これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「国連人権理事会」

  • ■ 世界の人権問題を取り扱う機関
  • ■ アメリカ政府が離脱を表明

トランプ大統領就任以降、ユネスコや「パリ協定」、イラン核合意などからの離脱を相次いで表明し、国際協調から背を向けるアメリカ政府。そして6月20日、アメリカ政府は新たに国連人権理事会からの離脱を発表した。
国連人権理事会とは、国連加盟国の人権問題について調査を行い、人権状況の改善勧告を行う組織のこと。勧告に強制力はないが、どの国も「人権意識の低い国」というイメージは避けたいため、その勧告は道義的な拘束力を持っている。今回アメリカ政府が離脱を表明した背景には、パレスチナ問題でイスラエルを批判する人権理事会への不満があるという。国連人権理事会からの離脱でさらに鮮明となったアメリカの孤立路線が世界にどのような影響を及ぼすのか、注視していきたい。
【参考URL】
https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/19/trump-exits-unhrc_a_23463202/

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02「ベビーテック」

  • ■ 子育てを助けるテクノロジー
  • ■ 欧米を中心に関心高まる

テクノロジーの進化で、さまざまな面において私たちの生活がサポートされている現代。そんな中、欧米を中心に注目されているのが『ベビーテック』だ。
「ベビーテック」とは、妊活から出産、新生児〜小学校入学ぐらいの年齢の子育てを支援するIoTデバイスやアプリケーション、Webサービスなどを指す。特に乳幼児の安全を確保するため、機械と一緒に乳児を見守ることで、物理的にも精神的にも育児の負担を軽減するものが多く商品化されている。現在、都心では待機児童問題から派生した保育士への負担増が問題となっているが、このベビーテックが普及すれば解決できる可能性があるという。今後は日本でも、育児分野でのテクノロジー活用が当たり前となり、「ベビーテック」をさまざまな場所で目にする機会が増えるていくかもしれない。
【参考URL】
http://bae.dentsutec.co.jp/articles/baby-tech/

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03「フレンドファンディング」

  • ■ 身近な人同士で少額資金を調達
  • ■ 小さな経済圏を活性化させる

今、インターネットを通じて広く資金提供を呼びかけるクラウドファンディングが、資金調達の手段として定着しつつある。そんな中、クラウドファンディング事業を手がけるCAMPFIREが新たに昨年リリースした、『フレンドファンディング』アプリ「polca」が注目を集めている。
「フレンドファンディング」とは、友人など、自分の身近にいる人たちが対象の少額のクラウドファンディングを指す。「polca」は、URLを知っている人のみが企画を閲覧するため、日常で資金需要が発生した際に、友人・知人に限定し支援を募ることが可能だ。プロジェクト審査等は不要で、目標金額も300円~10万円という少額で設定する。個人同士がつながる小さな経済圏で、気軽に誰かを支援できる「なめらかな経済」の実現を目指す、この「フレンドファウンディング」の今後の広がりに期待したい。
【参考URL】https://polca.jp/

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04「ザシェアホテルズ」

  • ■ 共有スペースが設けられたホテル
  • ■ 観光客と地域住民の交流を生む

近年新しい宿泊施設として、「株式会社リビタ」がトータルプロデュースしている『ザシェアホテルズ』が注目を集めている。
これは、宿泊者以外に開放されたスペースを備えたホテルで、地域の活性化を目指したホテルのこと。共有スペースではヨガイベントやクラフトマーケットなどが行われ、楽しみながらさまざまな体験ができるという。プロデュースを行っているリビタは、老朽化した不動産をリノベーションして再生し、地域のにぎわいをつくりだすことを目的にしている。このような業界の既存概念にとらわれないビジネスモデルが、「ザシェアホテルズ」に若者や外国人観光客を惹きつけているのではないだろうか。

【参考URL】https://www.thesharehotels.com/

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05「ORDER BORDER」

  • ■ 新潟県加茂市で生産
  • ■ 完全受注生産のオリジナルボーダーカットソー

近年海外製品に圧倒され、以前ほどの活気がなくなってしまっている繊維産業。そんな日本の繊維産業を応援しようと、ニット産業が盛んな新潟県加茂市発のファクトリーブランド「G.F.G.S」が『ORDER BORDER』というサービスを行っている。
「ORDER BORDER」とは、加茂市の自社工場・職人が協業した、完全受注生産のオリジナルボーダーカットソーのこと。カラーパターンや袖丈はもちろん、ボーダーの幅も自由に選ぶことができる。また、注文を受けて初めて、自社工場で生地の編み立てが行われるという。このように、日本の職人だからこそできる丁寧できめ細かいものづくりは、今後繊維産業以外でも活躍が期待できそうだ。
【参考URL】https://www.gfgs.net/

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06「感動ポルノ」

  • ■ ジャーナリスト、ステラ・ヤング氏が問題提起
  • ■ 障害者は「感動の対象」として消費される

近年、議論に挙げられることが増えてきた『感動ポルノ』とは、障害のある方の人生を過剰なサクセスストーリーとして扱い、涙を誘う消費コンテンツに仕上げていないかと問題提起した言葉である。
2014年にステラ・ヤング氏が、TEDトークで車椅子を必要とする自分の人生を通し語ったことで世界中に広がった。「何も達成していないのに、“達成賞”にノミネートされる」「教壇に立つと、感動的なストーリーを語ると期待される」など、障害のある方に向けられる世間の目は「感動の対象」であり、映画やドラマなどは単に涙の消費材ではないかという内容だ。多くの人の違和感を端的に表現した言葉となり、日本でも議論を呼んだ。LGBTsをはじめ、多様性を取り上げるコンテンツは増えているが、これからは真の意味で多様性を考えられているかが問われるだろう。
【参考URL】https://logmi.jp/34434

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07「さよなら、おっさん。」

  • ■ ニュースアプリ「NewsPicks」による宣伝広告
  • ■ 「古い体質に気づき、変わろう」という啓蒙になるか

多くのビジネスマンが利用するニュースアプリ、NewsPicksのキャッチコピー『さよなら、おっさん。』が話題を呼んでいる。
NewsPicksは、「経済を、もっとおもしろく。」と掲げ、ニュースや経済を自由に議論する場として20代〜30代のビジネス層を中心に拡大したWebサービスである。これは、従来の古い体質に問題提起をし、ニュースの読み方や考え方をアップデートしようという趣旨の広告だ。こ日経新聞以外にも、鉄道の中吊り広告などにも掲載され、通勤中のビジネスマンが自分自身の在り方を振り返ることを狙っていたが、コピーの印象から賛否両論の声が上がっている。多くの注目が集まり、職場でも一つの標語になることから、変化のきっかけになったとも言える。今後、この話題がどのように展開し、社会が変化していくのか見守りたい。
【参考URL】https://note.mu/hirokim/n/n957dc66c0008

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