これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「ブランドトマト」

  • ■ 個性的なトマトに人気集中!
  • ■ 選ばれる野菜の条件とは

栄養価が高く、サラダの彩りにも欠かせないトマト。昔はその独特の酸っぱさや、熟れた実の痛みやすさから、苦手な人が多かったという。しかし近年、各農家や企業によって品種改良後された『ブランドトマト』の人気が高まっている。
完熟しても形が崩れにくい「桃太郎」だけでなく、高糖度の「アメーラトマト」や縦長ミニトマトの「ロケットトマト」など、味も形も様々だ。そして、食べやすく改良されたブランドトマトは、今やオフィスのおやつ代わりにする人もいるという。増税され、野菜の値段が高騰し続けている中、“選ばれる個性”の有無が、活路を見出すきっかけになりそうだ。

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02「宇宙庁」

  • ■ 宇宙政策を一手に担う新庁
  • ■ 宇宙の軍事利用への道を拓く

宇宙には利用するにあたっての規約があることをご存じだろうか。平成20年に「宇宙基本法」が施行され、自衛権の範囲内で軍事利用も可能になった。しかし、先日の集団的自衛権容認の流れから、宇宙の新たな活用法が必要だとして、政府は『宇宙庁』設置の計画を発表した。これは、「安全保障」に重点を置きながら「産業振興」「科学技術」の3本柱で宇宙利用を進めるためのもの。
宇宙基本法は定まったものの、具体的な軍事活動はまだしていないのが実情ではあるが、宇宙庁設置によって一気に宇宙からの安全保障活動を具体化していく見込みだ。宇宙の軍事利用の是非、日本の軍備拡大など様々な問題を含む宇宙庁。誰のものでもないはずの宇宙が、今後どのように利用されるのか。注目が集まる。

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03「寄生型サイト」

  • ■ 他人の著作物から広告収入を得るサイト
  • ■ 厳罰化により、違法性を周知させる狙いも

インターネット上には自作の音楽・動画をアップして公開するのが目的のサイトが多数存在する。しかし、その中の人気作を無断で自作サイトに公開し、広告収入を得る『寄生型サイト』が今問題となっている。
今までは半ば黙認されてきたが、著作権を侵害しているとして、今年5月には摘発者も現れた。警察は逮捕によってその違法性を周知させる狙いだ。また、Youtubeなどの動画サイトからのダウンロードが規制される中、寄生型サイトはダウンロードが容易であるという理由で支持を伸ばしてきた。しかし、著作権を侵害するとして、今後は厳罰化とそれに伴う利用者の減少が予想される。ネット上の創作活動を守るきっかけとなるか。利用者のモラル頼みではない、積極的な取り締まりが期待される。

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04「GU Fitting」

  • ■ 店外でも試着OK
  • ■ 新しい販売形式で集客

例えば洋服店でお気に入りのジャケットを発見した時、中に着るシャツをファストブランドのものと合わせて試着したいと考える人は少なくないだろう。この願望をかなえてくれるのが『GU Fitting』というサービスだ。
GU Fittingは、ファストファッションブランド「GU」の渋谷パルコ店が期間限定で行う新しい試着サービス。店内で気に入った商品があれば、試着して別のアパレルブランドの商品と組み合わせながら買い物をすることができるというものだ。仮に商品を買わなくても、最終的に試着したものを返却すればいいという。この「商品を試着して店を出ることが可能」という点がとても斬新で、注目を集めている。こうした試みは市場の活性化に繋がり、さらにはブランド間に相乗効果を与えることが期待できるのではないだろうか。

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05「楽天カフェ」

  • ■ インターネットとリアルの融合サービス
  • ■ 楽天初の常設店舗

インターネットで簡単に物が買える手軽さは、今や人々が手放せない便利なものだ。そんな中、インターネットで通信販売サービス「楽天市場」を提供する楽天株式会社が、常設型のリアル店舗『楽天カフェ』をオープンした。
この楽天カフェでは、楽天市場のお取り寄せサービスで人気を集めているスイーツや食品、アルコール類を実際に楽しむことができる。また、店内では備え付けのタブレットで電子書籍を読むことが出来たり、無料のWi-Fi環境も整っているので、ビジネスマンや学生にとって嬉しい空間となっている。インターネットでは可視化できなかった、利用者との距離を縮めることを目指す楽天カフェ。実際に体験してもらったことを機に、楽天市場の店舗にとっても、新しい発展へとつながることを期待したい。

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06「バードストライク」

  • ■ 年々増加している航空問題
  • ■ 鳥と飛行機の衝突

現代では安心して飛行機に乗り、安全な空の旅へ出かけることが出来る。そんな中、鳥が人工物と衝突してしまう『バードストライク』が、空路事情の中で問題となっている。
これは、離着陸直後の飛行機に、鳥が空中で衝突したり、ジェットエンジンに巻き込まれてしまうこと。ジェットエンジンが鳥を吸い込んで停止してしまうと、飛行機が墜落する危険性があるため、放ってはおけない問題とされている。成田国際空港会社では、猟銃による駆除や、鳥が嫌がる音をスピーカーで対策を施し、1日に数回「バードパトロール」を行っている。大きな機体である飛行機が、小さな鳥と衝突するだけでも、大きな事故につながりかねないバードストライク。東京オリンピックを控え、外国人の来日が増えている昨今、早急な対策が考慮されることを願うばかりだ。

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07「Googleボケ」

  • ■ Google的思考
  • ■ 旅行者の危機管理能力の低下

旅行に行くとなった時、大した準備もせず、泊まる所もろくに決めずに成り行き任せな人を見たことはないだろうか。そんな人は『Googleボケ』に要注意だ。Googleボケとは、主に日本人などの比較的治安の良い国に住む人が見知らぬ土地に行く際に、しっかりとした下調べをせず、現地でどうにでもなると思い込んでしまう思考のこと。
最近はWebやSNSが繋がっていることもあり、世界中みな同じ治安、情勢、常識と勘違いする人も少なくない。そのため、何も知らずに危険な地域に足を踏み込んでも自身の危機を察知できないでいる人もいるそうだ。こうした感覚は便利になり過ぎた世の中の副産物なのかもしれない。

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