01「エアドロ」
- ■ iPhone搭載のデータ送受信ツール
- ■ 閲覧サイトを瞬時にシェア
昨年Xモデルが発売され、その機能などから大きく話題を呼んだiPhoneシリーズ。そのiPhoneに搭載されているエアードロップという機能が、若年層には『エアドロ』と呼ばれ親しまれている。
これは電話番号やメールアドレスなどを知らなくても、iPhone同士であれば簡単に写真や動画などのデータを送受信できるという機能。その利便性に加え、モバイルデータ通信を使わずWiFiかBluetoothを使って直接通信するため、通信容量がかからない点も魅力となっている。エアドロのお手軽さ、便利さは他の携帯電話には無い魅力となっており、iPhoneが選ばれる理由の一つであることは間違いないだろう。
【参考URL】
https://toyokeizai.net/articles/-/226763

02「ほぼうなぎ」
- ■ ウナギのかば焼きを魚のすり身で再現
- ■ 「丑の日」代用品で活躍を想定
土用の丑の日にはウナギを食べることが風習となっている日本。しかし今、稚魚の不漁からウナギの価格は上昇傾向にある。そんな中、代替品として注目されているのが『ほぼうなぎ』だ。
魚肉練り製品を製造販売するカネテツデリカフーズの「ほぼうなぎ」は、ウナギのかば焼きの見た目や味を魚のすり身で再現した食品だ。現在、二ホンウナギは高価格な上、国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定されている。「持続可能な漁業で穫れた魚を食べよう」という国際的な潮流が広がりつつあり、食品流通業界ではもはや資源保護を全く考慮しないでウナギを販売し続けるのは難しくなってきているという。環境問題に多くの課題がある中で、代用食を提案するこのような動きは、今後ますます広まるだろう。
【参考URL】
https://www.fnn.jp/posts/00326781HDK

03「置き勉」
- ■ 教科書類を学校に置いて帰ること
- ■ 各学校で見直しの動き
納得できる理由がないまま強制的に生徒を従わせようとする「ブラック校則」。その中で今注目されているのが、教材を持ち帰らず学校へ置きっぱなしにする『置き勉』の禁止だ。しかし最近では、この制度を見直し「置き勉」を認める学校が徐々に増えているという。
その背景にあるのは、「脱ゆとり」以降、教科書に厚みが増して通学鞄やランドセルが重くなったという事情だ。教科書協会によると、総ページ数は小学校で34.2%増となった。自分の体重の4分の1から約半分の荷物を持って毎日学校に通う子どもたちに対し、成長期の体への悪影響を懸念する医師もいる。「置き勉」の許可に対しては、家庭学習への影響や忘れ物の増加、教室が汚くなるといった懸念の声もあがる。しかし、子どもの健康のためには現状を見直した軽量化の工夫が最優先となるだろう。
【参考URL】
https://mainichi.jp/articles/20180623/ddl/k23/100/108000c

04「データプライバシー法」
- ■ 消費者の個人情報を守るための法案
- ■ 企業からは強い反対の声も
FacebookやGoogleなどの企業が力を伸ばしている中で、カリフォルニアの議会が『データプライバシー法』の成立を認め話題を呼んでいる。
これは、企業が消費者のデータを知らない間に収集・販売しないように設けられた法案のこと。データ収集が事業の軸を支えている企業からは強い反対の声が上がっていたが、その声を押しのけ法案は成立したという。「データプライバシー法」により、今後テック業界をけん引するシリコンバレーでのビジネスが変化していくかもしれない。
【参考URL】https://jp.techcrunch.com/2018/06/29/2018-06-28-landmark-california-privacy-bill-heads-to-governors-desk/

05「移動式ATM」
- ■ トラックにATMを積んだ金融店舗
- ■ 災害時やイベント時など、幅広い場所で活躍
埼玉県のライブ会場に派遣されたことをきっかけに、『移動式ATM』がSNS上で話題を呼んでいる。「移動式ATM」とは、トラックにATMを積み込んだ移動式金融店舗のこと。
元々は、銀行から距離がある地方でもATMを利用できるように始まったこのサービス。現在は災害などで現金の引き出しができない時など、有事の際の被災地支援を目的として派遣されているという。地方から始まった「移動式ATM」だが、近年大手金融機関からも注目を集めている。地方銀行では災害時や過疎地の派遣が主となっているが、大手金融機関ではイベントやライブ会場への派遣が行われるという。世界的にキャッシュレス化が進んでいるものの、日本では現金のニーズが残っているのも事実だ。今後、「移動式ATM」がどのような影響を与えていくのか注目していきたい。
【参考URL】https://trafficnews.jp/post/80817

06「コネクテッドカー」
- ■ インターネット通信搭載車
- ■ トヨタなど各社が新型を発表
自動運転技術の開発が注力される中で、今『コネクテッドカー』の技術改良に再び注目が集まっている。これは、自動車にインターネット通信技術が組み込まれた車のことである。
従来のカーナビ機能だけでなく、センサーで把握した周辺情報を、ネットワーク上で分析することで、利用者への最適な情報提供が可能になるという。既に実用化が進んでいる例としては、事故時の自動緊急通報システムや、盗難時の車両追跡システムがある。これらはAI搭載の自動運転車での普及が期待されていたが、インターネット通信技術でも実現できるのでは、と各社自動車メーカーが開発を進めている。しかし、予測や検知といったAIならではのリスク対応技術には劣り、利用者のスマートフォンでも対応できるため不要との声もある。今後の技術展開を楽しみにしたい。
【参考URL】http://car-moby.jp/196772

07「ストローレス」
- ■ シアトルでプラスチックストローが禁止に
- ■ 海洋プラスチック汚染への対策として
プラスチックによる海洋汚染の措置としてワシントン市内の飲食店でのプラスチック製ストローを全面的に禁止した『ストローレス』が話題を呼んでいる。
ストローだけでなく、プラスチック製のフォークやスプーンなどの提供も同様に禁止される。違反した場合は、日本円で約2万7000円の罰金が店舗に課されるという。これにより、シアトル発のコーヒーショップであるスターバックスだけでなくマクドナルドなども、植物由来の成分で作られたストローへ切り替えた。アメリカではシアトルだけなく、カルフォルニア州でもプラスチック製ストローを全面禁止するなど、「ストローレス」への取り組みが進んでいる。この取り組みは、今後あらゆる地域で、リサイクルが進められない製品の利用を考え直すきっかけとなるだろう。
【参考URL】https://marineplastic.net/responses/seattle_plasticstraw_ban
