01「MetaTokyo」
- ■ 仮想空間上に新たな東京を構築
- ■ デジタル技術の発展を受け今度こそ定着となるか
中田ヤスタカやきゃりーぱみゅぱみゅなどが所属し、日本のポップカルチャーを牽引するアソビシステムがデジタル上の仮想空間「メタバース」のひとつである「ディセントラランド」に、グローバル文化都市を創り出す世界初のプロジェクト『メタトーキョー(MetaTokyo)』を発表した。
アソビシステムは今後、ディセントラランドに土地を購入し準備を進め事業として展開予定。現実の土地のように開発地域の周辺は地価も上がるため、メタトーキョーの開発予定地がどこになるかも注目されているという。2000年代初頭に話題になった「セカンドライフ」のように下火になってしまうのか、デジタル技術の発展を背景に今度こそ定着するのか注目したい。
【参考URL】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000017258.html

02「ショートケーキ缶」
- ■ 缶を開ければ中はふわふわのショートケーキ
- ■ 異色の組み合わせがSNSで話題に
見た目はジュースと同じ缶。しかしプルタブの蓋を開ければふわふわの生クリームのショートケーキ。 北海等と渋谷に店舗を構えるリゾット専門店Risotteria GAKUが販売する『ショートケーキ缶』が異色の組み合わせかつ“映える”ビジュアルでSNSを中心に話題になっている。
Risotteria GAKUは飲みのシメに遅い時間でもパフェが食べられるというコンセプトで「夜パフェ」の店舗も経営しており、オーナーのいつでも美味しいスイーツを食べられるようにしたいという思いが商品化につながったという。バックからスッと缶を取り出しスイーツを食べる。そんな新しいスイーツのあり方も増えていくのかもしれない。
【参考URL】
https://macaro-ni.jp/102456

03「THE FARM」
- ■ コロナ禍で追い風のキャンプ業界
- ■ 農園リゾートがフランチャイズで全国展開
貸農園や農園キャンプ、グランピングなど農業を起点に先進的な取り組みを進める『THE FARM』。その中の農園グランピング施設事業でフランチャイズ展開を実施し、第1号として日本初の牧場グランピング施設が千葉県のマザー牧場で展開されている。
「THE FARM」の農園グランピング施設事業とは、野菜が収穫できる農園と、温泉やキャンプ施設などを併設した農園リゾートの経営ノウハウを提供するというもの。キャンプを始めとするアウトドアレジャーはコロナ禍でのアクティビティとして定着しており、農園・農場の活性化や 再利用だけでなく、既存の施設・資源を利活用した地域活性化ノウハウに注目が集まっている。
【参考URL】
https://www.thefarm.jp/franchise/

04「ずかんミュージアム」
- ■ デジタルとリアルが融合した空間で、図鑑上の生き物たちと出会える
- ■ 時間の経過や天候の変化もリアルに再現
新感覚の体験施設『ずかんミュージアム』がオープンし話題を呼んでいる。これは、デジタルとリアルが融合した空間をめぐりながら、図鑑の中でしか見ることのできなかった生き物たちと出会い、その世界に没入できる体験型施設のこと。
施設の中では時間の経過や天候の変動など、地球上における環境の変化をリアルに感じられるように設計されている。図鑑を見るだけでなく、実体験を通じて学ぶことで、知的好奇心を掻き立てることを目指しているという。生き物を検知・記録するためのアイテム「記録の石」も用意されており、各ゾーンに足を踏み入れる度に、生き物たちの生態を知る手助けをしてくれる。子どもだけでなく、大人も一緒に楽しめる「ずかんミュージアム」にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
【参考URL】
https://zukan-museum.com/

05「炭素クレジット」
- ■ 畑などで削減した二酸化炭素の量をクレジットとして発行
- ■ 企業などが購入し、投資家へアピール
近年アメリカでは、環境政策を重視するバイデン政権のもと『炭素クレジット』が注目を集めている。これは、農家が畑や森林などで削減した二酸化炭素の量を「クレジット」として発行し、企業などが買えるようにする仕組みのこと。
市場規模はここ数年で拡大し、2020年に世界で発行された「炭素クレジット」は、5年間で3.8倍に増えている。その背景として、企業が社会や投資家から気候変動対策への取り組みを求められていることが挙げられる。二酸化炭素排出量をゼロにすることがどうしても難しい場合、クレジットを購入することで、その分を削減したことにできるという。とはいえ、「炭素クレジット」だけでなく企業自身による削減努力は求められる。二酸化炭素の削減の取り組みと「炭素クレジット」をかけ合わせて、地球環境を守っていく必要がありそうだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210803/k10013177611000.html

06「ワンカン」
- ■ 路上でお酒を飲む行為
- ■ 渋谷や新宿などの繁華街で問題に
まん延防止等重点措置が発令され、都内の多くの飲食店で酒類の提供が取りやめとなっている。気軽に居酒屋での宴会が難しくなっている中、『ワンカン』が問題視されているという。
「ワンカン」とは路上飲みの一種で、仕事やバイト終わりにコンビニで買った酒を、路上や公園でサクッと飲んでから帰るという文化。2000年代から若いアパレル販売員らから広がったという。緊急事態宣言で飲食店での酒類提供が禁止され、居酒屋難民となった若者が路上で酒を飲む風景が多く見られるようになった。以前からごみが放置されるなど問題視されることも多かったことや、感染防止の観点から、こうした「ワンカン」についても従業員へ禁止令を出す店舗などが増えているという。若者文化のひとつが、コロナ禍を通じて消えゆくかもしれない。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae4e4f1fe410b6001dc6893123af112e97935acb

07「電動トライク」
- ■ 宅配用の電動三輪車
- ■ 宅配需要の高まりで売上増
コロナ禍で大きく需要が伸びている宅配業。そんな中、山梨県甲府市のメーカーが開発した『電動トライク』という車両が注目されている。
「電動トライク」とは、重い荷物も運べる三輪車、トライクの電動タイプのこと。開発したのは甲府市にある小型車両メーカー「アクセス」。創業以来、主に高齢者の買い物や移動手段に関する悩みを解決するため、電動車を開発してきた。コロナ禍により需要が落ち込んだため、3人乗りのトライクの後部座席を荷台のスペースに改造し、宅配用のトライクが開発されたそうだ。環境にやさしい乗り物を使いたいという企業のニーズにマッチし、大手の宅配会社などから多数の注文もあるという。地域の悩みを解消したいという企業の想いが、コロナ禍で新たに生まれたニーズとうまく結びついた例といえるだろう。
【参考URL】
https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pX6P8EQjK4/bp/pWKJq7V0B2/
