsumura-tosho.co.jp/tokubetsu_dotoku/column/kihon/vol01.html

05「ウェアラブルスピーカー」
- ■ 肩に乗せるスピーカー
- ■ SONYを始め続々とメーカーから発売
従来の家電製品が次々とウェアラブル化する中で、『ウェアラブルスピーカー』の発売が話題を呼んでいる。これは、耳を塞ぐことなく、肩に乗せたスピーカーから音が聞こえるイヤフォンのことだ。
従来のスピーカーでは、室内の設置方法によってその臨場感をコントロールするなど工夫が求められていたが、肩に乗せるだけで、音に包まれた臨場感を持ち運べることで人気となった。また、長時間肩に載せていても疲れないよう、デザインにも工夫がある。人間工学に基づき、鎖骨のラインに沿ったアーチを実現することで、自然なフィット感を作り出している。音声アシスタントを搭載しているため、電話機能や情報のアナウンスなども可能だ。今後、エンタメだけでなく、介護や福祉など様々な場面で使用されることだろう。
【参考URL】https://japan.cnet.com/article/35116532/

06「ニンテンド-ラボ」
- ■ ニンテンドースイッチと組み合わせて使用
- ■ 新たな知育玩具として注目
大人気の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」と組み合わせて遊ぶ『ニンテンドーラボ』が話題を呼んでいる。
これは、段ボールのシートからパーツをくり抜き、模型を組み立て、スイッチと合体させて遊べるゲームだ。釣り竿やピアノなど5種の工作キットと、ソフト1本が入っている。スイッチのコントローラーにはたくさんのセンサーが内蔵されているため、段ボールの模型と見事に連携し遊ぶことができるという。スイッチの機能を最大限に引き出す「ニンテンドーラボ」は、ゲームに知育玩具としての新たな可能性を与えたといっていいだろう。
【参考URL】https://www.nintendo.co.jp/labo/

07「民泊新法」
- ■ 「民泊」の条例を整備
- ■ 近隣住民の安心にもつながる
近年、自宅の空き部屋などを、旅行者に有料で貸し出す「民泊」の利用者が増加しつつある。しかしそれと同時に、旅館業法の許可を取らずに営業したり、騒音・ゴミ投棄などによるトラブルを引き起こす「ヤミ民泊」も少なくない。
そこで、民泊を営む事業者に自治体への届け出を義務づけ、安全管理や宿泊者名簿の作成などを求める『民泊新法』が施行される。新法は民泊を営む企業や個人を対象とし、年間の営業日数を180日以内と定めた。また、インターネット経由での仲介事業も規制対象としているという。「民泊新法」で条例が整備されることで、近隣住民の安心・安全の確保や、「ヤミ民泊」の防止が期待できそうだ。
【参考URL】https://www.sankei.com/column/news/180422/clm1804220002-n1.html
