これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「旅ラン」

  • ■ マラソンするなら海外へ!
  • ■ ランニング+観光で楽しくスポーツ

ランニングで汗をかき、その先の給水所で待っているのは…フランス本場のワインとチーズ? 旅行会社が企画している、マラソンに観光をプラスした海外マラソンツアー『旅ラン』がいま中層年代を中心に人気を集めている。海外マラソン大会では、観光地を巡るようにコースが設定されていることが多い。例えば、フランスの大会では、走りながら美しい街並みを目で楽しみ、給水所で現地の名産品であるワインやチーズを味わうこともできる。このように、参加者が楽しむための工夫が多いのが特長で、海外マラソン大会初心者でも安心できるよう日本人スタッフを派遣している企業もあるようだ。ただ走るだけでは物足りないという方は、この機会に旅ランに参加してみるのも良いかもしれない。

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02「グーグルグループ」

  • ■ 省庁も利用! 便利なクラウドサービス
  • ■ 意図しない情報公開に注意喚起

インターネット上でメールを共有できる米グーグルの無料サービス『グーグルグループ』。グループに登録さえすればすぐに知りたい情報が得られ、時間も短縮できるので省庁や医療機関などにも導入されている便利なサービスだ。しかし、その人気とは裏腹に初期設定のままだと閲覧制限がかからないため、気づかないまま情報を誰でも見られる状態にしているケースが多いのだとか。すでに、個人情報や中央官庁の内部情報など少なくとも6,000件以上が、誰でも閲覧できる状態になっていたという問題も起きている。次から次に立ち上がる便利な無料サービス。国家の情報を共有するのに、公開範囲も確認せずに流出させたのは言語道断だが、省庁が安易に無料サービスを使うことに問題があるのではないだろうか。

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03「オトナ思春期」

  • ■ 更年期障害の新呼称
  • ■ なんでもかんでも言い換えることに対する反発も…

ホルモンバランスの崩れにより、40代半ば頃から心身の不調が表れる更年期障害。女性の社会進出を実現しトレンドを牽引してきたバブル世代の女性が、いよいよ更年期に突入するということで、新たな需要が生まれるチャンスとして捉える企業も多い。たとえば、肌着大手メーカーのグンゼは、更年期障害の呼び方を『オトナ思春期』という可愛らしい呼び方に変えて今後の市場開拓に乗り出すことを発表した。更年期という響きに対するネガティブなイメージを払しょくし、前向きなイメージへの転換を狙っているという。しかしインターネット上では、あらゆる言葉をカジュアルなニュアンスに言い換える近頃の傾向に対し、反発する意見も多い様子。果たして、「オトナ思春期」は今後のマーケット拡大に貢献するだろうか。今後の動きに注目したいところだ。

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04「サステナブルファッション」

  • ■ “オーガニック”のさらに次の段階へ
  • ■ 服を作り続けるために必要なことを兼ね備える

オーガニックという言葉は、環境に優しい自然素材といった意味で広く浸透している。しかし現在、欧州では『サステナブルファッション』という言葉が注目を浴びている。サステナブルとは持続可能な、という意味で、つまり服を作る人々の労働環境や、環境に与える影響に関する一定の条件を達成できているのかを問われる。その目的は、社会的価値や労働者の満足度を向上させ、物づくりを継続できるようにするため。注目されているとはいえ、現状では一部のブランドがそのポリシーを取り入れているに過ぎない。ただ、影響力のある大手ブランドが先導すれば、さらにこのコンセプトが広まり、ファッションに対する価値観自体に変革をもたらす可能性があるのではないだろうか。

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05「医療専用SNS」

  • ■ 関係スタッフの効率的な情報共有を実現!
  • ■ 少子高齢社会をITで乗りきる!

病気の治療が長期に及ぶ場合、在宅医療を行ったり、より専門的な医療施設に転院・通院したりと、現代の医療現場におけるニーズは幅広く、情報の連携が不可欠となってきている。その一助となる試みとして導入され始めているのが、『医療専用SNS』だ。医師や看護師、薬剤師、介護のケアマネジャーなど、医療や介護に携わるスタッフが、共通APIを通じてそれぞれの端末から患者の情報を共有できるのが特徴である。さらにこうした情報を、患者自身はもちろんその家族もタイムラインで閲覧できるようになる。少子高齢化が進む社会において、ITを活用することで効率を高める手法は、医療現場だけではなく、ビジネス全体においても重要なことといえるだろう。

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06「ちゃばら」

  • ■ 秋葉原に新名所登場!
  • ■ 電機の街に食のつくり手たちが集結!

秋葉原と御徒町を結ぶ鉄道の高架下に新しい商業施設がオープンした。その名も『ちゃばら』。ちゃばらとは、青果市場の別名である「やっちゃ場」と「秋葉原」を掛けあわせた造語だ。今では秋葉原は「電機の街」として有名だが、かつては旧神田青果市場があり、食の街として名を馳せていた。そんな昔の姿を現代に蘇らせるかのように、全国から選りすぐりの「食のつくり手」たちが集まった。この施設の特徴は、それぞれの店舗で農家や加工業者などのつくり手が直接接客しているところ。商品についてつくり手側からの想いやストーリーを聞き、モノづくりの背景に出会うことで、歴史や風土を学び、日本をもっと愛するきっかけになる場を目指すそうだ。ただ買って消費するだけの時代は終わり、これからはかつてのようなつくり手と使い手が交流しながらモノづくりを大切にしていく温かみのある未来が待っているのかもしれない。

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07「UDタクシー」

  • ■ ユニバーサルデザインタクシー略して「UDタクシー」
  • ■ みんなにやさしい交通手段を目指して

本格的な高齢社会を迎える中で、「誰もが使いやすいタクシーを」という目的で誕生したのがUDタクシーだ。広々としたワンボックスタイプが一般的で、内部には車いすのまま乗車できるスペースがある。さらに乗降口にはスロープや手すりを備えているため、車いすやベビーカー、足腰の弱い高齢者にも優しいつくりとなっている。運賃料金は一般的なタクシーと同額にも関わらず、認知度の低さからまだ浸透していないのも事実だ。そんな中、認知度と普及率の向上に向けて神奈川県川崎市が乗り場スペースの整備などを進めた。今後、市内5駅で乗り場スペースの開設に取り組み、UDタクシーの本格的な普及に乗り出していくという。UDタクシーを市街で見かける日も、そう遠くはないかもしれない。

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