これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「ジェンダード・イノベーション」

  • ■ 性差に着目した研究開発
  • ■ 医療や教育現場での貴重な情報源に

日本でもジェンダーレス志向が拡大し、至る所でその影響が顕著に見られる。しかし、そもそも男女の思考や身体には違いが多いため、性差に着目する研究も推進されているという。 それが、生物学的性別、社会学的性別、その他の要因(年齢など)の交差分析を行い、イノベーションを創出する『ジェンダード・イノベーション(GI)』だ。GIが考慮されていない製品や開発では、命に関わる可能性もあるという。例として、男性体型を前提に開発されたシートベルトは、妊娠中の女性が事故にあった際、胎児に影響を及ぼすケースなど、危険性の高いものが多い。その対策のためにも、GIを取り入れたサービスや医療、教育などが近年続々と行われている。性差を考慮し、ニーズや知識を再検討することも、多様性のある社会の実現のために必要なのだろう。
【参考URL】
https://newswitch.jp/p/32167

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02「韓ビニ」

  • ■ 韓国商品を充実させたコンビニ
  • ■ 都心へ行かずとも、郊外で手軽に渡韓気分に

日本のコリアンタウンとも呼ばれる新大久保はいま、かつての韓流ブームよりも盛り上がりを見せているという。都心部以外でも同様に韓国グルメなどが揃うお店が各地でオープンしている。埼玉県・川口市にある、韓国のコンビニをイメージした小売店『韓ビニ』もそのひとつだ。現在14店舗を展開している韓ビニは、「新大久保に行かなくてもいいよ」をキャッチフレーズに、郊外に出店する戦略だという。韓国食材から話題のお菓子など、1000種類以上ものラインナップが揃い、若者に人気の韓国コスメも充実している。また、各店ともに売上も好調で、1500円程だという客単価は、日本の大手コンビニの2倍以上にもなるという。手軽に渡韓気分を味わえるこのような店舗が、地域活性化を牽引する存在となっていくかもしれない。
【参考URL】
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/2022/026290.html

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03「ノンアルバー(スマドリバー)」

  • ■ お酒を飲めない人も楽しめる店舗
  • ■ 多様性を受容できる社会に向け、選択肢を拡大

長らく続いた自粛モードの影響で、お酒の飲み方にも変化が生まれているという。それは、お酒が飲める人、飲めない人など、さまざまな状況における飲み方の選択肢を推進する動き「スマートドリンキング」だ。
その「スマートドリンキング」を掲げた『ノンアルバー(スマドリバー)』が、渋谷センター街にオープン。お酒を飲めない人も楽しめるバーとして、ノンアルコールや低アルコール(0%、0.5%、3%)の100種類以上のドリンクメニューを用意している。また、今回の取り組みは、アサヒビールと電通デジタルが共同で設立した合弁会社「スマドリ」と、渋谷未来デザインの協働で、渋谷区の社会課題の解決に向けて、今後もこのような活動を推進していくという。日本人のアルコール離れは、経済活動や社会秩序などにも、大きな影響を与えていきそうだ。
【参考URL】
https://news.mynavi.jp/article/20220630-2384097/

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04「Horizon Worlds」

  • ■ Meta社のソーシャルVRサービス
  • ■ 独自のワールド作成ツールが人気

インターネット上の仮想空間、メタバース。それに注目する姿勢を社名変更で示したMeta社が運営するソーシャルVRサービス『Horizon Worlds』が、ユーザー数30万人を突破するほどの人気ぶりだという。Horizon Worldsは、VRヘッドセットを装着し、アバターを使って、他の参加者とコミュニケーションを取ったり、ゲームを楽しんだりできるというサービス。昨年12月から、アメリカとカナダで先行開始されている。他者との交流はもちろん、独自のワールドを作成するツールが人気で、そこで作成したバーチャルアイテムは販売できるようになるという。また、現在はVRヘッドセット装着時のみ体験可能だが、今後はWeb版、スマートフォン版のリリースも予定しているようだ。メタバースをより手軽に、さらに身近に感じる時代は、直ぐそこまで来ているのかもしれない。
【参考URL】
https://www.moguravr.com/horizon-worlds-7/

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05「LNG冷熱」

  • ■ 熱さではなく冷たさを再利用
  • ■ 脱炭素化に向けた新たな目の付け所

LNG(液化天然ガス)は、-162℃で液体化させ輸送し、海水や空気などで0℃に戻し再度気化させることで、火力発電の燃料として利用されている。-162℃から0℃まで戻す時に、冷熱エネルギーが発生する。これは、いまはまだ有効活用できていない「未利用熱」だ。この未利用熱を再活用する『LNG冷熱』が注目を集めている。例えば、LNGでプロパンガスを冷やして一度液化させ、再度気化するときの圧力でタービンを回す冷熱発電がある。他にも空気を冷やして液化させ、その液体空気を医療分野、食品製造、資源の凍結・低温粉砕に活用するなど様々な用途が広がっている。新しいものを生み出すだけではなく、今ある利用できていないものを利用する。そんな「MOTTAINAI」にも通じる考え方が、脱炭素時代も重要になりそうだ。
【参考URL】
https://newswitch.jp/p/32475

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06「熱中症保険」

  • ■ もはや無視できない日本の夏の健康リスク
  • ■ 1日から加入できるミニ保険が対策の選択肢に

年々過酷さが増している夏の猛暑。そんな中、保険各社が『熱中症保険』の販売に動いている。QR決済アプリのPayPayでは、住友生命傘下のアイアル少額短期保険が開発した商品「熱中症お見舞金保険」を販売中。1日100円から加入できる少額短期保険(ミニ保険)で、屋外での活動がある日にピンポイントで利用することも可能となり契約者を急増させている。
保険金の請求はPayPayアプリ内から領収書・診療明細書の画像をアップロードし、それを保険会社が査定。審査が通れば、指定の銀行口座に最短で請求当日に保険金が振り込まれる仕組みだ。最近では、新型コロナウイルスに罹患したと診断されると一時金が支払われるコロナ保険も話題となったが、今後も社会のニーズに応じた少額短期保険が出てくるかもしれない。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC295V70Z20C22A6000000/

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07「みまもり電池」

  • ■ 家族を見守るIoT
  • ■ コロナ禍の需要をつかめるか

定期的に両親や祖父母の家を訪れていたが、コロナ禍により気軽に会うことが難しくなった人も多いだろう。そんな悩みに応えるサービスが『みまもり電池』だ。通常の電池と同じようにみまもり電池をテレビなどのリモコンに入れると、そのリモコンがいつ使われているかをスマホアプリが記録・共有してくれるというサービス。具体的には、単3電池サイズのみまもり電池容器に単4電池を入れると電池として使える。従来も象印の「見守りポット」のように、使用したかをシンプルに判別し通知してくれるサービスはあったが、みまもり電池はどの機器をいつ・どのくらい使用したかなど生活リズムの確認ができるほか、アプリでのチャットなども可能。一歩進んだIoTとアプリ活用による、家族の新しいつながりの形として今後より一般的になっていくのかもしれない。
【参考URL】
https://mimamori.novars.jp/


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