01「VAR」
- ■ ビデオによるサッカー審判補助システム
- ■ ワールドカップ史上初ペナルティ判定を覆す
世界中が沸き立つ2018年ワールドカップ。そのワールドカップにおいて大いに存在感を示しているのが、『VAR』(ビデオアシスタントレフリー)というシステムだ。
これはビデオ記録によってサッカーの審判を補助するシステムのこと。以前より導入はされていたが、今大会にてワールドカップ史上初めてペナルティ判定を覆すなどの成果を上げ、改めて注目を集めているのだ。VARシステムは試合後の分析の強化や、試合中の審判の水準の引き上げなど、さまざまなポジティブな効果を生んでいる。使用されている機器の機能向上により、今後もより鮮明で詳細な判定が可能になるであろうVARがどこまで進化するか、期待したい。
【参考URL】
https://toyokeizai.net/articles/-/228397

02「OMO5」
- ■ 星野リゾート第四のブランド
- ■ 地域の魅力を十分に楽しむ
数々のリゾート・高級ホテルを手掛けてきた「星野リゾート」。そんな星野リゾートが、東京都大塚駅に『OMO5』(おもふぁいぶ)をオープンし、話題を呼んでいる。
OMO5は、星野リゾート第4のブランドとして、「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」をコンセプトに掲げたホテル。従来の星野リゾートの価格設定よりリーズナブルで、カジュアルなつくりとなっている。最も大きな売りは、地域とのつながりを重視している点。地域住民と交流できるようなスペースづくりや、地域住民自らが東京大塚のおすすめスポットを案内してくれる「ご近所専隊OMOレンジャー」などのサービスが受けられる。宿泊以外の体験をいかに提供するかにフォーカスを当てたOMO5のサービスが、今後どのように展開していくか注目していきたい。
【参考URL】
https://www.houdoukyoku.jp/posts/27890

03「泊食分離」
- ■ 宿泊と食事を分ける宿泊スタイル
- ■ 外国人観光客にもメリット
これまでの温泉旅館といえば、夕食には豪華な会席料理、朝食もご馳走が並ぶ「1泊2食付き」が基本だった。だが近年ではホテルのように、素泊まりや朝食のみのプランなど宿泊と食事を分けた『泊食分離』が広がっているという。
「泊食分離」が進む背景は、旅のスタイルや旅行者のニーズが多様化だ。例えば訪日外国人観光客の多くは、温泉を楽しむことを求めて旅館に泊まるが、豪華な食事までは求めていない。そうした宿泊客は、食事なしのプランを選べば低価格で温泉旅館に泊まることができる。連泊をする場合も、同じような料理に飽きる心配がない。旅館側にとっても、人手不足の解消やコスト削減などが期待できる。「泊食分離」の推進は、サービス利用側にも、提供側にもメリットがあるといえるだろう。
【参考URL】
https://www.huffingtonpost.jp/nissei-kisokenkyujyo/stay-20180627_a_23468089/?utm_hp_ref=jp-trends

04「学校内塾」
- ■ 塾講師が学校内で授業
- ■ 少子化の影響で、「学校」が新たな市場に
少子化の影響により生徒の獲得競争が激化する今、リソー教育やZ会グループなどの学習塾が運営する『学校内塾』が急増しているという。
「学校内塾」は塾講師がこれまで培ったノウハウを生かし、学校内で個別指導や補習授業などを行うというもの。学校側にとっても、在校生の大学合格実績が伸びることで、入学希望者の増加が期待できるという。「学校内塾」は、新たな市場を開拓したい学習塾を運営する各社と、教員の時間やノウハウに限界がある学校側の利害が一致したモデルと言えるだろう。今後、生徒の確保がより難しくなる中で、学校をはじめとして教育業界にどのような動きが起こるのかに刮目したい。
【参考URL】https://uchino-ko.hatenablog.com/entry/20180709-news-juku_in_school

05「福島ロボットテストフィールド」
- ■ 福島県南相馬市の実証試験場
- ■ 陸海空ロボットの厳しい使用環境を再現
災害の多い日本では、現場の被害状況等を調査するロボットへの期待が高まっている。そういったロボットの実証施設として、今注目されているのが『福島ロボットテストフィールド』だ。
「福島ロボットテストフィールド」は東日本大震災後の福島県南相馬市につくられた、ロボットによる国内唯一の実証試験場だ。物流、インフラ点検、大規模災害などに対応する陸・海・空のロボットの一大研究開発拠点として現在整備がすすめられている。近い将来このテストフィールドでは、私たちの生活の中で想定されるほぼ全ての災害環境などを再現することが可能になるという。少子化による人材不足の課題を抱える日本にとって、ロボットの社会実装を加速する場として今後の活躍を期待したい。
【参考URL】https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/robot/

06「ウルトラフレックス制度」
- ■ 社員の勤務体制に対し、柔軟に対応
- ■ 新たにリフレッシュタイムが追加
近年「働き方改革」が推進され、勤務体制の多様化が進んでいる。そんな中、ソフトウェアの開発・販売を行う富士ソフト株式会社が「ウルトラフレックス制度」の導入を発表し話題を呼んでいる。
「ウルトラフレックス制度」とは、働き方の柔軟性を高めるため新たに導入された勤務制度のこと。同社はこれまで、コアタイムの廃止や勤務場所の自由化、30分単位の有給制度などを制度として取り入れてきた。今回は、就業エリア内で10分単位に取得できる「リフレッシュタイム」が導入されたという。このような柔軟な勤務体制が企業の制度として保障されることで、社員はより自由に働くことが可能になっていくだろう。
【参考URL】https://news.mynavi.jp/article/20180703-658599/

07「ベトジェット」
- ■ ベトナムのLCC最大手
- ■ 機内での派手なパフォーマンスが話題
訪日観光客の増加に伴い、日本航空(JAL)と提携した『ベトジェット』の就航が11月に決定した。
「ベトジェット」とは、ベトナムのLCCで最大手に位置している航空会社。機内で客室乗務員によるビキニショーが行われたり、結婚式や伝統舞踊を行うなど派手なパフォーマンスで話題を呼んでいる。日本路線に積極的に進出しており、関西―ハノイ間就航を機に関西―ホーチミン線の運航や、羽田―ホーチミン線の就航を計画。このように、現在日本とベトナムを結ぶ航空競争は激化の一途を辿っており、急速な台頭をみせる「ベトジェット」は他の航空会社を脅かす存在になっていくかもしれない。
【参考URL】https://toyokeizai.net/articles/-/227479
