これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「無言カフェ」

  • ■ 「おしゃべり禁止」カフェ
  • ■ 癒しスポットとしても人気

カフェといえば、コーヒーや軽食と共にゆったりとした時間を楽しむ空間…と思う人は少なくないかもしれない。しかし、近年のカフェ利用者のマナー低下により、大人数での利用や長時間にわたる騒々しい会話などが目立ってきているという。
そこで、最近、静かに人気を呼んでいるのが『無言カフェ』だ。これは、原則店内での会話を禁止しているカフェのこと。店内では、注文時以外は無言でいることがルールとなっており、どうしても会話が必要な場合は、テーブルに置いてあるノートで筆談することができる。利用者からは、「“全員が無言”という非日常感を楽しめる」「カフェに居ながら“一人の空間”を味わうことで癒された」などと好評だという。特殊なルールを設定することで、今までに無い演出を生むことは、他のビジネスにも活用できそうだ。

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02「国産ステルス戦闘機」

  • ■ 戦後初となる国産戦闘機
  • ■ 大きな経済効果が望めるとの試算も

日本初となる戦闘用ジェットエンジンの開発が進み、純国産の高機能戦闘機の実用化が現実味を帯びてきたことをご存知だろうか。試験飛行が今夏に予定されていることもあり、『国産ステルス戦闘機』が今、話題になっている。これは、政府が航空自衛隊で使用されている戦闘機の後継として、レーダーなどに探知されにくい性能をもつ国産戦闘機の開発を進めているものだ。背景として、戦闘機用の強力なエンジン製造に目処がついたことが存在し、完成すれば日本初の純国産戦闘機となる。日本の最新技術が集約されることもあり、諸外国の既存ステルス機を超える能力が期待されている。
防衛省は、開発によって24万人の雇用機会が見込まれ、経済効果は8兆円を超えると試算。新技術の開発にも繋がり、特にエンジン技術は旅客機や発電にも応用できるという。新戦闘機開発は国防だけでなく、日本経済に広く影響を与えるかもしれない。

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03「セラピードッグ」

  • ■ 捨てられた犬が人の心を癒す
  • ■ 大幅な医療費削減に繋がる!?

動物が高齢者や障害者施設、刑務所などで人の心を癒す「アニマル・セラピー」はある程度世の中に浸透してきた。そんな折、犬に特化した『セラピードッグ』が注目を集めている。これは、人の心をケアするために、特殊な訓練を受けた犬のこと。
最大の特徴は、セラピードッグの多くが、捨てられて殺処分される予定だった犬ということ。また、犬は人の喜怒哀楽に素直な反応をするうえ、猫などと比べて人との触れ合いにストレスを感じにくい。さらに、アニマル・セラピーの代表格である馬やイルカよりも飼育がしやすいという点から、大きな注目を集めるようになった。実際にセラピードッグを導入していく施設が増えれば、大幅な医療費削減に繋がると見込まれているそうだ。昨今のペットブームの影で、年間約17万頭以上の犬猫が処分される現状。本当の癒しを求める人とのマッチングが可能なこの試みに期待していきたい。

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04「女性ゼロ議会」

  • ■ 自治体の2割以上が「女性ゼロ」
  • ■ ダイバーシティ社会の実現へ

人々の暮らしを形成する地方議会。そこで議論を行う議員の男女比が今、問題となっていることをご存じだろうか。
『女性ゼロ議会』と名付けられた、女性議員を含まない地方議会は全国に約380存在する。中でも、九州や東北の町村議会でその多さが目立つという。しかし、本来は様々な視点から議論を行うのが議会の役割である。女性の社会進出の活性化や少子高齢化などの社会問題に世間の関心が高まっている現在、政治に女性の視点は欠かせないはずだ。先日の地方選挙で、千葉県の勝浦市議会に初の女性議員が誕生したことは、一部で大きく取り上げられた。これを機に市政が変わるのでは、という期待も大きいという。女性が選挙権を得てから約70年。多様な生き方を受容する「ダイバーシティ」社会実現のためにも、女性ゼロ議会の解消と、女性議員のさらなる活躍が待たれる。

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05「カード展示」

  • ■ 店頭に現物が置かれない!?
  • ■ 買占め防止の役割も兼ねる 

最近の家電業界は、ネット販売に対抗すべく飲食店や被服店を取り込んだ大型店が乱立するなど、商戦が複雑化している。その一方で、店舗面積がそこまで広くない中型店を中心に『カード展示』が一般化されてきている。
これは、実際の商品を陳列せずに、商品の型番や写真が載ったカードを陳列する展示方法で、店舗側に多くのメリットがある。たとえば、現物を陳列するよりもスペースをとらない。また、実際の在庫数を見られなくすることで、外国人観光客などの過度な買占めを断るきっかけにもなる。さらに、USB端子などの、小さくて高価な商品の万引き防止にも一役買っているそうだ。消費者意見は、実物を見たい気持ちもあるだろうが、常に商品が豊富に揃っているように見えるため、購買意欲が刺激されるらしい。多様化されている家電業界の新たな販売方法から、今の世の中の一端が見えてくるかもしれない。

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06「公衆Wi-Fi」

  • ■ 各地で整備する動きが進む
  • ■ スマートフォンユーザーの約半数が使用

今や世界中で整備が進んでいる『公衆Wi-Fi』が、日本でも各地で普及する動きが活発になっている。公衆Wi-Fiとは、無線LANを利用したインターネット接続を提供するサービスと場所のこと。
最近、街中の誰もが無料で利用できる公衆Wi-Fiが増えつつあり、使用するとお得な情報やクーポンが取得できるなどのサービスもある。街中だけではなく、カフェや商業施設内での設置も進み、スマートフォンユーザーの約半数の人が利用しているという調査結果も出ている。しかし、自分の端末の通信料を抑えられるなど、メリットも多い反面、不特定多数の人が使用しているため、セキュリティの面では不安が残る。訪日外国人向け、または災害時の情報通信手段を確保することも目的とされる公衆Wi-Fi。今後も日本国内にて、設置が広がっていくことが予想されている。

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07「ネット人格」

  • ■ 現実とネット上での性格の差異
  • ■ ネットマナー対策も必要に

実際に接してみるとおとなしい人が、インターネット上では想像も付かないほど攻撃的な人格に――。インターネット上での印象と、実際に会ったときの人柄や性格に格段に差異が見受けられる人のことを指す『ネット人格』という言葉が最近話題になっている。
インターネット上では、匿名を使用できる場面も多く、人からの視線を気にしなくなる傾向が高い。それによって、言葉づかいや品位を気にしなくなってしまうことが多いという。さらに、SNSの普及により、インターネット上で自分の気持ちや意見を交わす場面も増えたことから、よりネット人格の存在が認識されているようだ。現代では、インターネットが人々にとって不可欠なものの一つになっている。だからこそ、ネット上の過激な論争の規制や、プライバシー法制が重要となっていくのかもしれない。

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