これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「グッドタイムトラベル」

  • ■ 「介護」をテーマにした旅行
  • ■ もしものときも安心

多業界で少子高齢化が問題視される中、介護ビジネスが注目されている。中でも、業界初の介護者とその家族の旅行をマネジメントするサービス『グッドタイムトラベル』が大きな話題を呼んでいる。
このサービスは、親族から介護状況をヒアリング後、専門医からのアドバイスを加味しながら旅行プランを立て、実際に旅行するというもの。専門資格を持ったスタッフが家族の代わりに介護をしながら旅行に同行するので、もしものときも対応でき、安心して家族旅行を楽しめると好評だという。また、このサービスが誕生した背景には、つきっきりの介護で旅行などの長期休暇をあきらめざるを得ない家庭の増加が挙げられる。高齢化によって「介護」をテーマにした旅行プランの需要は、ますます増えていきそうだ。

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02「青ペン勉強法」

  • ■ 青ボールペンで記憶力アップ?
  • ■ 副交感神経がポイント

“青いボールペンを使って勉強すると、記憶力がアップする”――こんな噂を耳にしたことはないだろうか。『青ペン勉強法』が今、じわじわと話題になっている。関連書籍にはベストセラーリスト入りしたものも存在する程だ。
ペンの色と記憶力に何の関係が? と疑問に思うだろうが、青には副交感神経を活発にさせる働きがあるという。また、人間が十分に記憶力を発揮するためにはリラックスすることが必須なのだが、副交感神経は脳と体をリラックスさせてくれるのだ。つまり、青色が目に入る=副交感神経が活発になる=リラックスできる=記憶力を発揮できる、という理屈だ。受験生に限らず、勉強熱心なビジネスマンも気になる青ペン勉強法。資格試験の準備に、日々のメモに、活かしてみてはいかがだろうか。

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03「マクロ経済スライド」

  • ■ 物価が年金に反映されない?
  • ■ 年金の寿命を延ばす施策に賛否両論

少子高齢化に伴い、以前から年金制度の崩壊は囁かれていた。そこでついに、年金制度崩壊を食い止めるための制度『マクロ経済スライド』が実施される。
これは、一定期間年金額の伸びを調整することで、財源の減少を食い止めようとするもの。これまでは物価と年金支給額は連動していたが、連動性を断ち切り、政府独自の「スライド調整率」によって年金額を割り出そうとする制度だ。平成16年度に制定されたこの制度だが、実施されるのは今回が始めて。一定以上の物価上昇が認められたときのみ実施されるため、デフレ傾向にあった今までは実施対象にならなかったのだ。複雑な制度に戸惑いの声も多く、受給世代からは批判も上がる中、実際に年金制度の延命に役立つのか。10年後、20年後に注目したい。

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04「アマゾンPB」

  • ■ 人気商品を自社販路で限定販売
  • ■ 生活圏でのアマゾンシェア拡大を画策

インターネット通販大手のアマゾン・ドット・コムが、新しい市場開拓に乗り出した。国内の日用品メーカーと連携して、米や飲料などの限定品『アマゾンPB』を確立した。通常、限定品を店舗に並べると定番品に押され、売れ行きが滞り、陳列から外されることが多かった。しかし、ネット販売にする事で、商品棚などの物理的な問題が解消されるほか、パッケージデザインの自由度が高まる。また、ネット販売の場合、画面上に内容物や企画など必要情報を表示することが可能なので、パッケージに無駄な情報を入れずに済み、よりおしゃれなデザインを凝ることができる。
さらに、アマゾンでは、購入者がカスタマーレビューという品評ができる欄があるため、消費者側は購買時の参考に、販売・開発者側は品質向上の重要なヒントになる。さまざまなプライベートブランドが立ち並ぶ最中、強力な流通網を駆使して、ネット販売でどこまでプライベートブランドが定着するのか注目だ。

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05「地中海ダイエット」

  • ■ 地中海発祥の食事法
  • ■ 偏った食生活にならないダイエット

おいしいものを食べたい。でも痩せたい。そんなジレンマに悩まされる人におすすめの、健康的なダイエット法『地中海ダイエット』が注目されている。
これは、地中海の食生活を参考にした健康的なダイエット法のこと。全9層からなる食品ピラミッドの中から、いくつかのルールに基づいた食品を食べたり適度な運動をする。たとえば、肉類は月に2、3回、魚介類は週に2、3回、豆や野菜は毎日食べるなどがある。元々はギリシャのクレタ島や南イタリアの食事法を指しており、その周辺に住む人が他の地域に比べて健康的な統計結果が出たことで注目を集めた。また、この食材ピラミッドはWHOなどが提唱したものだということも、信頼性の高さを示しているという。さらに、このダイエット法の長所は、日本人がやりがちな偏ったダイエットをしなくて済むところにある。本当に健康的な生活、痩せ方の源は、多種多様な食品をバランスよく食べることなのかもしれない。

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06「防災先進国」

  • ■ 自然災害からの教訓に
  • ■ 防災の知恵を海外に

物や暮らしが、豊かになりつつある近年。その反面、エネルギー消費の増加により、世界の自然災害による被害は、年々深刻な問題になっている。また、日本は多くの災害に見舞われている国であり、防災の技術も知恵も蓄積されている国として『防災先進国』と名高い。
そんな中、安倍首相が日本を「防災」で売り込んでいきたいと発表したことが話題になっている。その具体的な試みとして、発展途上国に対し、防災関連の人材育成や、建物の耐震化の対策費の援助を表明している。また、防災に限らず、地球温暖化、少子化といった課題に立ち向かうために、凶事から学び、培った知恵を世界中に発信していくという。さまざまな困難を教訓にして、より良い日本になることを願う。

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07「圏外グッズ」

  • ■ 携帯電話を強制的に圏外に
  • ■ モバイルツールの依存を解消

誰でもどこでも、携帯電話やスマートフォンを使用することがあたり前になった現代。今や携帯は生活の必需品であり、利用環境も整備されているため圏外となる場所は少ない。しかし、便利になった反面、マナーの悪化やモバイルツールへの過度な依存も問題視されている。そんな中、電波を遮断して圏外の状態にし、携帯電話やスマートフォンを使用不可にする『圏外グッズ』が登場した。
例えば、ニューヨークでは「フォンカチーフ」という、電波を遮断する素材で出来た小物入れが発表された。また南米ブラジルでは、半径1.5メートルの範囲を圏外にするビールクーラーも登場。さらに、日本でも電波遮断用のモバイルケースが注目されるなど、世界中で話題になっている。便利な時代になったとはいえ、道具に頼らなくてもマナーを守れるモラルが必要になってくるだろう。

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