これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

時流度チェック

01「昭和天皇実録」

  • ■ 昭和天皇の生涯を記録
  • ■ 激動の昭和を読み解く資料として注目

昭和天皇の崩御から25年。宮内庁は、昭和天皇87年の生涯を資料に基づきまとめた『昭和天皇実録』を公開した。計61冊の資料によって、昭和天皇の発言・行動を明らかにする。大正天皇にも同様の大正天皇実録が存在するが、公表されたものには一部黒塗りがあるなど、資料としての公平性を欠くものだった。今回は黒塗りされた部分はないという。また、海外の資料も入るほか、これまでの天皇実録が文語体だったのに対し口語体を用いるなど、今までにない試みが多数取り入れられている。
太平戦争、高度経済成長期、冷戦とその終了など、日本だけではなく世界的に見ても大きな出来事が重なった昭和。激動の時代を読み解く貴重な資料の公開に、研究者たちの注目が集まっている。

ページTOPへ

02「イーロン・マスク」

  • ■ 21世紀の天才起業家
  • ■ 未来のクルマに革命を起こす

電気自動車で有名な「テスラモーターズ」が、世界初の高級電気セダンである“テスラモデルS”を日本に納車した。そこで注目されているのは、テスラモーターズの共同創業者であり、CEO(最高経営責任者)の『イーロン・マスク』氏だ。
イーロン氏は、アメリカで活躍する21世紀の最高の発明家と呼ばれる経営者だ。電気自動車事業以外にも、民間による宇宙開発など、世界を変えるかもしれない事業を数々と展開。「アップル社の設立者である、スティーブ・ジョブズ氏に次ぐのでは」と世界中から期待の声があがっている。また、今回話題となっている電気自動車のバッテリーはパナソニック製ということもあり、日本の技術力との連携も注目されている。世界的な起業家の今後の活躍と共に、彼の起こした事業による世界経済への今後の影響にも注目したい。

ページTOPへ

03「なでしこ銘柄」

  • ■ 女性活用の企業株を表彰
  • ■ 今年度はさらに枠を拡大

企業での女性登用が叫ばれながら、思うように進まない日本。現状を打破するため、政府は2012年から女性登用が業績に結び付いている会社を『なでしこ銘柄』として表彰している。東証一部上場企業を対象に、女性の役員比率や、男性の育休取得率をアンケートによって調査し、項目を満たした企業の中で、業績が平均以上の企業を表彰するというものだ。
実際、女性役員がいる企業は、同業種のそうでない企業に比べ業績の伸びや、株価指数が高いというデータもある。女性の価値観をビジネスに持ち込むことで、競争力のアップに繋がりやすいと言えるだろう。個人投資家の間では投資銘柄決定の目安としても注目されるなでしこ銘柄。さらなる女性活用のきっかけとして期待される。

ページTOPへ

04「ニュースアプリ」

  • ■ 手ごろで簡単なニュース閲覧
  • ■ カテゴリーごとで、見やすい

スマホの普及と共に、新聞離れやニュース離れに拍車がかかっていると言われる現代。しかしそれら以外にも、情報を得る新たな手段が登場していることをご存じだろうか。それがスマートフォン向けニュース配信アプリケ―ション『ニュースアプリ』だ。アプリをインストールすることで、時事情報からトレンドニュースまで、スマホで閲覧することができる。若者を中心に爆発的に広がり、大手アプリだと200万ダウンロードを超えているものもある。また、基本的には無料(一部課金)で情報を得られる点も大きな魅力だろう。
新聞をとらず、ニュース番組をほとんど見ないという人も珍しくない時代だからこそヒットしたニュースアプリ。情報の収集方法の多様化が進む現代、さらなる広がりが予想される。

ページTOPへ

05「空き家バンク」

  • ■ 全国の空き家数が過去最多に
  • ■ 空き家の情報を希望者に提供

総務省が行った住宅・土地統計調査において、昨年の全国にある空き家数は、過去最多の13.5%であるということが判明した。こうした背景から、少しでも空き家を減らそうと活動する『空き家バンク』が注目されている。
空き家バンクとは、空き家の賃貸・売却を希望する人からの情報を、空き家の利用を希望する人に紹介する制度のこと。各市町村、またはNPO(非営利団体)が中心になって運営し、その活動は地方だけに限らず全国へと広がりを見せている。また、移住目的だけではなく、コミュニティスペースや留学生のシェアハウスとしても活用されている。首都圏においても、住民の高齢化により、持ち主の死後に親族が入居せず放置されるケースが目立つ。移住者を増やす手助けをする空き家バンクは、地域活性化へつながるきっかけとなるかもしれない。

ページTOPへ

06「ラウンドアバウト」

  • ■ 一方通行の円形交差点
  • ■ 交通渋滞のストレス緩和

日本では交通渋滞や交通事故など車を取り巻く環境の問題が年々深刻化している。そうしたトラブルを少しでも解消しようと、今年9月から正式に全国各所で『ラウンドアバウト』が導入実施されている。
ラウンドアバウトとは、3本以上の道路が交わる信号機のない円形交差点のこと。全て一方向にしか曲がれないので、右左折が入り乱れることがなく右折待ちをしなくて済む。さらに、直進ができないため必然的に減速するので、交通事故のリスクも軽減するのだ。交通量の多い道路では導入困難な部分がネックではあるが、郊外の住宅地などでは十分有効だろう。信号機が要らないため、電力削減・景観美化の視点からも推進されるラウンドアバウト。日本で今後どこまで普及するかが注目だ。

ページTOPへ

07「家事ハラ」

  • ■ 当たり前のように女性に押し付けられる労働
  • ■ 男性の長時間労働の原因にも

夫婦の共働きが珍しくなくなった現代、まだまだ「男性は仕事、女性は家事」という分業が当然だという既成概念は根強く残っているという。
そんな中、注目を集めているのが、和光大学の竹信三恵子教授が出版した書籍に書かれている『家事ハラ』という言葉。これは「家事労働ハラスメント」の略で、主に女性に家事・育児・介護などの家庭における労働が、当たり前に押し付けられている現状を問題提起した造語のこと。社会の家事労働の夫婦分担に対する理解の低さが、女性にとっての働きにくさや、男性が長時間労働に依存するということを招いているという。いまや日本経済に無くてはならない存在の女性労働者。更なる経済発展には、家事ハラへの理解と解決策が必須といえるだろう。

ページTOPへ
ページTOPへ