これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「スマイル名刺」

  • ■ 顔半分でのコミュニケーション時代
  • ■ 利便性と話題性を兼ね備えたアイディア商品

新型コロナウイルスの流行からはや1年半ほど、対面では常にマスクで顔の下半分が隠れた状態でのコミュニケーションが強いられている。そんな状況を逆手に取った、マスクで隠れた顔の下半分を印刷した名刺『スマイル名刺』が話題になっている。
販売元の愛知県の長屋印刷は、コロナ禍の課題解決と世の中を明るくする商品として開発したという。「スマイル名刺」が普及することで、顔のシルエットや目の周りだけで相手を記憶しなければならない昨今の悩ましい状況からは解放されることになる。どのような名刺かは参考URLをご覧いただきたい。想像以上にインパクトのある名刺で、初対面の人との会話も盛り上がりそうだ。
【参考URL】
https://t-meishi-project.com/

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02「闇通勤」

  • ■ 健康にも環境にもよくてソーシャルディタンス
  • ■ それでも認められていない通勤方法

健康意識の高まりやロードレース人気の加熱などから、自転車通勤をする人が増えている。その一方で、事故のリスクから自転車通勤を禁止する企業もある。そんな中、会社に内緒で自転車通勤をする『闇通勤』をする人も増えており、問題視されているという。
闇通勤が広がった理由として、新型コロナウイルスの感染拡大により「公共交通機関の利用を避ける」目的での自転車通勤もあるという。通勤手当や事故時の補償、特に都心部における不法駐輪など、まだ環境の整備が追いついておらず「闇化」してしまっているが、健康的・環境的な手段として今後は自転車通勤も一つの選択肢となることを期待したい。
【参考URL】
https://www.asahi.com/articles/ASP7H46DSP7GULEI003.html

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03「使い捨てないビニール傘」

  • ■ 年間6000万本以上の廃棄を改善へ
  • ■ 使い捨てをサスティナブルにリデザイン

日本では年間約1億3000万本の傘が消費され、その約半数となる6000万本がビニール傘と言われている。安価でどこでも手に入れることができる一方、耐久性には乏しく使い捨てられているのが現実で、当然環境負荷も高い。その解決に向けて『使い捨てないビニール傘』THE UMBRELLAが開発された。
THE UMBRELLAは雨を受ける生地の部分を取り外し、交換形式にすることで傘の本体となる骨組み自体は長く使い続けられる仕組みだ。さらに金属を含まないオールプラスチック製にすることで、素材ごとに分けてリサイクルが必要な煩雑さもない。ビニール傘をはじめとして、生活に密接なものにこそ環境改善の大きなブレイクスルーが潜んでいそうだ。
【参考URL】
https://the-web-shop.jp/products/the-umbrella

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04「デジタルアート市場」

  • ■ 唯一無二のデジタルアート作品
  • ■ NFTという認証技術によって本物を証明

近年、『デジタルアート市場』の成長に注目が集まっている。これは、「NFT(Non-Fungible Token)=非代替性トークン」という認証技術によって、作品がコピーではなく本物であることを証明するアート市場のこと。
これまでのデジタルアートは、コピーできるため価値がつきにくかった。しかし、NFTによってコピーが制限されることで、作品に希少性が生まれ価値が認められるようになったのだ。唯一無二の作品を購入できることから、中には75億円もの高値で落札されることもあるという。日本でも「デジタルアート市場」は注目を集め、展覧会も行われている。市場さらなる拡大に期待したい。
【参考URL】
https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pX6P8EQjK4/bp/pvl1nxQ3O9/

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05「フレンチテック」

  • ■ 仏スタートアップ育成のための国家プロジェクト
  • ■ 欧州の自主を重視し育成を強化

近年『フレンチテック』が軌道に乗り、世界規模で存在感を示しはじめている。これは、起業家と投資家、アクセラレーター、公的機関などが一体となって、国家規模のスタートアップを育成するという国家プロジェクトのこと。
国家規模の取り組みであることから、仏スタートアップの年間資金調達額は過去5年で約3倍になった。国内外の大手企業の間でも、協業や買収の対象として「フレンチテック」の存在感は高まりつつある。米中企業が技術革新を主導する中で、フランス政府は「欧州の自主」を重視しスタートアップの育成を行っているという。日本も、各国の技術革新の波に乗り遅れないよう、国家規模でスタートアップをサポートしていく必要がありそうだ。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR271YZ0X20C21A6000000/?unlock=1

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06「選択的週休3日制」

  • ■ 希望者が週に3日間休める制度
  • ■ ワーク・ライフ・バランスの実現のため

リモートワークが一気に普及したことにより、働き方について見つめ直す機運が高まっている。そんな中、政府が経済財政運営の基本方針となる「骨太の方針」に、働き手の希望に応じて週休3日を選べる制度『選択的週休3日制』の普及を盛り込み話題となっている。
選択的週休3日制を打ち出した背景には、リモートワークなど就労環境の変化や、多様な働き方を広めたいといった政府の意向がある。メリットとしては、働き手がプライベートと仕事を両立しやすくなったり、通勤の減少などによる「感染症対策」があげられる。一方でリスクとして、労働時間の短縮による収入の低下や、労働密度が上がって現場の負荷が増えることがある。いくつかの国では導入が始まっており、日本でも3日休むことが当たり前になる日も来るかもしれない。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/special/three-holidays/

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07「災害ケースマネジメント」

  • ■ 被災者一人ひとりに合わせた支援計画
  • ■ 近年徐々に考えが広がる

大きな被害を出した熊本地震から今年で5年。多くの住宅が壊れ、住まいの確保が大きな課題になったこの震災から『災害ケースマネジメント』が取り入れられるようになった。
「災害ケースマネジメント」とは、被災者一人ひとりの生活状況を把握し、官民が連携して、それぞれに合わせた支援を行っていく取り組みのこと。背景には、現状の被災者支援制度では、一番助けが必要にも関わらず声が届きにくい、おもに困窮した高齢者へのケアが不十分だという課題があるという。近年特に地震や台風などの深刻な自然災害が頻発する日本において、今後ますます官民問わず力を入れて取り組んでいく必要がありそうだ。
【参考URL】
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/447577.html

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