これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「文喫」

  • ■ 入場料金制の本屋
  • ■ 付加価値提供で人気を集める

昨今はオンラインショップやデジタルデバイスの利用者が増え、人々の書店離れが加速していると言われる。そんな中、昨年12月に本との新しい「出会い」を提案する書店『文喫』がオープンし、意外な人気を集めている。
閉店した青山ブックセンターの跡地に開業した「文喫」は、利用するのに1,500円(税別)の入場料が必要な本屋だ。しかし、約460平方メートルの売り場に並ぶ蔵書は約3万冊あり、コンシェルジュによる本の案内やコーヒー等が飲み放題といった、入場料をとる分の“付加価値”が提供されるという。「文喫」の人気ぶりは土日に入場制限がかかるほどで、平日用の新プランも導入された。インターネット検索では得難い本との出会い与えてくれる “個性派書店”の更なる躍進に期待したい。
【参考URL】
http://bunkitsu.jp/

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02「デジタルレイバー(仮想知的労働者)」

  • ■ ロボットがルーティンワークを肩代わり
  • ■ 人手不足解消などに効果

労働生産性の低さを近年特に指摘されることの多い日本。生産性を向上させるサービスが次々に登場するなか、いま急速に普及しているのが『デジタルレイバー(仮想知的労働者)』だ。
デジタルレイバーとは、ホワイトカラーの単純な間接業務を代行するロボットのこと。活用例としては、Excelのデータ入力や、ネットのデータ収集などがあげられる。特に、一定のルールに従い繰り返す、データが構造化されている、業務が標準化されている、ヒューマンエラーが起こりやすい業務に向いている。この特性から現在では市役所などで導入が進んでおり、大幅な業務時間短縮を達成した自治体もあるという。超高齢化社会に突入し、労働人口の減少が深刻な日本において、デジタルレイバーが活路を切り拓くのか注目していきたい。
【参考URL】
https://japan.zdnet.com/article/35134768/

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03「サバ缶」

  • ■ サバの缶詰が大ブーム
  • ■ 健康やダイエットからの観点で人気に

健康に気を遣う風潮が特に強まりつつある昨今。そんな風潮からか、調理済みのサバの缶詰『サバ缶』のかつてないブームが起こっている。                   
ブームの火付け役は、TVの健康番組。サバ缶には、生活習慣病の予防や脳の活性化、ダイエット効果があるとされるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれる。さらに骨や血合も丸ごと食べられるので、カルシウムやビタミンDも摂取可能だ。その栄養価の高さや健康・美容への効果か、そして値段も一缶200円前後からとお手頃で、長期保存もできることから、老若男女問わず幅広い人気を呼んだのだ。あまりの人気ぶりからスーパーでは品切れが続出しているという。サバ缶を活用したレシピも次々登場しており、ブームはまだまだ続きそうだ。
【参考URL】
https://diamond.jp/articles/-/178985

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04「Apple Card」

  • ■ Apple Payが進化した無料のクレジットカード
  • ■ キャッシュバックサービスも行う

Appleから新たなサービス『Apple Card』が発表された。これは、Apple Payの支払いシステムを統合した無料のクレジットカードである。Apple Payは世界40か国以上で展開されるほど大ヒットしたサービスだけに、その進化系である「Apple Card」への注目度も高まっているという。
「Apple Card」は専用のアプリで管理するため、利用情報を簡単に確認・変更できる。また、“Daily Cash(デイリーキャッシュ)”という新サービスも行われる。Apple Payで支払いをすると、2%のデイリーキャッシュをもらえるというのだ。支払い遅延金、年間利息、国際トランザクション利息などもかからないため、通常よりもお得なクレジットカードといえるだろう。まだ日本での展開は発表されていないが、「Apple Card」が普及し、生活の利便性が大幅にアップすることに期待したい。
【参考URL】
https://www.gizmodo.jp/2019/03/apple-card-matome.html

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05「信用スコア」

  • ■ 個人の信用度を数値化
  • ■ 信用度により受けられるサービスが変化

近年、アメリカや中国を中心に普及している『信用スコア』。これは購買履歴や決済情報など、個人の様々なデータを計算・分析し、その信用度を数値化したものである。
中国のアリババグループが開発したサービス「芝麻信用」では、電子決済サービスの決済情報をもとにした利用者の与信から「信用スコア」を算出している。スコアの高いユーザーには、出国手続きが一部簡素化するなどのメリットがある。反対に、低いユーザーは公共交通機関の利用が制限されるなどのデメリットがあるという。広まりつつある「信用スコア」だが、プライバシーの保護など懸念点も多い。日本で本格的に導入する場合は、慎重な判断が求められそうだ。

【参考URL】
https://innovation.mufg.jp/detail/id=244

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06「カスタマーハラスメント」

  • ■ 消費者による理不尽な要求
  • ■ 厚労省による対策

近年、各方面のパワーハラスメント対策が広がりをみせている中で、顧客や取引先など社外から執拗なクレームを受ける『カスタマーハラスメント』への対策が求められている。
「カスタマーハラスメント」には苦情との線引きが難しいため明確な定義は存在せず、企業に対して自分の感情論でクレームをする行為としてとらえることが多い。取引関係の中で発生する場合も多いため、もともと「優越的地位の乱用」として独占禁止法で禁じている行為ではあるが、厚労省によるとハラスメント関連でも対策が必要だという。今後は厚労省が消費者庁や中小企業庁などと連携し企業向けの指針を確立させる予定であるが、安心安全な職場環境を作るための対策実施は早急に必要だろう。

【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41679320T20C19A2EA5000/

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07「600(ロッピャク)」

  • ■ 商品カスタマイズ可能な無人コンビニ
  • ■ 実店舗の省人化に繋がる

近年、日本でも様々な場面でキャッシュレス化が浸透してきた。そんな中、オフィスに設置し>飲食品や日用雑貨をクレジットカードで購入できる冷蔵庫タイプの無人コンビニ 「600(ロッピャク)」は、本体が幅60cmとコンパクトなため場所を選ばず設置できる。また、チャット機能を通じて、コンシェルジュと連絡を取り、最大600品目の品揃えが可能だという。コンビニで扱う商品が自動販売機のような利便性で購入できるため、業務効率化も図れると支持を集めている。今後はマンションなどにも導入予定があり、人手不足で問題を抱えるコンビニ実店舗の省人化を牽引してくれることにも期待していきたい。
【参考URL】
https://www.600.jp/

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