01「スマートトラベル」
- ■ 効率よくお得に旅を楽しむ
- ■ 旅行業界も注目の最新トレンド
今年の5月のゴールデンウィークは5連休ということもあり、早くから旅行を計画する人も少なくないだろう。そんな中、多くの旅行者から注目されているのが『スマートトラベル』だ。
これは、様々なサービスを利用して、効率よく、お得に旅行する旅行スタイルのこと。航空券や新幹線チケットを早期割引サービスでお得に入手したり、旅行当日に空いているホテルを予約して、普段より安い料金で宿泊したりするなど、旅のクオリティを下げずに、効率よく旅費を抑えるというものだ。この旅行の傾向に、旅行業界でも早期割引や団体割引といったプランを取り入れるところも少なくない。今年の連休に旅行を計画している人は、ぜひとも参考にしてみてはいかがだろうか。

02「腸内フローラ」
- ■ 腸内細菌が健康に影響?
- ■ 世界中で治療法を研究
医療技術の進歩により高度な研究が行われるようになった昨今、脳梗塞や花粉症、うつ病など様々な病気の対策の一つとして『腸内フローラ』が注目されている。
これは、「腸内細菌」と呼ばれる多種多様な細菌・微生物によってつくられている腸内環境のこと。人の腸内には約1000種類、100兆匹以上の細菌が生息しており、この細菌類を細かく分析したところ、それぞれに動脈硬化を誘発する物質を抑制したり、花粉症の症状を抑えたりするなどの能力があることが発見されたという。そして、これらの細菌を活性化させることで、多くの病気を予防・治療できるそうだ。現在、腸内フローラは、具体的な治療法の実現化に向けて世界中で研究されているという。万病治療とも言われている、腸内フローラによる治療法の実現化が待たれる。

03「ロンキャリ女子」
- ■ ライフイベントを充実させながら働く
- ■ ずっと働きたい女性が増加
女性登用の流れが主流になりつつある昨今、女性自身の考えも大きく変化しているそうだ。女性としての人生を長期的に考える「ロングキャリア形成志向の女性」、いわゆる『ロンキャリ女子』が急増している。
これは、自身のライフイベント(結婚・出産など)を充実させつつも、その後も仕事を続ける長期的視点を持つ若い女性のこと。しかし、こうした女性の社会進出を後押しするには、「イクメン」の配偶者や、勤めている会社の協力も必要となる。女性の意識が外で仕事をしたいという考え方にシフトしていくのと同時に、社会的にも様々な環境整備をしていく必要があるのかも知れない。

04「卒婚」
- ■ 別居だけど仲良し
- ■ 新しい熟年夫婦関係
定年後の離婚率が増加していく中、打開策と成りうる熟年夫婦のあり方が注目を浴びている。『卒婚』をご存知だろうか。
これは、離婚をせずに、夫婦仲は良好な状態でお互いに好きなライフスタイルで生活すること。夫婦によっては、別居しつつも、家計は共通化し、たまに会うなどして生活するパターンもあるそうだ。最大のメリットは、自分らしく第二の人生を送れること。また、お互いがストレスの原因とならないので、信頼関係を保てるという人もいる。しかし、まだまだ世間的に認知されていないだけに、こうした関係性に踏み切れないことも少なくないという。時代の変化と共に、さまざまな結婚のかたちが認められていくのかもしれない。

05「教育プロレス」
- ■ 教育の現場にプロレス?
- ■ 子どもたちへ送る熱いメッセージ
人が感じる痛み、命の尊さ、夢に向かって努力すること、そして社会のルールを知るために。社会に出るまでの必要なルールを、子どもたちに伝えるために発足された『教育プロレス』が話題になっている。
これは、「プロレスを教育に活かしたい」と提唱するプロレスラーである幸村ケンシロウ氏が始めた試みで、実際には教育的なキーワードを組み込んだ試合(タッグマッチ)を観戦してもらう。例えば、選手入場前の式次第で、あいさつの重要性を伝えるなど、さまざまな場面に教育内容が盛り込まれている。そして試合後は、リングの上から子どもたちへ熱きメッセージを送るなど、工夫された指導方針をとっている。教育の新しい試みとして、さらに多くの場で継続するため、活動が広がりつつあるようだ。

06「ボーン・グローバル企業」
- ■ “はじめから外向き”の企業
- ■ 内需縮小を反映した国際化
初めは地域密着の経営を行い、事業が拡大するにつれ、日本全国、そして世界へ進出していく。そんな従来の経営拡大法の常識を打ち破るベンチャー企業に注目が集まっている。
それが、少子化で縮小し続ける内需をあてにせず、初めから世界市場に打って出る『ボーン・グローバル企業』だ。これは文字通り、創業時から国際市場で事業を展開していく企業のこと。著名な企業には電動バイクの製造販売を手がけるテラモーターズ株式会社や、映像機器の株式会社セレボなどが挙げられる。そして、これらの共通点はニッチな市場をねらい、高い技術を持っていることだ。先見性・技術力を兼ね備えたボーン・グローバル企業が、大企業さえも海外進出に悩む日本経済を変えるきっかけとなるかもしれない。

07「アプリ経済」
- ■ スマホ増加で新しいビジネス市場
- ■ 雇用の幅も広がる
どこにいても手早く情報を得られる便利さから、急速に普及したスマートフォン。それに伴い、新しいビジネス市場が大いに発展しているという。
買い物や道案内、また健康管理やゲームなど、今やさまざまなアプリが登場している。日常的に多くの人がアプリを使用する中、グーグル株式会社が、インターネットの日本経済への貢献に関する調査・分析結果を公表。そこでスマートフォンの台頭から生まれたビジネス領域を『アプリ経済』と定義した。アプリ経済は、ここ数年で高い成長率と雇用率を生み出し、店舗消費にもインターネット経由の情報収集が貢献している。今後の日本経済の成長にも不可欠とされるインターネットから、新しい雇用やサービスが生み出されるかもしれない。
